アーリー・インターベンション

Early Intervention Services 
乳幼児早期介入サービス(0歳~3歳)
アーリー・インターベンション・サービス

■ アーリー・インターベンションとは?

アーリー・インターベンション・サービスとは、IDEA(障害者教育法)のC項目に提唱されるカリフォルニア州幼児早期教育プログラム(アーリースタート・プログラム)の一貫として、発達遅滞のある生後36ヶ月までの乳幼児もしくは将来障害を持つリスクの高い新生児、そしてその家族のために提供される福祉サービスの総称です。 当事者である家族に対して、総合的観点から子供の発達を助けるための各種サービス(診断を目的とした医療、セラピー、教育、精神的サポート等)が提供されます。

■ 対象児とは

誕生から36ヶ月までの乳幼児で、検査などの診断の結果下記の5項目の少なくとも一つ以上に遅れが認められる場合:

* 認知能力の発達
* 運動・身体的発達(視覚・聴覚を含む)
* 言葉の発達
* 社会性・精神性の発達
* 環境適応能力

発達遅滞とは、月齢相応の平均的発達に比べ顕著な遅れが認められる場合をさします。時には、検査時には顕著な問題が見られなくても、将来障害の出る可能性が高いと判断される場合は対象児となります。また、両親や兄弟が障害を持つ場合や出産時の問題、例えば低体重児、未熟児、仮死産児、又は出産後新生児期のけいれん発作など医学的見地から将来の発達に心配がある場合も対象となります。
いずれにしても専門の医師による診断が必要になります。 診断を受けたら直ちにリージョナルセンター又は地域の教育機関にその旨連絡をする必要があります。

■ サービス内容

該当期間は連絡を受けてからある一定期間内に検査・評価を実行し、必要なサービスを検討する事になります(リージョナルセンターの場合は2005年1月時点で120日以内)。リージョナルセンターでの受け入れが決定すると同時に両親を加えたスタッフによりIndividualized Family Service Plan (IFSP) が作成 されます。その後、対象児が36ヶ月になるまで6ヶ月毎にIFSPを作成します。リージョナルセンターや地域の教育機関から提供されるアーリーインターベンション・サービスは無料です。加えてこれらのサービスが重複しないように、又子供の生活する自然な環境の中で提供されるよう調整される必要があります。
これらのサービスとは:

  • 発達のモニターとサービスのコーデイネーション
    子供の発達進行状況を評価し、それにそって必要なセラピーやサービスを検討
  • オキュペーショナルセラピー(作業療法)
    神経系知覚運動とその発達障害、主に自身の身の回りのこと、知覚発達、食事、遊びなどに影響がある場合の治療
  • フィジカル・セラピー(理学療法)
    全体的神経系筋障害(運動障害)に対する療法
  • スピーチ・セラピー(言語療法)
    子供のニーズ・年令・能力に見合った会話、咀嚼等の口の運動、食事能力の指導
  • 乳児発達プログラム
    家庭又はセンターにおける教育プログラムで、認識知覚・言語・運動能力・情緒・適応能力などの発育を刺激する内容のもの
  • 診断を目的とした医療サービス
    聴覚・視覚・栄養・特別看護サービスを含む
  • ファミリーサービス
    レスピットケアー、サポートグループ、カウンセリング、精神的ケアー、指導、
    * 行動療法(DT, ABA, Behavior、Play Therapy, Floor Time)トレーニング等を含む
  • トランジション計画(進学等の変換期の対処計画)
    3才でプリスクール(保育園)または他のサービスに移行する際の支援業務
  • その他
    送迎サービスなど

■ 関係する機関

カリフォルニア州ではDepartment Of Developmental Services(発達・発育関係サービス局)とCalifornia Department of Education(カリフォルニア教育局)が、この乳幼児早期教育のリーダーシップを取り、関連サービスを提供する責任をおっています。つまりカリフォルニアではリージョナルセンターと地域教育機関両方の教育でアーリー・インターベンションのサービスが提供されるというわけです。これらサービスをスムーズに遂行させる為に州を32の区域に分け‐これを
Local Interagency Coordination Areas (LICAs)と称しています。

■ 地域教育機関(学校区)
視覚、聴覚、重度の整形外科的身体障害のいずれか、もしくはそれらの二つ以上に障害がある場合。サービスは子供の家庭かセンターで提供され、時には教育機関とリージョナルセンターの両方から同時にサービスを受けるケースもあります。

■ リージョナルセンター
リージョナルセンターは、専門家からの診断がなされた障害児、及び様々な医学的理由により将来発達に問題が起きる可能性のある乳幼児にアーリー・インターベンション・サービスを提供します。
Department of Developmental Services http://www.dds.cahwnet.gov/

■ CCS (California Children’s Services)
カリフォルニア・チルドレンズ・サービス
19720 E. Arrow Highway
Covina, CA 91724/Tel(909)858-2100(一般情報)
CCSは、検査、特殊医療器具の提供及びそのメンテナンス、セラピーなどを提供します。CCS医療セラピー部(MTU)はオキュペーショナルセラピー、フィジカルセラピーが必要と判断された子供に無料でセラピーを提供します。時にはCCSとMEDI-CAL(医療保護保険)の両方から医療費の援助を受ける
ケースや、医療保険でカバーできない部分をCCSからの援助に頼るという
ケースもあります(親の収入額による)。

■ Los Angeles County Department Of Health Services  http://www.ladhs.org/
Alcohol And Drug Program Administration http://www.lapublichealth.org/adpa/
ロスアンジェルス郡衛生局/アルコール・麻薬プログラム管理部
714 W.Olympic Blvd.,10thFloor
Los Angeles, CA 90015/Tel(213)744-6516

■ Department Of Mental Health http://www.dmh.ca.gov/
精神衛生局
Los Angeles County Mental Health
2415 W.6th St.
Los Angeles, CA 90057/Tel(213)738-4601

■ Department of Social Services http://www.dss.cahwnet.gov/
社会福祉局
Los Angeles County Department of Public Social Services
12860 Crossroad Parkway South
City of Industry, CA 91746/(310)908-8380
Los Angeles County Department of Children And Family Services http://dcfs.co.la.ca.us/
425 Shatto Place
Los Angeles, CA90020
Tel(213)351-5602

■ 私達がもらったサービス

【鈴木さんのケース】

私の場合は長男には視覚障害があり、又その当時お座りができていなかったこと(運動発達遅滞)があり、一歳になる前にリージョナルセンターのアーリー・インターベンションのサービスを受ける事になりました。

長男がもらったサービスは:

  • オキュペーショナル・セラピー
  • インファントスペシャリストによる自宅でのセラピー
  • センターベースのスペシャル・エデユケーション・プログラム

私がもらったサービスは:

  • レスピットケアー

【濱川さんのケース】

私の場合はリージョナルセンターに申請し、約一ヶ月後に見てもらうことができました。
息子が21ヶ月の時に自閉症と診断されアーリー・インターベンションを受ける事になりました。 症状は自閉症独特の症状、言語、知的、運動面の発達障害、摂食障害などです。 スペシャル・エデユケーション・プログラムも私達の納得のいく学校を選ぶ事ができました。サービスコーデイネーターとは密に連絡を取ってこちらの様子を知ってもらう事が一番大切なことだと思います。

息子へのサービス内容は:

  • スペシャル・エデユケーション・プログラム
  • インホームのABA
  • ミュージックセラピー
  • クリニックでのオキュペーショナルセラピー
  • クリニックでのスピーチセラピー

他に斜視と激しい歯軋りがあったので検眼と歯科検診を、また聴力検査も何度か受けました。通学には送迎も出ました。それからレスピットケアーです。

2005年3月