私達『手をつなぐ親の会』(JSPACC)は、ロスアンジェルスを拠点とし、障害を持つ子供達の、日本語を話す親たちが組織するサポートグループです。ロスアンジェルスの非営利福祉団体であるリトル東京サービスセンターの協力の下、1994年に再結成されました。 障害を取り巻くアメリカの法律やシステム、常識の違いを日本語で学びつつ、精神的にも支え合うことで、各親の自立をサポートしていくことを目的に活動しています。
スピーカー:矢吹華絵SEEK Educationn Inc, Program
『ABAとRDI』 子供の問題行動について。スピーカー:矢吹華絵 内容:Seek Education INCの矢吹かえさんによるABAとRDIについてのセミナーを、 わかりやすく日本語でとり行います。後半に質疑応答の時間も予定してます。 矢吹さんは、長年JSPACCに関わっていただいているBehaviorの専門家で、経験も長い方です。 お子さんの問題行動についてお困りのことがありましたら、この機会にぜひ参加して質問してください。 ABA(Applied Behavior Analysis)の主な考え方は、子供がとる行動(behavior)直前のでき事(antecedent)と事後のでき事(consequence)により、行動そのものが影響され変化するという理論に基づいて学術的に研究され発展してきました。 事前と事後のでき事や与える刺激を変えていくことで、適切で望ましい行動を増やし、同時に癇癪(かんしゃく)や注意力が散漫になる自己刺激行為(self stimulatory behavior)など、問題になる行動を減らす治療法です。 RDI(Relationship Development Intervention) 自閉症児に最も欠けているものは、他の人とうまく関わる事です。一般的に長い目で見た場合、社交性がある子供は大人になってから社会に出て独立できる可能性が高いことから、RDIは社会性と感情の発達を重視、人間関係を上手に作ることを目標に考案された新しい治療法です。この手法もフロアタイムと同じく行動療法とは異なる発達療法で、遊び心が一杯の人々と楽しく交わることで豊かな感受性や対人関係能力を養っていきます。言葉に依存せず人の表情や行動から相手の意図を読み取る訓練をして他人の目を見る回数を増し、意表をつくことによって生じる笑いに溢れる遊びを交えながら子供の関心を呼び覚ますなど、RDIのプログラムは子供のレベルに応じて進歩させていく系統的なものになっています。人間として一番大切な人との交流が楽しいと思うことで、自ら積極的に人と交わるようになり、そこから他人の気持ちも理解できるようになって友達もできるというのが目的のひとつです。 この治療はセラピストが行うこともできますが、接触する時間が長い親がその手法を学んで日常生活の中に取り入れていくことが最も効果的であるとされています。 ただし攻撃的な行動や不従順な行動がある子供には適していないので、まずは行動療法などで不適切な行動を改善してから始めることが必要です。 お飲み物は、マイドリンクでお願いします。