ニュースレター

2016年10月ニュースレター Buddy program パンプキンカービングのお知らせ

「NEWS LETTER」
■ 手をつなぐ親の会ニュースレター ■
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VOL.23 NO.221 OCTOBER, 2016
JSPACC C/O LTSC 231 E.3rd ST G-106. Los Angeles, CA 90013
Phone:(213)473-1602(LTSC) FAX(213)473-1601(LTSC)
Web Site: http://www.jspacc.org
e-mail: info@ jspacc.org
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《目次》
1.10月例会のお知らせ
2.11月例会のお知らせ
3.シブリング会主催ハロウィン親子仮装パーティーのお知らせ
4.Buddy Programパンプキンカービングのお知らせ
5.9月例会報告
6.北部東部小部会ガレージセール報告
7.JSPACC JAPAN活動報告
8.Buddy Program参加者募集のお知らせ
9.“専門家に聞きました”からのお知らせ
10.シブリング会便り
11.シブリング会会員募集のお知らせ
12.我が家からのニュース
13.新入会員の方のご紹介
14.今後の予定

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1.●《10月例会のお知らせ》●

<役員会主催>

日時:2016年10月8日(土)9:30〜11:30
場所:立正佼成会
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Los Angeles
2707 East First Street, Los Angeles, CA 90033

トピック:“作業療法の視点から見た
日本の発達障がい児の現状について”
スピーカー:文京学院大学 保健医療技術学部
作業療法学科 西方浩一准教授

今月の定例会では、日本で作業療法に携わっておられ、
現在USCにご留学中の西方先生に、日本の発達障がい児の現状や、
先生のご専門である、接食に関するセラピーについてお話をして
いただきます。

日本の作業療法や療育の現状について、また、食べ物を食べる
ことに関する訓練について等、貴重なお話が伺える機会です。
是非多くの皆様のご参加をお待ちしております。

事前質問も受け付けさせて頂きますので、ご質問がある方は、
真野 hikarimano@yahoo.com までお送りください。

どうぞよろしくお願いいたします。

役員会一同

*10月の月例会はニュースレター発行前に行われましたので
お知らせが前後しました事、ご了承ください。

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2.●《11月例会のお知らせ》●

<サウスベイ・ウエスト地域小部会主催>

日時:2016年11月19日(土)9:30~11:30
場所:立正佼成会
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Los Angeles
2707 East First Street, Los Angeles, CA 90033

11月の定例会では、Disability Rights Californiaの
Lisa NavarroさんにリージョナルセンターのPurchase
of Servicesにおける、有色人種、マイノリティファミリーへの
サービス格差についてプレゼンテーションをしていただきます。

詳しくは、後日会のMLにてお知らせさせて頂きます。

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3.●《シブリング会主催
ハロウィン親子仮装パーティーのお知らせ》●

今年もシブリング会主催JSPACCのハロウィンパーティが
近づいてきました。どなたでも参加出来ます!!

日時 10月23日(日曜日)
11時受付 11:30スタート
2時終了予定

場 所 立正佼成会
2707 EAST FIRST STREET LOS ANGELES CA 90033

参加費 (一家族) $5.00

今年も仮装コンテスト、ミニゲーム、フリーズダンス、ピニャータ
など楽しいイベントが盛りだくさん!豪華賞品を用意しております。

参加される親子は楽しく仮装しましょう!!

お子様にはお菓子を入れるトリートバックをご持参下さい。

*参加ご希望の方は参加者全員のお名前とお子様の年齢、
仮装のテーマ、コンテスト時のBGM曲のリクエスをお知らせ下さい。
(リクエストがない場合はこちらで用意させて頂きます)

コスチュームとBGM を当日までサプライズにしたい方はMLではなく
直接 yukarimura@yahoo.co.jp ウィッシングまでお知らせください。

当日はポットラックとなっております。ポットラック一覧より
お選び下さい。

目安はフードは5人前以上お願い致します。おかずは多いほど
大歓迎です。飲み物はこちらで用意いたします。

また アレルギーなどでお菓子の食べれないお子様がいらっしゃる
場合は事前にお知らせ下さい。

お申込み締め切りは10月16日(日)とさせて頂きます。
お早めにお申し込み下さい。

参加お申し込みの受け付けを開始します。なお、ポットラックの
内容、コスチューム、曲のリクエスは後日でもかまいません。
まずは参加のご連絡をお待ちしています!!

たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。
今年も大いに盛り上がりましょう〜!

シブリング一同

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4.●《Buddy Programパンプキンカービングのお知らせ》●

毎年恒例の秋のイベントのひとつ、Buddy Programによる
パンプキンカーヴィングのお知らせです。
今年もシブリング会のハロウィンパーティの前(午前中)に、
同じ立正佼成会にて開催します。

コスチュームを着て、buddyと一緒にカーヴィングを楽しみましょう!

時間等の詳細は、後日buddy program MLにてお知らせさせて頂きます。

日にち:10月23日(日)
場所:立正佼成会
2707 E. 1st Street Los Angeles, CA 90033

※ このパンプキンカーヴィングはBuddy Programに登録されている
メンバー対象のイベントです。参加には、事前にBuddy Program
へのお申込みが必要となります。
Buddy Programでは、随時メンバーを募集しておりますので、
詳しくはニュースレターに掲載されております募集要項をご参照
ください。

ご質問は各地域部会のBuddy Program部員
(北部・東部:ロジャース・尾崎、オレンジ:池内、
サウスベイ・ウエスト:磯崎)またはBuddy Program部
リーダー磯崎 kyisozaki@gmail.com まで。

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5.●《9月例会報告》●

<オレンジ・サンディエゴ小部会担当>

タイトル:IEPワークショップ
スピーカー:山田香苗さん

日時: 2016年9月17日(土)9:30am-11:30am
場所: 立正佼成会
(Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Los Angeles)
2707 East First Street,Los Angeles,CA 90033 USA

参加者:大森瞳、朝比奈涼子、岩沢奈央子、野口麻美、
西方浩一、馬上真理子、真野光、渡邉由美、ハーダー容子、
阿久津美紀、磯崎葉子、鈴木ゆきえ、ウイッシングゆかり、
伊藤緋夏、袴田みつ子、池内和世
16名

トピック
IEPミーティングについて

子供に障がいがあるから、Special Educationがあるのではなく、
普通学級で同じように学んでいけるようにサポートするのが
Special Educationである。学校区は出来るだけサービスを
提供する義務がある。なぜなら
IDEA(Individuals with Disabilities Education Act)という法律
がある。障がいを持つ子供達の教育を受ける権利を保障する法律
(1975年に出来るまで、障がいを持つ子供達は障がいがあるため
教育を受けられなかった)。

1,FAPE(Free Appropriate Public Education)
学校区には障がいを持つ生徒に無償で適切な教育を提供する義務
がある。

2,LRE(Least Restrictive Environment)
学校区には生徒にとって最も制約の少ない環境で教育を受けさせる
義務がある。(健常児のいるクラスで一緒に学ぶ環境が最も制約が
少ないが、障がいの程度によりひとりひとりのニーズが違うので、
その生徒にとって一番制約が少ないかをIEPミーティングで決める。)

3,Zero Reject
学校区は障がいを持つ子供を拒否出来ない。全員受け入れる。

4,Fair Assessment
公平で全般にアサスメントをうける権利

5,Due Process Hearing
親や本人が学校区と合意に達しない場合Courtにファイル出来る。

6,Parents and Students Participation
IEPミーティングには親又は本人が参加出来る。

IEPとは
Individualized Education Program個別教育プログラム(IEP)
を通してFAPEが提供される。プログラムの内容はIEPに具体的に
書かれる。(その生徒だけにつくられた特別な教育プログラム。
FAPEの無償で適切な教育がIEPの中に具体的に書かれる。)

IEPプロセス
IEPには最低次の4つの事が書かれているか、確認すること。

Present Level Of Performance(PLOP)
子供の現在の機能レベル(出来る事、出来ない事、強み、弱みなど
Academics Self-help skills Social skills Vocational skills
etc.

Annual Goal and Short Term Objectives
年次目標と短期目標 現在のレベル、また、アセスメントの結果
に基づきこれから1年間の目標を設定する。(一年間後何が出来る
かのゴールを決める。)

Goals&Objectives
(長期目標1年と2~3ヶ月の短期目標。長期目標を短期毎にもらう
プログレスレポートなどでチェック出来る。ここでの短期の目標が
達成できていなければ、もう一度IEPミーティングをリクエストし
何が必要か話し合う。)

Support and Services
目標を達成する為にはどんなサポート、サービスが必要か。
Related Service
(子供に合った必要なサービスをクラスの担任や他の先生と共に
専門家の力を借りてデイバイスを使うなどのサービスを使って
目標を達成する。)

Placement
IEPを実施するための(FAPEを提供するための)教育の場、つまり
学校を決める。
最も制約の少ない環境(LRE)で教育が提供されなければならない。

IEP Meeting&Assessment
IEPミーティングは最低でも毎年1年は開かれる。(Annual IEP)
IEPの見直しや変更のために親が必要だと考えた時には、いつでも
IEPミーティングを要請することができる。書いた物でリクエスト
すること。(IEPミーティングの前にアセスメントを行い、子供の
今の状態を知り、去年の目標の達成度を参考にして次の年の目標
が決められる。その子のレベルで実現可能なゴールを設定され
なければならない。)

Assessment(査定)
書面でのアセスメントのようを受け取ってから15日以内に、
学校区は、親に対しアセスメントプランを出さなければならない。
親アセスメントプランにサインをした日から60日以内に
アセスメントが行われ、その結果を話し合うIEPミーティングが
開かれる。(アセスメントについて話し合われ、どういう
リコメンデーションをもらっているかIEPチームが合意すれば
新たなサービスが始まる。)

IEPミーティングに参加する人達

学校区の代表(お金を出す決定を出来る人)
担任の教師
普通教育の教師
アセスメントの結果を報告する専門家
リージョナルセンター
アドボケイト、弁護士
友達、親戚、医者など、子供を知っていてサポートしてくれる人
通訳(学校区にリクエスト出来る)など。
(サービスを出す決定権がある人が入っていなければならない。
学校により違うので確認すると良い)

Due Process Hearing
学校側と親側が合意出来ない項目がある場合、Due Processを
ファイルする事が出来る。

Resolution Meeting(ファイルを受け取り15日以内に話し合いの
ミーティングが開かれる。親と学校が妥協案など出し合う。)
Mediation Meeting(決裂した場合のオプションで、第三者が話し
を聞き歩み寄りの提案が出る)
Formal Meeting(裁判官や証人が来て証拠や証言をして裁判官
により決められる。)

Resources
Disability Rights California (アドボケイトの相談に無料で
のってくれる。)
http://www.disabilityrightsca.org
Task(Team of Advocates for Special Kids) (オレンジカウンティ
にある親の団体)
http://www.taskca.org
JSPACC Peer Support (山田さん,馬上さん,磯崎さん)
yumekanae@sbcglobal.net(山田香苗)213-505-2801

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後半は学年に分かれて個別相談会を行いました。
参加して下さった方からの感想です。

今日は初の月例会でIEPワークショップに参加させて頂きまし
た。息子は今年の2月に3歳になり、その少し前に初めてのIEP
ミーティングがありました。息子のサービスが果たして充分
なものなのか正直不安に思っている部分もあり、山田さん、
磯崎さんにIEPを実際に見てもらって沢山のアドバイスを頂き
目から鱗がボロボロ落ちる思いでした。
これから先何年もIEPに関わっていくので、親として子供の為
に必要と思うサービスに関しては積極的に学校区側に働き
かける姿勢が大切なんだという事を痛感しました。
本日はありがとうございました。
岩沢 奈央子

IEPセミナーに参加して、同じ学年のお母様がいたことで各家庭の
お子様の状況がそれぞれ違いますが自分の状況をあらためて再確認
できました。自分の近くには、IEPの事がわかっている人が
いなかったため親の私が今まで気付かずどのように対処していい
のかわからまいまま日々過ごしておりました。
子供を目標のゴールに近づかせるためには何させたらいいのか
学校での年次のIEPミーティングでしっかり話し合うようにしたい
と思います。また3ヶ月毎のプログレスレポートも目標に近づいて
いない場合には、対処の方法を決める努力をしたいと思いました。
まだまだ書類の内容で理解できないことがありますが、しっかり
勉強していき子供のサポートにまわりたいと思います。
いろいろ教えていただきましてありがとうございました。
今後とも宜しくお願いします。
袴田 みつ子

この度の例会、IEPワークショップに参加させていただいてとても
勉強になりました。前半は山田香苗さんによる、IEPについての
説明は限られた時間の中で分かりやすくご説明をいただいてとても
よかったと思います。後半はグループに分けて参加者のケースに
対し先輩のみなさんからアドバイスなど頂いて、みなさんそれぞれ
違った学校区、違ったケースですけれども、共通する部分も多く、
先輩のみなさんからの貴重なご意見とか提案などとても参考に
なりました。短い時間でしたが、今後もこのようにしてすこしずつ
勉強させていただきたいと思います、有難うございました。
伊藤緋夏

2月に娘が3歳になり、IEPミーティングを初めて経験しました。
ミーティングには自分で情報を集めて臨んだものの、今回の月例会
に参加し、改めて不足点や気付きが沢山あり事前の準備が満足に
できていなかったと痛感しました。
ワークショップでは山田さん、磯崎さんにIEPの書類を見て頂き、
書類の不備に気づいたり、今後のIEPの進め方に関しても大変参考
になるアドバイスを頂きました。また、他の参加者の方から実際の
IEPのお話を聞けたことも参考になりました。次回のIEP
ミーティングに向けて、事前準備や心構えが出来そうです。
ありがとうございました。
大森 瞳

うちの娘は今年5月に3歳になり、最初のIEPミーティングを終えた
所でした。自分で読んでいたつもりでしたが、注意すべき所や
知っておくべき法律など、知らない事も多かったのでとても勉強に
なりました。
また、後半の子どもの年齢に合わせてグループに分かれ、各自の
IEPについて相談する時間も、とても有意義でした。
前半のセミナーでの質問をしたり、学区によって書類の形式が違う
ので、自分の書類のどこに何が書かれているのかを教えて
もらったりしました。私のグループは参加者全員が3歳で、初めての
IEPを終えた所だったので、同じような疑問もあり、他の人の話を
聞くだけでも参考になったので、年齢別に分けてあったのも
とても良かったです。初めてなので的外れかもしれませんが、
学区別に分かれての相談時間があったらまた別の情報交換が
出来るのではないかと思いました。またこのような機会があったら
参加したいです。山田さん、磯崎さん、ありがとうございました。
朝比奈涼子

息子15歳10年生です。中学校より上のグループに参加しました。
普段お会いしても会話したことがない方々のそれぞれ具体的な
ケースなど色々とお伺いでき、お互いにアドバイスしあい、貴重
で有意義な時間を持てました。(時間が少なかったかな?)
ありがとうございました。
鈴木幸江

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6.●《北部東部小部会ガレージセール報告 》●

9月24日(土)、12月4日に予定されているホリデーパーティーの資金
集めのため、北部東部小部会のガレージセールを行いました。

朝の6時半に集合し片付けを含めて午後3時過ぎまで、北部東部
小部会から総勢約15名以上と多くの方がお手伝いをして下さい
ました。

土曜日という事で子供の補習校の送りお迎えがあり2往復も
してくださった方、みんなで30分ごとに役割分担を決めて表で
貼りだしてありましたが、その表をこなしながらもみんなで袋
を配ってお客さんへどんどん宣伝して積極的に売り上げを
伸ばそうとする姿がとても印象的でした。

また、他の小部会の会員の方が買い物に来てくださったり、昔の
会員の方がが買い物に来てくださりなつかしい顔ぶれが集まったり
会員同士いろんな情報交換をし合ったり、皆さんとの交流も大変
深める事が出来ました。そしてお母さん達だけでなく、子供達の
活躍ぶり、荷物の搬入や品物を並べたりと積極的にお手伝いし、
約10名ほどの子供達もワイワイ集まった賑やかな1日でした。

当日のみんなの頑張りももちろんですが、当日は来れなくても、
ガレージセールの為に寄付品を持ってきてくださった方、用意して
くださった方、差し入れをくださった会員の方、多くの方々からの
あらゆるご協力により、ガレージセールを無事に終える事が
出来ました。これも皆様のご協力のおかげと思っております。本当
にありがとうございました。

売り上げも、ホリデーパーティー実行委員で目標売上げ額を$800
とし、見事それを上回ることが出来、気持ちはホリデーパーティー
まっしぐらと大いに盛り上がっております!!

このようにホリデーパーティーに関係するガレージセールや
ミーティング、あらゆる準備などを通して、北部東部小部会の皆様
と一緒に考え、話し合い協力し合って物事を進めていくこと、
その中でお互いを思い合い一つ一つを終えていくことの充実感や
喜びを分かち合える事は、普段の生活の中ではなかなか得る事の
出来ない貴重な機会であり、また同じ小部会会員としてより一層
絆も深まり、皆さんと楽しみながら進められる事が何よりも
ホリデーパーティーの担当小部会として嬉しい事だと日々感じて
なりません。

ガレージセールの様子は、近日中に、HPのほっと一息ブレイク
タイムのコーナーに写真をアップする予定ですので、皆様どうぞ
ご覧ください。

~参加者からの感想です~

今回、ガレージセールに初めて参加させていただいたのですが、
ガレージセールは生まれて初めての参加で、スタッフとの掛け合い、
またお客様の笑顔を見るのがこんなにも楽しく、嬉しいことなんだ
って知ることができ、本当に良かったです。
事前の商品の募集では、たくさんの方に提供していただき、
北部東部のみなさんの協力はすごいなって感心していました。
また、そのたくさんの商品の値札つけも、スタッフみんなで日にち
を分けつつ作業していったのですが、とても和気藹々として時間を
立つのも忘れて楽しく作業できました。
そして当日早朝から集まり、品物を並べ、でもすぐに来客して
しまった時には慌てたり、とてもドラマがあって楽しかったです。
いろいろな場面場面で北部東部小部会の皆さんの優しさ、親切さ、
協力することの大切さを知りました。
私はスイーツデコ作成販売でお手伝いをさせていただきましたが、
本当に楽しかった~!の一言です。
このような機会を与えていただき、本当にありがとうございました。

宮坂ほずえ

(報告、野口まみ)

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7.●《JSPACC JAPAN活動報告》●

※NPO法人ワークステーション見学報告

9月26日月曜日、井上朋子さんの紹介により、NPO法人ワーク
ステーション作業所とグループホーム見学に行ってきました。

NPO法人ワークステーションには2つの作業所があります。
ワークステーションIは喫茶(ホワイトダイニング)と事務部門、
ワークステーションIIは洋菓子ショップ(amam kitchen)と
事務部門で構成されております。

10時30分にワークステーションIIにある喫茶ホワイトダイニングに
集まり、案内して下さる吉田秦氏にワークステーション設立から
現在に至るまでの経緯・作業内容を説明していただきました。

2時までホワイトダイニングを当会の貸し切りにしていただいたので
皆で利用者さんお手製ランチもゆっくり堪能することができました。
当店自慢のランチスペシャルメニューは、サラダ・パスタかカレー
のチョイス・そしてドリンクがついて600円と大変リーゾナブル
プライスです。近所の病院・幼稚園・学校関係の顧客が多いそう
です。
利用者さんたちが丁寧にサーブしてくれて、とても居心地の良い
空間でした。

洋菓子ショップでは、焼き菓子・プリンを作って店頭販売して
います。チャレンジドカップ‐夢のパン・お菓子コンテスト‐焼き
菓子部門2011年銀賞(作品:フィナンシェ)、2013年チームワーク
賞(作品:フロランタン)、2105年銀賞(作品:クッキー5種類)
という輝かしい実績を持っておられます。プリンとクッキーを
いただきましたが、本当にプロの味でした!!

事務部門では、ボールペンの組み立て作業等をメインに、利用者
たちの作業や休憩がとりやすいように部屋の仕切りが工夫されて
いました。

午後2時から同NPO法人経営のグループホーム「クローバー」見学に
移動しました。マンション建築時からグループホームの設立が
決まっており、1階2階を使った2階建てグループホーム仕様に
デザインされていました。5人の利用者さん用の個室、お世話人の
事務室兼寝室、共同のリビングルーム、キッチン、ダイニング
ルーム、お風呂、3つのトイレで構成されたグループホームは築5年
でとても清潔できれいに整頓されておりました。週末は家族の元に
帰ることになっているそうです。週末ステイに関しては、ワーカー
の人手不足の課題があるようです。

グループホームや施設の建築にあたっては、まず地元の反対運動が
あると聞いておりましたが、ワークステーションはホワイト
ダイニングはじめ洋菓子ショップなど地元の方々との交流と理解が
深かったのでしょうか、反対の声はあがらなかったとの事です。
地域の方々とのコミュニケーション・交流の重要性を感じさせられ
ました。
このワークステーションもそうですが、日本では障害者の親が中心
となり作業所やグループホームを開設するケースが多くあるように
感じます。親亡き後の障がいを持つ子供達の将来を準備することは
皆の課題です。自分たちでグループホームを立ち上げるのか、
どこかにお世話になるのか、今から真剣に学びとりくんで
いかなければならない問題です。今回のNPO法人ワークステーション
見学は、地域に根付く活動をされてこられた実績や経緯を学ぶこと
ができ大変有意義な時間を過ごさせていただきました。横浜に
来られた方は、どうぞホワイトダイニングのランチセット、
amamキッチンのお菓子をトライしてみてください。

※JSPACC JAPAN10月ハロウィーン交流会
日時:10月30日(日)13:00PM〜
場所:吉山自宅
仔細は後日お知らせします。

報告:吉山るり子

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8.●《Buddy Program参加者募集のお知らせ》●

Buddy Programとは、Rising Stars Youth Leadership Program
(日系社会における将来のリーダーの育成を目的として
2003年度より毎年秋ー春に行われている高校生研修プログラム)を
通して得たリーダーシップスキルを使ってコミュニティーに
貢献したいという願いのもと、親の会のサポートをされている
南カリフォルニア大学Barbara Wheeler準教授の提案により、
2008年1月から始まったプログラムです。

イベントではJSPACCの子供達がRising Stars Youth Leadership
ProgramのAlumniのメンバーと一緒にペアを組み、様々な活動に
取り組むというものです。Alumniは高校生以上です。

親や兄弟、姉妹とは違う時間の過ごし方になり、子供さんが
社会性を学ぶいいチャンスになり、回を重ね、Buddyと会うことを
楽しみにしてくれる子供さんも増えています。ぜひ参加ください。

このBuddy Programは事前申し込み登録が必要になります。
親御さんも必ず一緒にご参加下さい。
小学校3.4年生のお子さんから参加できます。
御質問がある方は役員または下記まで、ご連絡ください。

お申し込みは下記まで
磯崎葉子 kyisozaki@gmail.com
尾崎よしみ umako@hotmail.com
ロジャース早苗 sanaerogers@hotmail.com
池内和世 kazuyikeuc394you@yahoo.co.jp

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9.●《“専門家に聞きました”からのお知らせ》●

児童精神科医師でいらっしゃる根來秀樹先生のご厚意により、
2007年より始まりました“根來先生の相談室”に、更なる専門家
会員の先生に加わって頂き、2010年より“専門家に聞きました”
というコーナーが新設されました。

このコーナーでは、現在4名の専門家会員の先生方に、質問の
回答をしていただいております。過去の質問・回答、そして注意
事項等がJSPACCのホームページにまとめられていますので、是非
ご覧ください。

全ての質問は、コーナー担当役員を通して匿名にて各専門家の
先生方に送られます。またその回答は、JSPACCのホームページ
及びニュースレターにて掲載させていただきます。

下記に先生方のプロフィールをご紹介させて頂きます。
* 根來秀樹(ねごろ ひでき)先生
奈良教育大学教育学部障害児医学分野准教授
児童精神科医 医学博士

* 渡部匡隆(わたなべ まさたか)先生
横浜国立大学 教育人間科学部 特別支援教育講座 教授

* 有馬肇子(ありま はつこ)先生
ソーシャルワーカー、サイコセラピスト

* 中溝(武笠)朋子(なかみぞ むかさ ともこ)先生
言語療法士(Speech Language Pathologist)

専門家の先生方へのご質問、そしてこのコーナーに関するお問い
合わせ等、ございましたら、どうぞお知らせください。是非、
このコーナーをご活用いただければと思います。皆さんからの
ご質問をお待ちしております。今後とも、どうぞよろしくお願い
いたします。

コーナー担当役員:磯崎葉子 kyisozaki@gmail.com

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10.●《シブリング会便り》●

今年もシブリング会主催ハロウィンパーティーを開催いたします。
2009年から今年で8回目となるパーティーは、年々コスチューム
コンテストが白熱し、近年は仮装だけでなく、パフォーマンスも熱
が入っています。
当日の様子は、JSPACC HPのほっと一息ブレイクタイムに写真が
掲載されていますので、是非ご覧下さい。
http://www.jspacc.org/

とても楽しいパーティーですので、皆様是非ご参加下さい。

ハロウィンパーティーの思い出を、シブリング会会員のファン里美
さんが書いて下さいました。

(報告:池内)

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今年で、ハロウィンパーティに参加させてもらうのも3年目に
なります。毎年、皆さんの個性的なコスチュームに感激して
います。私たちは、あまり定例会には参加していないので、
ここでしかお会いしない方々もおり、特にお子さんの成長や
シブリングの子供たちの頼もしい姿を見るのがとても楽しみ
になっています。

シブリングのお子さんたちも、まだシブリング会の意義が
わからないかもしれませんが、いつか、一緒に活動してよかった
なあと思う日がきっと来ると思います。その日まで、一緒に
過ごしましょう。

ファン里美

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11.●《シブリング会会員募集のお知らせ》●

JSPACCシブリング会では、会員を大々的に募集しております。

ハンデイのある兄弟姉妹を持つシブリングたちのサポート、親睦、
リーダーシップ育成を目的として結成しました。色々な活動を
通して友情も芽生えています。

シブリングたちがJSPACCからの将来のライジングスターとして
健やかに活躍できるように、彼らの心身のサポートを心より願って
おります。

質問、参加されたい方は、下記のメンバーに連絡をお願いします。

オレンジ地区:  ウイッシングゆかり yukariimura@yahoo.co.jp
池内和世 kazuyikeuc394you@yahoo.co.jp
松下ゆき代 yukiyo92660@yahoo.co.jp
サウスベイ・ウエスト地区:藤田まゆみ corneliusmm@hotmail.com
北部東部地区: 尾崎よしみ umako@hotmail.com

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12.●《我が家からのニュース》●

先日MLでもご報告させて頂きましたが、娘英玲奈が出演するテレビ
番組”Born this Way”がお蔭様で9月11日エミー賞の
Outstanding Unstructured Reality Program部門を受賞しました。
障がいを持つ人を主人公としたリアリティードキュメンタリー番組
がシーズン2まで続行し、それがエミー賞まで受賞したというのは
テレビ界でもエミー賞歴史上はじめてという栄誉を頂けました。

エミー賞授賞式はその場に居られただけでも夢のような事でしたが
実際にBorn this Wayの名前を呼ばれた時は涙で全てが見えなく
なってしまいました。子供達も大興奮状態で舞台に駆け上がって
いきました。プロダクションのBunim & MurrayのJohn Murrayの
スピーチが印象的でした。「君たちはDisabilityではなく本当に
Abilityを我々に見せてくれた」と。

その後直ぐに英玲奈を連れて日本に里帰りをした際、テレビ朝日の
報道ステーションのインタビューを受け9月16日に放送されました。
その動画です。https://www.youtube.com/watch?v=QXsatvoc7fw
(32分32秒辺りから5分弱です)

これは番組キャスターの富川さんが、是非番組を組みたいと
申し出て下さったために実現したことで本当に感謝しても
しきれません。

その後友人の取り計らいで、ダウン症候群を持つお子さんがメイン
参加者でしたが座談会を開いて頂きましたが、参加された皆さんは
アメリカの療育に興味を持たれると同時に、どうするとあんなに
自分の意見をしっかり持って、ハッキリ話せるのか?
(Born this Wayの出演者について)出演者は選びぬかれた人だけを
集めたのか?と驚かれていました。
文化や国民気質の違い、学校教育の違いもあるでしょうが、これは
早期訓練、療育の差が一番だと思いました。日本ではセラピストの
絶対数が少なく(区に一人とか)セラピーが月に1、2回だったり、
physical therapist の専門がリハビリや老人介護で障がい者の
勉強をしている人が少ない為、セラピーにならない、しかも有料と
いう現状のようです。

一方医療は絶対的に日本の方が良いし、グループホームも整って
いますから、それぞれの良し悪しがあるとお話ししました。
この座談会ではJSPACC Japanの吉山さんとお嬢さんのマリヤちゃん
に大変お世話になりました。ありがとうございました。

Born this Wayを何とか日本で放送して欲しい、という一心で
サウスベイ会員磯崎さんのお勧めもあって元テレビ朝日リポーター
で3歳になるダウン症の息子さんをオレンジカウンティで出産し、
その後日本に帰国された龍園愛梨さんにご連絡したのがきっかけで
報道ステーションとの関係ができ、またその後の共同通信、
日刊スポーツのインタビューをセットアップしてくださいました。
龍園さんは、アメリカの新生児からの療育、サポートシステムの
充実した環境と日本とのギャップを感じ、何とか日本の意識向上
に向け積極的に活動されています。

以下日刊スポーツはWeb Newsのみですが、9月27日に配信して
くれました。皆様日本のお友達へもお知らせ頂けると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。

エミー賞受賞番組出演の英玲奈さん「日本の方見て」
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1716036.html

英玲奈はテレビ番組でも新聞のインタビューでも日本語を話した
がりました。日本語は聞いていて分かっているようだったのですが
あまり発語をしていませんでした。しかし日本で日本語環境に
なると、日本語を話したいという気持ちがでてきたようで
日本語を使いたがりました。やはり環境が大事という事がよく
分かりました。

シーズン3は2017年春ごろの放送になると思いますが、撮影は11月
から始まり親子で忙しい生活が始まります。皆さまのサポート
あっての番組です。今後とも皆さまどうぞよろしくお願いします。

また皆さまが関係する学校やプログラム等で英玲奈や他の出演者に
参加して欲しい、という事がありましたらご遠慮なくお知らせ
ください。

サウスベイ•ウエスト小部会会員
アッシュモア広美

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13.●《新入会員の方のご紹介》●

西方 浩一さん Carson CA

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14.●《今後の予定》●

10月10日(月)成人部交流会
10月23日(日)シブリング会企画ハロウィーンパーティー
11月19日(土)月例会
12月4日(日)ホリデーパーティー
1月の月例会はお休みです。
2月18日(土)月例会
3月18日(土)月例会
4月15日(土)月例会
5月20日(土)月例会
6月17日(土)月例会

*日時、内容が変更する場合もございますので、
JSPACC ML等でご確認下さい。

また、イベントによっては定員に満たしている場合も
ありますので各イベントの担当者にご確認下さい。
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(編集 朝比奈涼子)

2016-10-11 | Posted in ニュースレター