ニュースレター

ニュースレター 2019年4月 5月マザーズデーイベント、ご招待のお知らせ

「NEWS LETTER」
■ 手をつなぐ親の会ニュースレター ■
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VOL.25 NO.249 , April 2019
JSPACC C/O LTSC 231 E.3rd ST G-106. Los Angeles, CA 90013
Phone:(213)473-1602(LTSC) FAX(213)473-1601(LTSC)
Web Site: http://www.jspacc.org
e-mail: info@ jspacc.org
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《目次》
1.4月Transitionセミナー&個人別相談会コラボ企画のお知らせ
2. 5月マザーズデーイベント、ご招待のお知らせ
3 .NYABC Basketball Campのお知らせ
4. 3月例会の報告
5. Buddy Programミニチュアゴルフ報告
6. Rising Stars16卒業式報告
7.JSPACC JAPAN活動報告
8.Buddy Program参加者募集のお知らせ
9.シブリング会参加者募集のお知らせ
10.新会員のお知らせ
11.今後の予定

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●《ファンドレイズについてのお知らせ》●

会員の皆様、
ただいま会では、皆さんが手軽に出来るファンドレイズがいく
つか実施されている事はご存知ですか??

マルカイ·東京セントラル
https://www.jspacc.org/private/wp-content/uploads/2018/11/ba73a75a9d0935074ace0101a87b6c1f.docx

アムネット
https://www.jspacc.org/private/wp-content/uploads/2018/01/653615eae1577ba5a89bd2b081ef36ec.docx

※eScripファンドレイズは終了しました。

それぞれの説明は上記リンクをクリックしてください。
手軽に簡単に、そしてすぐに参加できるファンドレイズ、
ご協力をお願い致します!

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1. ●《4月Transitionセミナー&
個人別相談会コラボ企画のお知らせ》●

JSPACC会員の皆様、
少しずつ春の暖かさを感じる季節になりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

4月は情報交換会を予定しておりましたが、
Disability Rights California(DRC)の専門家より
セミナー及び弁護士による個人別相談会をして頂ける事になり、
素晴らしいコラボ企画を実現できる事になりました!!
www.disabilityrightsca.org

〈役員会主催〉
日時:4月20日(土)9:30am-11:30am
場所:立正佼成会
Rissho Kosei-Kai Buddhist Center of Los Angeles
2707 East First Street Los Angeles, CA 90033

①セミナーのトピック:Transitionについて
Special Educationの専門家より、高校からカレッジ、又は22歳以降
のジョブトレーニングから、アダルトデイプログラムについて等を
詳しくお話しして頂きます。

セミナーのスピーカー:
Jeanie Min is a Legal Fellow and a licensed attorney in the
Intellectual and Developmental Disabilities Practice Group at Disability
Rights California.  Prior to coming to DRC, she externed for two
years at the Special Education Law Clinic at the Lanterman Regional
Center as a law student.  She also did Title IX work at UCLA and labor
and education law at the California Teachers Association.  Jeanie
received her JD from UCLA School of Law, and is admitted to the
State Bar of California.

Emily Ikuta is a legal fellow and licensed attorney at Disability Rights
California.  Emily work within the Intellectual/Developmental
Disabilities Practice Group, which strives to help individuals with
developmental disabilities access regional centers services and
avoid institutionalization.  Prior to DRC, Emily worked as an
associate attorney at Adam and Associates, a special education
law firm, and interned at the LA District Attorney’s Office.  Emily
received her JD from USC Gould School of Law, and is admitted
to the state bar of California.

Mary Rios.   She has been an advocate for over 23 years and has
a passion to educate and inform people with disabilities about their
rights and empowering them to become self-advocates.  Mary has
held positions at Disability Rights California (DRC) as an
Intake/Referral Advocate, Multi-Cultural Affairs Advocate, and the
CAP/PABSS Advocate for the Inland Empire.  She comes with a
wealth of knowledge on diverse topics including: IHSS, Regional
Center, Special Education, Social Security, Medi-Cal/Medicare,
Mental Health, Americans with Disabilities Act (ADA), and
Section 504 of the Rehabilitation Act.   She’s going to be a
wonderful addition to our work with mobile community intakes
targeting underserved language and ethnic distinct communities
with disabilities.   Prior to her return to DRC, Mary was the
Community Engagement Manager at Molina Healthcare’s Disability
and Senior Access Services where she assisted individuals with
disabilities on ways to navigate Molina’s Healthcare system and
provided training to healthcare providers on reasonable
accommodations for their patients.

学齢期のお子さんをお持ちの親御さんは、誰しも義務教育である
高校を卒業した後について、どうする事が本人にとって良いのか
悩み考える時期がやってきます。この大事なTransitionの時期を
よりスムーズに、かつ実りのある将来に導く為には、色々な
オプションを知り、本人にとってより良いきめ細やかな計画を
立てられるよう、一般的な内容だけでなく、更に深い内容まで
この機会に教えて頂きます。

セミナー参加ご希望の方は、資料や会場の準備等がありますので、
4月14日(日)までにこのMLへ返信または野口までお知らせください。
1218maminoguchi@gmail.com

参加者名と同通訳用のヘッドセットが必要な方は、
数に限りがありますので、ヘッドセット希望の旨もお早目に
お申し込みください。

セミナーに関して事前質問を受け付けます。
事前質問がある方は、
4月14日(日)までに山田さんまでお知らせください。
tottsu3@gmail.com
※皆様からの事前質問により、お話しして頂く内容を詰めますので
出来るだけ早めに事前質問を送って下さい。

②個人別相談会のトピック:Medi-Cal, Medi-Care
(CA州公的医療保険及びシニア保険),IHSS,SSI
(公的福祉ベネフィット)について

個人別相談会のスピーカー:Maria Iriarte
DRC(Disability Rights California) Legal Advocacy Unit and the
Clients’ Rights Advocate/Attorney with OCRA(Office of Clients’
Rights Advocacy)

個人別相談会では、
昨年9月に行われた情報交換会でテーマの一つになった内容、
その後の11月例会にて更に詳しい内容を教えていただいた、
Medi-Cal, Medi-Care(CA州公的医療保険及びシニア保険)
又、IHSS,SSI(公的福祉ベネフィット)についてを、
弁護士さんと1対1でご相談頂けます。プロの弁護士さんに無料で
ご相談できます!

個人別相談会は今回一人30分ずつの4名限定の相談会になります。
先着順とさせて頂きますので、
Medi-Cal, Medi-Care,IHSS,SSI,についての個人別相談会に申込み
ご希望の方は、4月14日(日)までにこのMLへ返信または
野口までお知らせください。
1218maminoguchi@gmail.com

30分間の相談会の間、通訳が必要かどうかもお知らせください。
又スケジュールはこちらの予定です。
9:30-10:00
10:00-10:30
10:30-11:00
11:00-11:30
ご希望の時間帯がある方、又どの時間帯でも可能かどうかも合わせて
お知らせ下さい。

※セミナー及び個人別相談会共に日本語通訳付き、日本語で
学べるチャンスです!!
ふるってご参加ください!!

※セミナー及び個人別相談会共にチャイルドケアをご利用できます。
チャイルドケアにつきましては、チャイルドケア部からの
メールをお待ちください。

質問等ございましたら、野口までお知らせください。
1218maminoguchi@gmail.com

役員会一同

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2. ●《5月マザーズデーイベント、ご招待のお知らせ》●
(役員会主催)

5月は母の日ですね。
あっという間の毎日に追われながら、家事、育児に日々奮闘して
いるお母様方へ、会よりサンデーランチへご招待致します!!

日時:5月19日(日)午前11時半〜午後1時半まで
場所:Miyako Hybrid Hotel Torrance
21381 S Western Ave, Torrance CA 90501

参加費:無料

ホテル内の伊勢志摩レストランにて、贅沢なお弁当とサラダバッフェ
をご用意しております。美味しいお食事を堪能しながら、皆さんとの
おしゃべりにも花を咲かせ、きっと普段の疲れも癒され、リフレッシ
ュした時間を一緒に過ごしましょう。お母様限定とさせて頂きます
ので、お子さんはご家族やレシピットケアサービスなどを利用し、
家をあけて出掛ける練習にもなります。普段なかなか機会がない方
も是非この機会に新たな一歩をチャレンジしましょう!

早速受付を開始いたします。

参加ご希望の方は、
会のML又は、野口までお知らせください。
1218maminoguchi@gmail.com
会場の予約と人数に限りがございますので、
参加ご希望の方はお早めにお申し込み下さい。

*予約の関係上、当日の急な体調不良や急用を除き、キャンセルは
ご遠慮ください。

質問等ございましたら、
野口までお知らせください。

皆様の参加をお待ちしております。

役員会一同

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3. ●《NYABC Basketball Campのお知らせ》●

JSPACC会員の皆様

今回、NYABC Basketball Campに参加される方に、会から特別に
助成金が出ることになりました。
一日参加の方には10ドル、2日参加の方には15ドルです。
この機会に是非NYABC Basketball Campにご参加下さい。
初めて参加の方も大歓迎です♪

今回の助成金はLTSCから2018年ホリデーパーティーの時に補助金
が出てその補助金の一部を使わせてもらいます。ですので今回限り
の助成金になると思われます。

申し込み方法は
1.NYABCのウエブサイトの、レジストレーションの所にJSPACC
の案内が載っていますので、そこからオンラインでレジストをして
下さい。そして、1日20ドル、2日35ドルをオンラインで支払って
下さい。
https://www.notyouraveragebasketballcamp.com/registration-shop/orange-county-costa-mesa-5awpw-3jrlx-9gy4l

2.オンラインレジストの時に登録したメールアドレスに送られて
くるorder confirmationをプリントアウトして、参加する当日に持っ
てきてもらい、池内に渡して下さい。(NYABCの方には渡さない
で下さい。)

3.NYABCバスケットの当日に池内が現金で参加者に助成金を
お渡ししますので、レシートにサインをして下さい。
参加される方は、JSPACC MLまたは池内に連絡下さい。すでに
参加申し込みをして下さっている方は大丈夫です。

日程は、下記の二日間です。一日のみの参加も可能ですが、
なるべく両日参加をお薦めします。
今回は日曜日ですので、参加してもらいやすいと思います。
早めに帰られても大丈夫ですので、その場合はお知らせ下さい。

日時: 4月14日(日)午後1:00-2:30  (2:00-2:30はスナックタイム)
4月28日(日)午後1:00-2:30 (2:00-2:30はスナックタイム)

場所: San Fernando Valley Community center
住所: 12953 Branford Street, Pacoima, CA 91331

年齢: 8歳以上

金額: 1 day: $20
2 day: $35
NYABC Jersey: $20(ジャージが必要な場合です。
持っている方はご持参下さい。)

締め切り: 4月7日(日)

Basketball Campとなっていますが、バスケットボールを楽しむ事
が目的です。Buddyたちにバスケットボールを楽しく教えてもらい、
一緒にプレーしましょう。
尚、お子さんは親御さんが責任を持って最後まで見守って頂けます
ようお願い致します。

多くの皆さんの参加をお待ちしております。

ご質問がありましたら、池内まで。

Buddy Program担当
ウィッシング
池内

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4. ●《3月例会の報告》●

3月例会報告

(役員会主催)

3月例会は日本から講師を招き、アシスティブテクノロジーに
ついて学ぶ機会を持ちました。iPadのアプリや、視線入力を使った
コンピューター操作による代替コミュニケーションの方法を
学びました。

日時: 2019年3月16日(土) 9時半〜15時頃

場所: 立正佼成会 2707 E. 1st St. Los Angeles, CA 90033

出席者: 野嶋祐子、野嶋さえ、晶子フォング、ジェームスハート、
京ハート、介ハート、壬ハート、奏ハート、沙織ラバナ、恵ガービー、
吉田尚子、吉田しょう、阿久津幸司、太田茉莉、容子ハーダー、
久留宮由貴江、阿久津美紀、野口まみ、真理子ティエン、馬上真理子、
ゆかりウィッシング、尾崎よしみ、池内和世、池内知、池内直、
彰子ポルティーヨ、古阪あみ、大木リザ、杉本みよこ、杉本そうい、
杉本さいま、川名まさみ、川名はるか、鳥羽あつこ、鳥羽ももこ、
堂面さつき、麻生みえ、伊藤圭子、不二代ランボン、山田香苗(敬称略)

講師紹介:

●金森克浩—日本福祉大学スポーツ科学部教授
アシスティブテクノロジーを使って障がい者の生活向上を
目指す支援教育の専門家

●福島勇—福岡市立今津特別支援学校教師
伊藤先生の考案したアプリやiPadなど、アシスティブ
テクノロジーを使って障がい児支援教育を実践している人

●引地晶久—作業療法士
重度重複障がいのお子さんがアシスティブテクノロジー
によるコミュニケーションができるよう指導している作業療法士

●中島勝幸—視線入力コミュニケーションソフトウェア会社、
ユニコーンの社長。

●沖野公二—同じ会社の副社長
ゲームから入り、コミュニケーションに発展できるような
ソフトウェアを作成頒布している人

講演内容:

iPadを使うコミュニケーション実践方法を学びましょう
&視線入力はここまですごい!

1.金森先生、福島先生によるプレゼンテーション
9:30−11:30
2.金森先生によるiPadのアプリの使い方実演
10:30−11:30
3.金森先生、福島先生、引地さん、沖野さんによる個別指導
12:30−15:00

内容詳細:

1.金森先生、福島先生によるプレゼンテーション

パワーポイント:発達障害のある子どもへのタブレット活用

●隣の芝生は青い?
日本はアシスティブテクノロジーがとても進んでいるのではないか、
と思う人が多いかもしれない。自分の持っていないところのものは
進んでいるような気がする、でもそうではない。アメリカもすごい。

●福島先生が20年前に研修で訪れたウィスコンシン州の高校の
スペシャルニーズクラスでの話をされた。ジョブトレーニングの
クラスでその頃すでにアシスティブテクノロジーを活用して
共同の作業をしているところを見学された。

学校にある自動販売機の飲み物の空き缶をリサイクルする作業では
それぞれに次のように仕事を分担。

—ダウン症の生徒は手が器用で缶を洗う仕事
—全盲の生徒は手探りでプルタブを外す仕事
—骨がもろい骨形成不全症の生徒は力仕事が出来ないので
タブレットでみんなを応援する仕事
—自閉症の生徒はタブレットを使って仕事の順番を指示する仕事
—ダウン症の生徒が缶を潰す仕事

このように仕事を分担して力を合わせて一つのことをやるという
自立の形を見た。日本では全部一人でやることが自立と考えられているが、
そうすると全部一人でできるのはダウン症の生徒しかいなくなる。

自分にできること、得意なことをして仕事の役に立つ、それも自立。
賃金はやった仕事の貢献度(関与した割合)で分ける。
(缶1個につき10円入るとしたら、一番仕事をしているダウン症の
生徒が7円、3円を後の3人で分ける)。これには驚いた。日本は
平等意識が強いのでみんな均等に分ける。何故均等に分けないのか
と聞いたら、クラスの先生は“自分にできること、得意なことで仕事に
貢献し、社会参加できることが大事である。部分的にでも良いから
参加すること(Partial Participation)が重要で意味がある”と言われた。

苦手なことに目を向けるのではなく得意なことに目を向けて伸ばす、
という教育の仕方を見た。

また、応援する生徒がタブレットの中に入れている応援の言葉が、
“How about the Packers?” という一見応援とは関係のないような
言葉だった。(日本なら“頑張れ”くらいしか言えないだろうが、)
ウィスコンシンの高校生は地元プロフットボールチームの
グリーンベイパッカーズをいつも応援していてパッカーズが
勝てば元気が出るので、”昨日はクオーターバックの誰々が活躍
して勝ったね!”“みんな良かったね”などと話すことが刺激になり
仕事の効率が上がる仕組みになっていた。
アメリカは面白いと思った。

●困ったサル君の動画

お猿さんの学校で先生が言いました。
さあ、木に登ってリンゴをとりましょう。
でも何度言っても木登りをしない子がいました。
木登りをしない1人目はチャレンジしない臆病な子だと
思われました。

木登りをしない2人目はやる気のないワガママな子だと
思われました。

木登りをしない3人目は話を聞かない、落ち着きの
ない子だと思われました。

でも、この3人をよく見てみると、一人目はサイ君でした。
木登りができません。2人目はライオン君でした。
生きるために木登りしてリンゴを取る必要がないのです。
3人目はハゲ鷲君でした。空を自由に飛べるハゲ鷲君には
木より興味のあるものがあるようです。

なぜリンゴを取らないの?と先生が怒って聞くと、サイ君は
少し考えてから木に体当たりを始めました。リンゴは落ちて
きたけど、木に登っていたサル君も落ちてしまいました。
ライオン君は他のサルに向かって唸り声をあげてしまい、
みんなをびっくりさせてしまいました。ハゲ鷲君は飛んで
木の上のサル君のリンゴを取ってしまいました。

やれやれ困った子たちだ、と先生は頭を抱えてしまいました。
でも、本当に彼らは困った子たちなのでしょうか?
よく見てみると、ここはサバンナ、いろいろな動物がいて
生き方も様々です。リンゴを取っても取らなくても良いのです。
取る方法も木登りだけではありません。一番大事なのは、
そこで生きていくということです。みんな生きていく力を
持って生まれてきたのですから。

このストーリーを作ったのは今、ベトナムのインター
ナショナルスクールに通っている野中君という高校生。
発達障がいを持っていて読み書きが困難。日本では
学校でタブレットを使うことはまだ許可されていなくて、
高校受験の時もタブレットを使う許可が下りなかった。
たまたまお父さんの転勤でベトナムに行くことになり
インターナショナルスクールでタブレットを効果的に
使えるようになった。今はベトナムにある日本人学校で
障がいのある子のために特別支援学級を作りたいと
活動している。

●TEDxkids@chiyodaより 松谷知直くんのスピーチの
動画(下のyoutubeのリンクを参照ください)

https://www.youtube.com/watch?v=N7eynLv5TIA

もっと自分らしく学べる社会へ
iPadは僕にとって教科書であり、ノートであり、
鉛筆であり、消しゴムです。

iPad を使う前は紙と鉛筆を使って勉強していました。でも
みんなと同じようにはできず、自分には価値がないとずっと
感じていました。お母さんが計算ドリルや漢字ドリルを
作ったりして助けてくれていましたが、5年生になり
勉強する量も多くなり限界を感じてしまいました。

お母さんがDO-IT Japan プログラムを見つけてきて、
僕もそこに行ったら勉強できる方法が見つかるかもしれない
と思いました。DO-IT Japan プログラムとは、障がいや病気
のある生徒の進学、就労を支援し、将来社会のリーダーと
なる人材を養成することを目的としたプログラムです。

https://doit-japan.org

夏休みの直前にプログラムに参加できるという連絡をもらいました。
そしてDO-ITでiPadと出会いました。これだったら勉強ができる、
作文が書ける、本が読めると思いました。 そしてその夏、
学習障がいのことやiPadについての自由研究をまとめました。

しかし、夏休みが終わって学校に戻ってもiPadの使用をなかなか
許可してくれず、iPadが壊れたらどうするの?ずるいと言われたら
どうするの?と先生から聞かれました。結局、DO-ITの先生に来て
もらって僕の読み書きについて説明してもらい、やっと持って
いけるようになりました。

iPadを使えるようになり勉強に費やす時間やエネルギーが減り、
他のことができるようになりました。好きだった鉄道模型や
ロボット製作をする時間が増え、僕の生活は大きく変わりました。
しかし、テクノロジーがあれば何でも可能になるのかといえば
そうではありません。そういう中で僕はもっと学び方が選べる
べきではないかと考えるようになりました。デジタルや紙や
自分にあった学習媒体を選べると良いと思います。

みんなに伝えたいことがあります。この中にも僕のように読んだり
書いたりすることに困っている人がいるかもしれません。
そんな人は僕のことを思い出してください。そして両親や先生に
そのことを相談してみてください。そして何より、学びたい
という気持ちをあきらめないでください。

相談を受けた大人の人にお願いがあります。“もっと頑張ったら
できるんじゃないの?”とか、“何でできないの”などと言わないで
ください。何でできないのかわかっていたら、僕はこんなに
苦しい思いをしてこなかったと思います。そして、
“何でできないの?”ではなく、“どうやったらできるか一緒に
考えよう”と言って欲しかったです。

読み書きに困っていないお友達へお願いです。書くこと、
読むことが苦手な子がいてもからかったりしないでください。
みんなが違うからみんなで助け合っていける、そして自分らしく
学べると僕は思います。

僕は、障害は僕の中にあるのではなく、社会の中にあると考えて
います。
“障害”は、“困っていること”で、“障がい者”は“困っている人”です。
学ぶ選択肢が増えることは、困っていることを減らすことになると
思います。困っていることがなくなれば、障害は障害でなくなり
個性になると思います。そしてもっと自分らしく学べる社会へ。

●松谷くんは工業高校の2年生、彼は学校でもタブレットを使い
だんだん力をつけて行っている。いろいろな学び方ができることを
保証することが大事であり、本人の言うことが大事。

●アシスティブテクノロジーを活用するポイント

●本人にとってお得であること〜これをやったら楽しい、と思う
ことをどういう風に提供するか。親が、これをさせたい!と思って
押し付けるのではなく、本人がやりたいと思っているか、本人に
とって得なのか?そこを考えること。

●ヨシヨシ視点〜障害があってかわいそうだから守ってあげる、
という考え方。それでは本人の力が伸びない。

●デキルゾ視点〜障害があってもこうすればできるんじゃないか、
こんなことができる、こういう違ったアプローチでやればできる
方法がある、できることを見つけて頑張ろうという考え方。
そういう視点ではアシスティブテクノロジーが役に立つ。

●Drop Talk という日本のコミュニケーションソフトを使って福島
先生の生徒さん(小2)が朝の挨拶をしたり、体調を伝えたりする
動画。

言葉が出なくてもこのソフトを使って自分の伝えたいことを伝え
られて、思い切りドヤ顔をしている。本人が嬉しいと思える環境を
作ることが大事。

●視線入力ソフト
肢体不自由で体がほとんど動かない人のためで、ここにいるすべて
の人に有効なコミュニケーション法ではないが、環境を整えれば
こういうことまでできるという例として紹介。

ルカちゃん(9歳)という脊髄性筋萎縮症をもつ女の子の例。

iPadに備わっているスイッチコントロールではまどろっこしく
時間がかかっていた。MIYASUKUという視線入力ソフト導入で
視線とスイッチを使ってコントロールが楽にできるようになり、
時間が短縮された。

ワードで自分の時間割を作ったり、視線とスイッチを組み合わせて
楽器を演奏したり、絵を描いたりしている。日本の肢体不自由児
協会の美術展で賞を受賞した。

2.金森先生によるiPadのアプリの使い方実演
Elf Yourselfというアプリで遊ぶ。

https://play.google.com/store/apps/details?id=air.com.officemax.magicmirror.ElfYourSelf&hl=ja

その他多数の楽しいアプリを紹介。
パワーポイントを参照ください。
↓↓↓
https://drive.google.com/open?id=1tCfULVMS2wCbY0VUDvickgUlwoFUKcB1

3.金森先生、福島先生、引地さん、沖野さんによる個別指導

4人の講師が一つづつブースを持ち、それぞれの専門知識を使って
参加者に個人指導をする、という形式で行われ、8人のスペシャル
ニーズのお子さんを含む計20人が参加した。各ブース30分の
セッションを4回繰り返し、参加者はセッションごとにブースを移動、
全ブースをもれなく回って話が聞けるようにした。

●ブース1 金森先生—タブレットのテクニカルな部分のサポート、
アプリの紹介説明、もっと便利な使い方などを親御さんにアドバイス

●ブース2 福島先生—タブレットを使って実際にお子さんにゲームを
させたり、実践の場にいる教師として親御さんへアドバイス

●ブース3 引地さん—作業療法士の視点からお子さんを上手に褒め
励ましながら視線入力ゲームを試させたり、親御さんにアドバイスと
分身ロボットオリヒメの紹介説明。オリヒメに関してはオリイ研究所の
ウェブサイトをご覧ください。

http://orylab.com

●ブース4 沖野さんーMIYASUKUという視線入力で動かす
コミュニケーションソフトの紹介と実演説明

午後の部参加者からの感想

以下は午後の個別指導に参加した方々から寄せられたフィードバックや
感想文です。送ってくださった皆様、本当に有難うございました。

フィードバックはアンケートの形で、以下の質問に答えて
頂くようお願いしました。

1.知りたかったことは聞けたでしょうか?それは具体的に
どのようなことでしたか?

2.聞いたことは役立ちましたか?学んだことを実際に使ってみようと
思われましたか?

3.もしも、今回聞いたことで、すでに実践しているならどんなことを
しているか、小さなことでも良いので教えてください。

4.期待していた内容と違った、またはあまり役立つ情報は
得られなかったとしたら、その理由を教えてください。

5.その他、どんなコメントでも良いので、あればお知らせください。

—川名まさみさん
1.息子が興味のありそうなiPadのアプリや、自宅で使っている視線入力
で上手く視線を捉えてくれない理由や、どうしたら興味を持てるように
なるか等それに対してのアドバイスなど聞くことができました。

2.教えていただいたアプリは、早速ダウンロードして使っています。
視線入力は、必要なソフトや角度の調整に必要な台など既に購入して、
これから試してみるところです。

3.2と同じ

4.役立つ情報しかありませんでした。

5.実際に子供に会っていただきニーズをお伝えし、それに対して
アドバイス頂けたのはとても良かったです。

今まではAssistive Technology と言えど、使えるレベルまで到達し
なければ結局使えないものなのかと思っているところがありましたが、
ニーズを見極めて何をどう使うか、どう工夫したらつかえるか、知識と
アイデアがあれば色々な使い方ができると知りました。

先生方のアドバイスを受けて、 親はどうしても何々ができる
ように。。。等、大きな目標を考えがちだけど、まずは小さな
成功体験を積み重ねて、子供が興味を持てるようにして行く事が
大切なんだなと感じました。

—鳥羽あつこさん

1.はい。 もともと英語でのAAC device利用は特に問題や質問はなく
日常利用出来ていたのですが日本語を学習させてみたいという希望が
ありなにかいいアプリがないかの模索中でした。今回はいくつか
日本語のAAC アプリをご紹介頂き少しずつ活用していこうかと思って
います。

その際に伺った事でわかったのは文章を作るなどの会話アプリは
日本語では対応が難しく娘が使っているような英語の物の方がいいとの
事でした。 それがわかったので日本語アプリは主に単語や文字の勉強に
利用して会話や文章作りは引き続き現行のアプリを使うという判断が
できました。

2.はい。 会話アプリに関しては特に問題はなかったのですが
アイパッドで yutube動画を コピー保存しwifiが繋がっていなくても
動画がみれる方法を教えて頂きました。
アイパッドの基本動作ですがしらなかったので早速活用しています。

4.もともと日常的にAACを活用していたので特に何か特別な話を期待
していたわけではなく、何か一つでも目新しい事が知る事が出来たらと
思っていたので特に不満などはありませんでした。

むしろ、いままでテレビなどでしかみた事がなかった視線入力を
する事ができるものを私自身が体験させて頂いて感激しました。
娘は自閉症なので自分でアイパッドの操作が出来るので今まで関わる事が
無かった分野でのAAC テクノロジーでしたが、細かく技術のみならず
日本での価格、政府からの助成やサポートに関しても伺う事が出来ました。
今後その技術が助けになる方と知り合う事があればぜひにお話しして
いきたいと思いました。

娘がAAC deviceを使い始めて 眼科検診が初めてきちんと受けられたり
した時の感激を思い出しました。 5年前から使い始め今は娘の使って
いるアプリに関しては使い始めたばかりのお母さんや SLPの方への
サポートをさせて頂くことも増えてきています。
一人でも多くの方が 自分の意思を伝えて幸せに暮らしていけるように
なればいいなと心から思います。

私がカスタマイズしているアプリは限られていますがもし何かできる事が
あればさせて頂きたいと思います! (娘のプライベート SLPは親の会の
専門家会員の 伊藤ナディアさんで彼女は 自閉症やアイパッドでのAACの
スペシャリストなので彼女もいつでも協力して下さるそうですので何か
あればおっしゃって下さい)

山田さん、 堂面さん 色々とお手配などお疲れ様でした。
そして有難うございました。

—古阪あみさん
1.視線入力について大変興味があったので、実際に娘がEyeMoT3Dを
体験させていただけて非常によかったです。
またDrop Talk、Miyasukuについても詳しく聞くことができて、
今後の参考にさせていただこうと思いました。

2.視線入力機器、ソフトにどういったものがあるのか、どのように
訓練していくのか説明していただけたので分かりやすかったです。
娘も視線入力のゲームに興味を持ったので、やってみようと思いました。

3.Tobii eye tracker 4Dを購入し、EyeMoT3Dを使い始めました。
ただ使用しているPCとTobii eye trackerの相性が良くないのかPCの電源を
入れても起動しないことが連続で続いているため現在Tobiiに連絡中です。
家にある他のPCとも繋げてみて様子をみようと思っています。

5.例会の3日後に娘の学校のAACスペシャリストとたまたまIEP後の
個人ミーティングがあったんですが、その方がカンファレンスで金森先生
の講演を聞かれたそうで、ABCUSDでもTobii eye trackerの導入が決定
されました。
今後どのように学校区内で使用されていくのかとても楽しみです。

—池内知さん
1.知りたかったことは聞けました。具体的には、iPadに興味を
持たない弟に、どのようにして興味を持たせたらいいのかです。

2. 聞いたことは役に立ちました。学んだことを実際に使っています。

3. すでに実践していることは、先生に教えて頂いたブログを見て、
そこからアプリをダウンロードしました。弟の隣でiPadを遊んで、
いろんなアプリを試しています。弟が自主的にiPadをタッチした時
には褒めるようにしています。

4. 役立つ情報を得ることが出来ました。

5. 相談が出来て良かったです。ありがとうございました。

ー吉田尚子さん
1.聞けました!
iPad の、知らなかった機能で子供が使えそうな機能がたくさん
あり驚きました。
例: 動画再生をしながら録画ができる機能など。

2.役立ちました。
子供とのコミュニケーションツールに使えると思いました。
使ってみたいです。

3.すみません、まだですが、実践したいと思っています。

4.そんなことありません。

先生方は、私たちを小グループに分けて、個々のニーズを聞いて
くださり、それに一番沿えるソリューションを教えて下さいました。

5.私も子供も毎日たっぷりiPadを使っていますが、勉強不足でした。

iPadが、健常者にも、様々な障害を持つ人たちにも、
色々な優しい機能をたくさん持っていることに驚きました。
宝の持ち腐れにしないよう、どんどん活用したいと思います。

このような機会にまた是非参加して、子供のコミュニケーション力を
育てられるように勉強したいと思いました。

貴重な機会を作っていただき、ありがとうございました。

〜ここからは自由に感想を述べてくださった方々です。〜

—野嶋祐子さん
参加させていただきありがとうございました。
いろんな情報を親切、丁寧に教えていただきとてもいい勉強
になりました。
iPadとスイッチをつないで操作する方法はとても参考になりました。
押しボタンスイッチの補助具Qスイッチは早速購入しました。

iPad のアプリの紹介をしていただきましたが日本のものは
ダウンロードできないのがほとんどで残念でした。

ほかのお子さん達が使っているアプリなどの情報交換ができて
新しいアプリをいくつか入れることができました。
視覚入力は以前から興味があり、実際に体験することが
できてとても嬉しかったです。

せっかく30分も個人的に時間をいただいたのに肝心な娘が爆睡して
いて最後数分風船ゲームをさせていただきましたが思っているよりも
目で追っていたので、目でコミニケーションを取ることが可能なような
気がしました。これから挨拶やyes/noなども視線でできるのではないか
と期待しています。

ありがとうございました。

—ハート京さん
以前に耳が遠い義理の父がiPhoneの機能を使って雑音の中で必要な音だけ
をクリアにして聞き取れるのだと教えてくれた時、日常何気なく使って
いるiPhoneには様々な機能が盛り込まれてるのだなぁと感心した。

そして今回、視覚に着目した講演を定例会で開催してくださると知り、
家族で楽しみに参加させて頂いた。

午前の部の金森先生の進行のスムーズさ、丁寧さ 、穏やかさ。

午後の部のそれぞれのブースでの講師を囲んでの楽しいワークショップ。
最初から最後まで参加者を飽きさせないその展開は、開催者の方たちが
入念な準備と経験を重ねて、そして何より愛情を持って取り組んで
くださっていることがひしひしと伝わってきた。

子供達に何が興味深かったかと聞いてみたところ、長男次男ともに
返答はロボットで、自分は家にいながらロボットが自分の目の代わりに
なってオンタイムで外の世界を見られるという発想は子供達の心を
とても掴んだようだった。

私自身は、視覚入力の機能を使って重度の障がいのある女の子が
ゲームをしている場面の映像で、「見えていないと思っていても
実はよく見えていることがわかる」とおっしゃった先生の言葉が
印象的で、自分達が思っている以上によく見えて理解しているのだ
ということ改めて思い知らされた。そして彼女がゲームを楽しんで
いる姿に、そのことを証明できる時代がきたことに、ジーンと
こみ上げてくるものがあった。

また、福島先生がアメリカで体験された、 障がいのある子供達の
リサイクル工場での働きぶりのレポート映像も面白いと思った。

人にはできない自分のできることをやる。
それぞれの能力によってもらえる報酬が違う。

自己実現そして能力主義の姿勢がアメリカらしいなと思い、
またそのことが彼らの頑張りに繋がっているのではないかと共感できた。

去り際に引地さんより名刺を頂いた。

ユニークな文字を書く方だなと家に着き改めて眺めたところ
視覚入力で書かれた文字ではっとした。

なんて粋なビジネスカードだろうと思った。

常に障がいのある人達の視点にたち、寄り添い、共存し、
日々技術の向上のために努力を重ねておられる講師の皆さまに
改めて感謝と敬意を申し上げたい。
最後に山田さん、堂面さん、役員の皆さま。

この度は素晴らしい企画をありがとうございました。

ー古阪あみさん
例会に参加させていただくちょうど一ヶ月前に娘のIEPミーティング
があり、スピーチ及びAACデバイス(代替コミュニケーションデバイス)
についても学校側と沢山話し合いし、新しい目標に向かうため正に
一歩前進しようとしているところでした。娘は5歳より学校で
コミュニケーションアプリを使用し始めましたが、いまいち興味を
示さずあまり進歩が見られませんでした
例会当日の午前中の金森教授、福島先生のAACデバイスについてのお話、
現在日本の特別支援学校で導入されつつある視線入力システムのお話には
驚きの連続でした。

《体が思うように動かない≠コミュニケーション能力がない》

正にその通りであると気付かされました。本人に合ったツールが
見つかればコミュニケーションが取れるようになる可能性が
無限大に広がる。この時点で私にも一筋の希望の光が見えてきました。

iPad, iPhoneのアクセシビリティ機能についての金森先生からの
ご説明では、機械音痴の私にとって目から鱗なことばかりでした。
既に兼ね揃えている機能を活用することで、使用環境をより
良くしてあげられる事が分かり本当に良かったです。

午後からの個別相談会では残念ながら金森教授にお話をお伺いする
時間がありませんでしたが、福島先生、引地さん、沖野さんにお話を
お伺いする事ができました。

まず、福島先生に『どうすれば子供が興味を持ってコミュニケーション
アプリを積極的に使ってくれるようになるか』『Drop Talkの使用方法』
を主に相談させていただきました。Drop Talkについては娘が現在
使っているProloquo2Goよりもページ設定が自由かつ簡単にでき、
絵本や動画のデータまでアイコンに貼り付け可能で子供が楽しいと
思える内容でした。

次にOTの引地さんに視線追跡機器Tobbi4Cと視線入力訓練ソフト
EyeMoT 3Dについてお話をお伺いした後、実際に娘が2種類のゲームを
させていただきました。娘は左右の眼球運動が全くないため、
視線入力自体できるかどうか分かりませんでしたが、私の不安
をよそに本人はすごく楽しんでいました。ゲームが終了し、
私が引地さんとお話させていただいている間、なんと娘は視線入力で
Restartボタンを押し再びゲームで遊び始めてしまいました。
あとで引地さんが教えてくださったのは娘の場合、視線入力するのに
頭の位置を変えながら視線入力していたそうです。自分でできない事を
理解し、操作できるように自分で頭の位置を動かし操作するー誰から
教わった訳でもないのに自分でコツを掴んで操作していたことには
本当にびっくりしましたが、使えるということが分かり言葉では
表現できないほど嬉しかったです。この体験をもとにTobiiを購入し、
自宅でEyeMoT3Dの使用を開始しました。

最後にMiyasukuという意思伝達システムを開発されている沖野さんに
実際のシステムを見せていただきました。視線入力でしか利用できない
のかと思いきや、タッチパネルタイプのPCであればタッチパネルでも
使用ができるとのことでした。またタイピング機能だけではなく画像を
何種類か並べて視線入力を使って選択できるようにプログラミング
されていた点は知的障害の子供を持つ私としては大変魅力的でした。

長々と書いてしまいましたが、今回の例会に参加させていただき改めて
《Never underestimate your child – 子供を過小評価しない》ことの大切さ
に気づくと共に、テクノロジーの進歩の素晴らしさを実感しました。
また、私の役目は可能な限り娘にチャンスを与えてあげることだと
思いました。今回の例会を企画してくださった役員の皆さん、金森教授、
福島先生、引地さん、沖野さん、本当にありがとうございました。

〜セミナーを終えて感じること〜

今回は日本でアシスティブテクノロジー(AT)の第一人者の先生方を
お迎えして、今まで知り得なかったiPadの機能やアプリの活用方法を
知ることができ、大変貴重な学びの機会を持てたと感謝しています。

先生方はAT不毛の親の会に数粒の新しい種をまいて行ってくれたと
思います。そのうちの1粒でも良いから芽を出し、育ってくれたら
嬉しいです。

学校区からはATの訓練をするなど時間とお金の無駄と言われている
お子さんたちがその間違った差別的固定観念を覆せるような大輪の花を
咲かせられるよう、これからも重度重複障がい者のアドボケイト活動を
続ける決意を新たにした山田でした。

以上

(報告:山田香苗)
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5. ●《Buddy Programミニチュアゴルフ報告》●

2019年3月9日(土)アナハイムのCamelot Golflandにて
Rising Stars Youth Leadership Programのファンドレイズ
イベントであるミニチュアゴルフトーナメントが行われ、
JSPACCの子供達13名、大人13名で参加しました。今年は雨が
多かったので雨の心配もあったのですが、当日はすがすがしく
晴れて屋外でのミニチュアゴルフを楽しみました。

Buddy Programで参加された子供達は、Rising Starsプログラムの
卒業生(RSA)のBuddyと一緒に、Buddy Programメンバーの
親御さんは子供とは別に親グループでゴルフを楽しみ、会から
申し込んで下さったメンバーは家族と一緒にゴルフをすることが
出来ました。

これは、Rising Stars Youth Leadership Programのファンドレイズ
イベントで、今年プログラムに参加したRS16のメンバーが企画・
運営を行っていますが、今年のRS16として、当会シブリング会
メンバーの藤田恵麻さんと渡邉光人くんが当日も活躍されていまし
た。

ゴルフの後はピザとサラダのランチを頂き、ランチの後はRising
Stars Alumniの活動として、JSPACCと一緒にBuddy Programを行っ
ていると紹介して下さり、JSPACCの子供たちが皆さんの前で1人
づつ名前を呼ばれ前に出てギフトを頂きました。ハーダー
フィリックスくんはゴルフで一番になり、賞品にアマゾンの50ドル
のギフトカードを頂きました。それからラッフル抽選会があり、
子供達はアーケードでゲームをし、盛り沢山のイベントで朝から
充実した1日を過ごす事が出来ました。
また、今回もRising Starsのご厚意で子供達のプレー代を免除して
頂きました。ありがとうございました。
下に参加された皆様からの感想をご紹介します。

Today, I had fun playing at the golf tournament because I like playing
miniature golf.
My golf partner today was Grant and he was so nice.
I got the 1st prize and received amazon $50 gift card!!
They also gave me the special necklace with candy looks Hawaiian
lei.
I can not wait to play next year!!
Felix Harder

今回で2回目の参加でしたが、前回同様に、子供達は楽しんで
パターゴルフをしていました。
去年より少しだけ頭を使って考えている様にもみえました。バディ
の方達も、いつも通り優しく接してくださり、感謝の気持ちで
いっぱいです。今回は、ビンゴで景品も当たり(ビーチバック)とても
嬉しかったです。また、来年も参加したいです。
杉本美代子

今回初めての参加で、恐らく参加した子供達の中では最年少だった
のかもしれませんが、Rising Starsの皆さんや会の方々にも暖かく
接していただき、とても居心地良く参加させていただきました。
自閉症の息子(6歳)が、楽しそうに人工芝に顔を近づけ、ゴルフボー
ルがホールに入っていく様子を見ていることが多々あったのですが、
皆様にこやかに見守ってくれていました。普段、環境の違う場所で
ご飯を食べることがあまりない息子も珍しく美味しそうにピザを
食べ、最後まで本当に充実したひと時でした。
ラバナ沙織

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6. ●《Rising Stars16卒業式報告》●

3月30日(土)Union ChurchにてRising Stars 16
Culminationが執り行われました。今年度のRising Stars 16は24名で
JSPACCからシブリング会の藤田恵麻さん、渡邉光人くんが卒業
されました。JSPACCからは池内和世が出席させて頂き、藤田さん、
虎太郎くん、渡邉さん、龍一くんも出席されてました。

最初にRS 16のスライドショーがあり、どんな活動をされたか紹介
がありました。続く卒業生のスピーチでは渡邉光人くんが立派に
スピーチされました。
そしてRSミニチュアゴルフトーナメントのファンドレイズの結果
発表、Keynote Speaker Mitchell T. Maki PhDのスピーチがあり、
Rising Stars Scholarshipsを頂いた卒業生の挨拶、そしてRising
Stars Alumni Programの活動報告ではJSPACC Buddy Programの事
を紹介して下さいました。
その後レセプションがあり、皆さんと美味しい食事を頂きました。
Rising Starsのイベントや行事に参加させてもらうたびに日系社会
の層の厚さを感じ、Buddy Programの事を紹介して下さるので
JSPACCの事を知ってもらえる機会が増えると感じています。

Buddy Program参加者募集のお知らせにもあるように、Rising Stars
Youth Leadership Programは高校生の為のとても良いプログラムです
ので、JSPACCのシブリングに是非参加して欲しいと思います。
申し込み案内が届きましたらJSPACC MLに載せますのでご覧下さい。

下は藤田恵麻さんからの感想と、渡邊光人くんのスピーチ原稿です。

私は今シーズンのRising Star16 のプログラムに参加することができ、
この間の3月30日に5ヶ月の活動が終え卒業式がありました。
今回の卒業したのは24名で、私達はこのプログラムの16回目の
卒業生です。
卒業式ではスタッフが選んだ光人くんを含め、6人の生徒たちが
自分の体験やグループワークの結果の報告などのスピーチをしました。
Rising Starのミーティングの人の前では全然話せなかった初日に比べて、
卒業式では生徒たちがいろんな先生に習ったコミュニケーションスキルを
上手に使う姿が見られました。光人くんは特に上達していて以前は
Rising Starのメンバーの前でも恥ずかしくスムーズ話せなかったのに、
スタッフや親、ゲストの前で堂々とスピーチをする姿を見て私は
とても感動しました。
スピーチをした生徒たちの中でも一番拍手が一番大きくとても
誇らしかったです。
他にも卒業表彰式やファンドレーザーの結果発表などがあり、また
Rising Starの卒業式では毎年、日系コミュニティで活動している方が
スピーチをしに来てくださるのですが、今年はリトル東京にある
Go for Brokeという博物館の館長
であるDr.Mitchell Makiが、私たちに向けてお祝いのスピーチをして
くださりました。
彼は第2次世界大戦で活動した日系アメリカ人の話、彼の幼少期に
起こった面白い出来事など話してくださり、私がスピーチの中に
込められた彼からのメッセージで一番残った言葉は「Be who you are.
Give back in our own unique way. 自分らしくいなさい。
自分らしい社会貢献行動をしてください。」でした。
私はこのスピーチを聞いてこの五ヶ月間の経験をいかしてこれからの
活動をできたら良いなと思いました。

私はこのプログラムには入れたこと、またこういう貴重な体験を
出来たことに対してとても感謝しています。現地校のチアの部活などの
両立で12月から2月では早退や休みなどを繰り返すことが多く、
プログラムに参加できなかったことも多く、それでもRising Star の
メンバーやスタッフの皆さんが私のスケージュールを受け入れてくれた
ことが本当に感謝しています。このプログラムを私に紹介を
してくれた親の会の池内さんやRising Star のスタッフのあつこさんには
沢山サポートして頂き心より感謝いたします。Rising Starはとても役に
立つプログラムだと思います。新しい日系人の友だちがたくさん出来たり、
私達のバックグラウンドである日系社会の歴史を学ぶことができ、
将来役に立つと思います。是非SophomoreやJuniorの学年の方は機会が
あれば参加してみてください!

最後に、Rising Starのファンドレーザのゴルフトーナメントのラッフル
チケットを買って下さった方ありがとうございました。おかげ様で
$24,000以上の金額がRising Starにファンドレーズされました。
心より感謝します。
シブリング会/会長
藤田恵麻

First I want to thank my mother who suggested this program for me,
helping me out with various activities. My father for giving me
advises which help me build confidence in what I do. And everyone
in the Rising Star who let me have the opportunity to learn
what is it to be a leader.
I think I grew not only my leadership skill but as a person.
Seeing the people in Rising Star, cooperating helped me see
how wonderful and how important it is to work together to achieve
this certain goal.
Various workshops such as public speaking which helped me build
confidence and networking which made me meet new people that
I would have never thought  I would meet in my life. These were just
some of the workshop that helped me learn how important it is to have
a strong connection between peoples and how a person like me can
grow as a leader.
I would want to use this skill to help connect communities and help
peoples like me build more confidence in their selves.
I especially want to thank Mr. Nishimoto for advising and teaching me
what it is to be a chair for the group, Mrs. Takimoto and Mrs. Teramura
who gave me lots of advice and becoming a sponsor for me, Mrs. Lau
for encouraging me to speak more, Mrs. Matsui and Mrs. Fisher who
helped me out in the Rafu Shimpo ad.

Lastly, thank you to all the members of the rising star.  All of you
inspired me to speak up more and have more confidence in myself.
Thank you very much for giving me this opportunity.
渡邊光人

(報告:池内)

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7. ●《JSPACC JAPAN活動報告》●
※3月24日お花見報告
今年は3月24日と例年より早いお花見会となりました。
暖かくなったり寒くなったりで、桜の開花状況が今年ほど気になっ
たことはありませんでしたが、24日は快晴で3分咲から5分咲の桜を
楽しむことが出来ました。中目黒川沿いの屋台も並び、多くの方々
がそぞろ歩きの中、我々も桜を楽しみながら歩きました。帰国され
ましたアッシュモア広美さんの歓迎会も兼ね19名の方々が集まりま
した。日米の療育教育の違いや成人後の就労・賃金の話と話題は尽
きなく、大変充実した1日となりました。HPに写真をアップします
ので、是非USAの皆様も日本の桜をお楽しみください。
吉山るり子

感想
JSPACC JAPANお花見ランチに参加して
日本に帰国してから早や1か月半が経ったとは云え、まだまだカル
チャーショックでロサンジェルス生活が恋しい日々の中、JSPACC
Japanの皆様に暖かく迎えられ楽しいお花見ランチに参加しました。
何十年ぶりかのお花見の桜は3分咲きでしたが、暖かい晴天に恵まれ
色とりどりの美味しいポトラックと楽しいおしゃべりに、ふと自分
がどこに居るのかを忘れてしまうようでした。
お懐かしい面々と新しくお会いする方々から日本事情を学び、その
国その国の長所短所の短所をどのように良い方向に変えていけるか
は、やはり当事者である我々親が声を大にしていかなければならな
い事を痛感しました。日本の親御さん達は本当に頑張っていらっし
ゃる事に敬意の念を覚え、又JSPACC Japanを帰国早々立ち上げた
吉山さん、それをしっかりとサポートする木村さんに感謝していま
す。今後ともどうぞよろしくお願いします。
アッシュモア広美

以前から参加したいと思っていたんですが、毎年日程が合わず、残
念に思っていました。今年初めて参加させていただき、念願かない
ました。
子供2人連れて行きました。普段、いわゆる『きょうだい』同士の
交流をなかなかさせてあげられないのですが、今回『きょうだい』
がいらっしゃり、私としては嬉しく思いました(人見知りなので、
お話しはしませんでしたが)。
来年も行きたいです。
丸山祥枝

3月24日、日曜日に長谷川みのぶさんちのマンションでお花見をし
ました。さくらは少しだけさいていました。かいだんで屋上まで
のぼりました。
いちごとメロンとグレープジュースがおいしかったです。
木村由樹

今年は大勢でお花見をしました。今回は満開ではなかったものの
お天気が気持ちの良い晴れ模様でした。お昼はエビフライ・骨なし
から揚げ・骨付きから揚げ・ソーセージ・揚げ餃子・パイやお菓子
(チョコパイ)をいっぱい食べました。来年も親の花見会に参加した
いです。
松元 郁弥

今年もぶじにお花見に行けてよかったです。
去年よりも早いお花見だったので、どんなにさくらがさいているか
心配でした。行ってみたら、おととしのお花見くらいのさくらが
さいていました。私はうれしかったです。
ランチタイムでおいしかったのは、エビフライ、まきずし、からあ
げ、フランクフルトソーセージ、そして、デザートの三色だんごと
さくらのどらやきでした。デザートのだんごは三色だんごで、ロス
にいた時ライジングスターのイベントでみかわやのおじさんがおだ
んごの作り方を教えてくれたのを思い出しました。
来年2020年のさくらはもっとさいたらいいと思いました。また、
前みたいに日本への里帰りの人たちもさんかしたらいいな、
と思いました。
吉山大翔

※4月交流会お知らせ
日時:4月21日(日)13:00PM~17:00PM
場所:吉山自宅にて
ポトラックランチ交流会

※ABA勉強会
講師:長谷川美伸さん
日時:5月19日(日)13:30PM~16:00PM
場所:吉祥寺コミセン
住所:〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町3丁目13番1号
定員:30名
参加費:会員無料
非会員¥1,000
申込先:吉山るり子
携帯070-1537-7531 marie@tuba.ocn.ne.jp
木村敬子
携帯080-3410-6053 keikokimurajp@yahoo.co.jp

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8. ●《Buddy Program参加者募集のお知らせ》●

Buddy Programとは、Rising Stars Youth Leadership Program
(日系社会における将来のリーダーの育成を目的として 2003年度
より毎年秋ー春に行われている高校生研修プログラム)を 通して
得たリーダーシップスキルを使ってコミュニティーに 貢献したい
という願いのもと、親の会のサポートをされている 南カリフォル
ニア大学Barbara Wheeler準教授の提案により、 2008年1月から
始まったプログラムです。

イベントではJSPACCの子供達がRising Stars Youth Leadership
ProgramのAlumniのメンバーと一緒にペアを組み、様々な活動に
取り組むというものです。Alumniは高校生以上です。
親や兄弟、姉妹とは違う時間の過ごし方になり、子供さんが 社会
性を学ぶいいチャンスになり、回を重ね、Buddyと会うことを 楽
しみにしてくれる子供さんも増えています。ぜひ参加ください。
このBuddy Programは事前申し込み登録が必要になります。
親御さんも必ず一緒にご参加下さい。

小学校3.4年生のお子さんから参加できます。
御質問がある方は役員または下記まで、ご連絡ください。

お申し込みは下記まで
池内和世    kazuyoikejspacc@gmail.com
ウイッシングゆかり  yukariwissing@gmail.com

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9. ●《シブリング会参加者募集のお知らせ》●

JSPACC シブリング会では、会員を大募集しております。
ハンディのある兄弟姉妹を持つシブリングたちのサポート、
親睦、リーダーシップ育成を目的として結成しました。
色々な 活動を通して友情も芽生えています。 シブリングたちが
JSPACCからの将来のライジングスターとし て健やかに活躍で
きるように、彼らの心身のサポートを心より 願っております。

質問、参加されたい方は、下記のメンバーに連絡をお願いします。

藤田まゆみ corneliusmm@hotmail.com
渡邉由美  ryukouyu@yahoo.co.jp

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10. ●《新会員のお知らせ》●

奥田純子さん  Aliso Viejo

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11.●《今後の予定》●

4月14日、28日(日)  NYABC Basketball Camp
4月20日(土) セミナー&個人別相談会
5月19日(日) マザーズデーイベント

*日時、内容が変更する場合もございますので、
JSPACC ML等でご確認下さい。

また、イベントによっては定員に満たしている場合もありますので
各イベントの担当者にご確認下さい。
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編集:大森 瞳

2019-04-10 | Posted in ニュースレター