ニュースレター
2014年 3月号 20周年記念イベント”MiracleKids Festival”報告
■ 手をつなぐ親の会ニュースレター ■
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VOL.21 NO.193 March, 2014
JSPACC C/O LTSC 231 E. 3rd ST. Los Angeles, CA 90013
Phone:(213)473-1602(LTSC) FAX(213)473-1601(LTSC)
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~~~~~20周年記念イベント”MiracleKids Festival”報告~~~~~
JSPACC20周年記念イベントMiracleKids Festivalが、3月2日
El Camino College Marsee Auditoriumnにて開催されました。チケットの
販売数1477枚、多くの方々に見に来ていただき、大成功をおさめることが
出来ました。演目に参加して数ヶ月に渡るお稽古に励んでくれた子供達と
そのファミリー、指導して下さいましたヒップホップのロビン・オリーブ先生、
太鼓の井上由紀先生、リトミックの松本紗智子先生、Miraclecatsの
炭川純代先生・吉田しのぶ先生、アート作品展に出展してくれた多くの
子供達と指導して下さった松平都先生、幾度麻紀先生、皆様には心より
感謝申し上げます。
そして、会のサポーターとして数十人のボランティアの方々を総動員して
ボランティアリーダーを務めて下さいました水谷光男様・加容子 様に、
心より感謝申し上げます。
4つの演目からなるこのMiracleKids Festivalをエネルギー全開で
引っ張っていって下さった伊東容子舞台監督率いるMellins Productionの
スタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。
皆様のおかげで、この大イベントを無事に終えることが出来ました。
このイベントを企画した時は、夢とアイディアと希望だけの手探りの状態での
スタートでした。子供達のお稽古の場所を必死で探し、0からのスタートで
ファンドレージングを開始しましたが、多くの方々の賛同と協力を頂きこの
大企画を成し遂げることが出来ました。
来場して下さったお客様、ボランティア参加して下さった多くの方々からの
嬉しいコメントと励ましのお言葉ををたくさん頂き、感無量の気持ちで一杯です。
感動の気持ちは人を集め人を動かします。
私達のMiracleKidsは本当に素晴らしいです!
会員の皆様、御協力を頂きまして本当にあ りがとうございました!
改めまして、全ての方々に御礼申し上げます。
JSPACC
ChairPerson
吉山るり子
***「羅府新報」2014年3月8日付掲載の記事***
壮大な「手作りアート」
先週の日曜日、エルカミノカレッジのマーシー公会堂を、約1200人の
観客が埋め尽くした。鳴り止まない盛大な拍手を受けたこ の日の主役は、
華麗なバレエダンサーでも、歌舞伎役者でも、有名歌手でもなく、障害を
持つごく普通の子どもたちと、その兄弟姉妹だった。
子どもたちの力強い太鼓演奏、生き生きと踊るヒップホップ、そ して
全身で喜怒哀楽を表現するミュージカル「ミラクルキャッ ツ」、心に響く
リトミックに、会場を埋め尽くした観客は惹きつけられた。
それは、「障害がありながらもがんばっている」などという同情では決して
なく、障害の有無にかかわらず、子どもたちの輝く目、 自信に満ちあふれる
顔に、多くが感動を覚えた。そして、その輝きの裏に見え隠れする親やボラン
ティアの一喜一憂する姿に、観客は この壮大な「手作りアート」を純粋に
楽しんだ。
障害児を育てる親の日本語支援グループ「JSPACC」を取材して10年になる。
「将来は自分が妹の面倒を見ていく責任と覚悟を感じて いる」と、当時10代
ながらにしっかりと障害を持つきょうだいを思いやっていたシブリングも、
今や大学生や社会人として、障害者と健常者の隔たりのない社会を目指し、
各分野で活躍している。
世の中の考えを変えるためには、同類同士で集まっていては何も変わらない。
世代や人種、価値観など、それぞれの「違い」を超えて、そこで初めて外の
社会に広がり、受け入れられ、変化が起って いく。そのため同会は、会員
同士の親睦や情報交換だけにとどまらず、日ごろ障害者とかかわりのない人
の関心を引き、障害者を取り 巻く環境を理解してもらうことで差別のない
社会につなげよう と、20年間にわたりその活動の幅を広めてきた。
マーシー公会堂に集まった多人種の老若男女1200人は、まさ に同会
が信じて活動してきた成果といっても過言ではない。数人の 親によって発足
した会も、会員200人以上に成長した。これから も社会に「声」を発信し
続けてほしい。
【中村良子】
***「羅府新報」『磁針』2014年3月11日付掲載の記事***
3月2日、アカデミー賞の夜、私が行ったのは、エルカミーノ大学、
マーシー劇場で催された「ミラクルキャズ フェスティバル」である。
ストームが上がったばかりの寒い夕方だった。ロビーは会場を待つ
たくさんの家族連れでごったがえしていた。予想をはるかに上回る
大劇場に大観衆。その活気に圧倒された。
幕が上がると「絆太鼓」の演奏者が登場した。威勢のいい太鼓が
響き渡る。
人の子供が自分の順番なのに太鼓を叩くのを忘れてしまった。
すると、会場から拍手がわきおこり応援するのです。舞台と観衆が
しっかりと結ばれていた。
馬上真理子さん は20数年前に子供を授かった。障害をもった
子供だった。助けを求めたが日本語でサポートしてくれる組織が
何もなかった。途方にくれた。自分同様に困っている人がいるに
ちがいない。助け合えないか。
彼女はその時「手をつなぐ親の会」JPSACCを立ち上げた。
まず手がけたのはリソースブックの作成だ。障がい児のための
教育、法律、医療、福祉サービス情報、専門化リストなどを網羅した。
親への手引き書ができた。
闇の中の家族に一条の光が差し込んだ。ボランティアサポートも
組織化した。草の根運動からはじまった地道な努力が今日の20周年
記念公演に結晶した。
舞台上では跳ね回ってダンスをする子供たち。ミュージカルCats
を演じる子供たち。背後に は音楽家、ダンサー、黒子となって助ける
たくさんのボランティアの姿が見えた。
最後は車椅子の子供たち6人のタンバリン演奏だった。身動き
できないウィーラーたち一人ひとりにスポットライトがあたる。
中央のスクリーンにその子供たちの日常生活が映し出される。大衆
は水を打ったように静まり返る。
言葉はいらない。見れば分かる。家族と共に生きる人々の喜びが。
生ある限りチャレンジする。その喜びは格別ですと、彼らの存在が
語りかける。
その夜遅くメールが入った。切符は1700枚売れ、観客実数は
1200人でしたと。
馬上さんおめでとう。チャレンジする人々の姿が寒い夜を温めた。
【荻野千鶴子】
☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆ *☆* ☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆
《指導者からのメッセージ》
きずな太鼓 井上由紀先生
和太鼓を担当させていただいだ井上由紀です。アシュモア広美さんとご縁が
あってお話してから4年、いつか太鼓でお役に立てたらと折に触れ思い続け
ていたのが、こんな大舞台で実現しました。本番は、子供たちとご家族の
頑張りが本当によく出た、素晴らしい演奏でした!子供たちが、私の鉄筒の
音や、周りの音・動きを一生懸命聞き、見て、合わせようとしていることが
すごく伝わってきましたし、真剣な姿、楽しそうな姿に、ひとりひとりが
愛おしくてなりませんでした。それぞれのソロも個性が出て、動き回って
複数の太鼓を打ったり、ターンしたり、気合を 入れる声を出したり、笑顔が
弾けていたり、決めポーズが決まっていたり… とてもよかったです。
そして足を開き腰を落として立つ姿勢を保つこと、他の人のソロの間決まった
姿勢で座っていられること、一緒に止まってポーズを決められること…
本当に皆頑張りました。
自分の体の動きが直接音に繋がり、出した音が自分の体に音と振動として
ダイレクトに返ってくる太鼓は、自分の体の動きに気づき、それをコント
ロールしようとするきっかけになるとてもいいツールだと思います。周り
からも他の人たちが出す音が聞こえるので、通常周囲の人への関心が希薄な
子でも周りの人の動きに気づきやすい。それが、周りにあわせて自分の体を
動かしたり、一緒に動きを止めたりでき ることにつながってきます。みんな
で同じパターンを打ち、あるいは全く同じパターンが打てなくてもそのパターン
に馴染んだ音や動きができ、同じところで止まる。周りの人とのつながりを
感じつつ、みんなで一緒に何かをやる、ひとつの音・曲を作っていく太鼓の
楽しさを感じてもらえたのが、とても嬉しかったです。ご家族の方たちも
含めて、まさにみんなで作り上げた2曲でした。
通常、太鼓は口唱歌(クチショウガ)といって、書いたものなしで、唄って
教え唄って覚えるのが基本なのですが、視覚から情報を得るほうが理解し
やすいお子さんが多いと伺い、リズムパターンを大きな紙に書き起こした
ものを作りました。ABATherapistの幾度麻紀さんにはこの紙の改良を始め、
たくさんのアドバイスを頂きました。本当にありがとうございました。
本番で使うパターンを学び始めてからは児山さんがビデオを撮ってくださった
お陰で、みなさんご家庭で熱心に復習して稽古に臨んでくださいました。
そして、本番でも必要なのではないかという声もあったリズムパターンの
紙はいつの間にか全く不要になり、最初になかなかできなかったちょっと
打ちにくいリズムも揃っていきました。ご家族のみなさんがお子さんのため
に真摯にいろんな工夫や努力をされて、まさに二人三脚で太鼓を学んでいか
れる様子に、私は本当に心を打たれました。家族の関係が希薄になっていく
傾向のあるこの時代に、JSPACCの子供たちとご家族の強く濃い絆とサポート、
これこそがあらゆ ることを乗り越えていくミラクルキッズの基盤、ミラクル
ファミリーなのですね!
このような機会を頂けて、本当にありがとうございました。アシュモア広美さん
とのご縁と、細やかなお気遣いにあふれるお働きに感謝いたします。JSPACC20
周年イベントのために結成された絆太鼓ですが、こんなに太鼓が大好きになって
くれた子供たちと、今後もなんらかの形で太鼓を続けていければと願っています。
*–*–*–*–*–*
ヒップホップダンス ロビン・オリーブ先生
Dear JSPACC,
I had such wonderful time at your event this year.
My total experience working with the kids, and also the parents
and staff was extremely uplifting and memorable.
And I hope to continue to stay connected with your organization.
I’ve been a dancer my whole life and worked in entertainment
for almost 20 years. I’ve had some awesome experiences.
But, the most fulfilling come from these with kids with challenges
and also their blessed parents. I feel so lucky and honored to be
a part of it.
Sincerely,
Sensei Robin
*–*–*–*–*–*
ミラクルキャッツ 炭川純代先生
2014 miraclecatsの私の感動シーン3
新人CATS 6名を含む19名で行われた2014年miraclecatsチームは、
子ども達も大人もまたさらに大きく成長しました。この中で私の感動
のシーンを3つ紹介させていただきます。
感動のシーン1 子どもたちの練習への意欲
miraclekids
festivalに向けての練習は昨年末からスタートしました。
今回の練習は、同じく大舞台で行った2009年のものに比べると随分
違ってきていました。2009年は指導者から何かを学ぶことを学んで
いた子どもたちが、今年は習ってきたものをどのように洗練させられる
かを考えて参加していました。そして期待値も、以前は踊りは「みんな
そこにいて自分なりに体を使い楽しく、のびのびと出来たら素晴らしい 」
だったものと比べ、今年は「皆でしっかりと揃うのが当然」までに。
それもシブリング達が中心となり、もっともっと良いものをという意欲が
皆をしっかり引っ張っていってくれたのです。見事に目標を達成していた
ことに、子どもたちの可能性を感じました。
感動シーン2 円陣メッセージ
今年のすごさは何といっても踊りや歌に留まらず、子どもたちからの生の
声の飛び交った「円陣メッセージ」でした。ある練習日に伊東容子舞台
監督から「始まる前に円陣組んで気合い入れてね」と言われ、それからは
これを毎回行うようにしていました。私はこれは素晴らしい儀式だという
ことに気づかされました。最初は先生から発していたメッセージを、徐々
にシブリングの お兄さんお姉さんたちに任せるようにすると、「上手に
踊るだけでなく、自分たちが楽しむことが大切だ」などと、皆次々にとても
素敵な言葉をかけてくれるようになりました。この円陣メッセージでチーム
がとても強くまとまったと思います。そしてこの体験は、スペシャルニーズ
にあるなしかかわらず、参加した子どもたちが
自分の気持ちを大きな声で
皆の前で言うことに慣れさせてくれたようです。もうすぐ大学生になり、
引っ越しで離れてしまうお姉さんと良い思い出ができたことや、自分の日本
帰国が迫っていて寂しい気持ちなど、皆それぞれが、このキャッツにかける
思いを自分の言葉で皆に伝える…こんな一面が引き出され、感動させられっ
ぱなしの現場でした。
感動シーン3 異年齢の子どもたちのかかわり
私が見ていてとてもほのぼのするのが、休憩時間に出演者の子どもたちが
皆、大声をあげて一緒にはしゃぎまわって遊ぶシーンです。特に一人っ子
の子どもや、兄弟にお兄さんやお姉さんがいない子は、年上の子どもたち
に遊んでもらえるのはとても嬉しいことです。そしてお兄さんお姉さん
たちも、彼らのそんな思いにしっかり対応してあげていました。おなかが
痛くなるほど笑いながらはしゃいでいる子どもたち。私も昔小さい頃、
親戚の家でたくさんのいとこたちと遊んだ事を、思い出しました。
子どもたちのこんな関係がとても子どもたちの社会性や情緒を育てるの
ではないかと思いました。
2014年miraclecatsは子どもたちは立派 にステージをやり遂げました。
今年、子どもたちの表現をより洗練してくれたのは、もちろん子ども
たちによる鍛錬とその体験を一緒にしている仲間との関わりによった
ものだと確信します。子どもたち、感動をありがとう!!
*–*–*–*–*–*
リトミック&wheelers 松本紗智子先生
今回このイベントに参加させていただくにあたって、ワクワクした気持ちで
クラスを始めました。リトミックの子供達は小さい子供が多いですが、彼ら
らしさが表現出来るようなもので子供達自身が楽しめるものにしたいという
想いでプログラムを作り、子供達とご父兄の皆様と一緒に練習を重ねました。
当日は私が想像していた以上のパフォーマンスを子供達が見せてくれました。
子供 達がステージ上でニコニコと生き生きとしていたのがとても嬉しかった
ですし、頼もしく思えました。
また、Wheelersのプログラムについてはリトミックのプログラムが決定した
後にいただいた話でしたが、Wheelersの子供一人一人が輝けるような
ステージにしたいという想いもあり、あのようなプログラムが出来上がりました。
今回イベントを通してWheelersの子供達と出会えた事に感謝しています。
そして一番嬉しかったのは、リトミックとWheelersのすべての子供達とご父兄
の方々が1つのチームとして協力し合い、助け合い、絆を深めた事です。
こんなに素晴らしい縁に恵まれた事は私はもちろん、皆さんにとっても一生
の宝になるだろうと思います。
JSPACC20周年おめで とうございます。
そして、今回参加させていただけた事を心より感謝申し上げます。
☆*☆*☆*☆*☆*☆
<<参加者の感想>>
太鼓グループリーダー アッシュモア広美
今回のイベントの為に初めて太鼓を当会ですることになり、太鼓を触った
こともない、会所有の太鼓はたったの一貫、練習場所がまったく見つから
ない。。という困難な状態で、一体どうなる事か。。と大変心配した太鼓
グループでしたが、実行委員の尾崎さんのご尽力と中央学園の弓削さんの
サポートのお蔭で、最初は天理教の太鼓ルーム、そしてその後は羅府中央
学園のHallを使わせて頂いて11月の終わりから3か月半練習を重ねるこ
とができました。
最初はバケツにPacking Tapeを貼ったバケツドラムで練習、その後西大和
学園の太鼓や他の太鼓をお借りする事ができるようになり、本物の太鼓で
の練習によりみんなメキメキと腕を上げていきました。先生の臨機応変な
対応で子供たちのNeedsに即した曲を作って頂き、みんなが知らず知らずの
うちに一曲を打つことができるようになりました。
いよいよMiracleKids Festivalの舞台では、みんな立派にそして楽しく
演奏を終えることが出来ました。これも先生をはじめ、幾度麻紀さん、
太鼓を貸してくださった方、練習場所を提供くださった中央学園、まだ
まだ感謝しなければいけない所は沢山ありますが、本当に感謝の言葉も
ありません。ありがとうございました。
いつか”きずな太鼓”がJSPACCのメンバーにとどまらず、他のチャレンジの
人々も参加できるLAで知る人ぞ知る太鼓グループに育っていけばいいな。。。
と夢を描いています。
皆様、応援本当にありがとうございました。
*–*–*–*–*–*
ヒップホップダンスリーダー 野口まみ
この度のイベントでヒップホップダンスグループ”Stars Shine Crew”の
リーダーをさせて頂きました、野口です。
イベントが終わって早1週間以上が経とうとしています。
未だにあの日の感動が蘇り、胸が熱くなり涙が込み上げてくる思いで
日々過ごしております。
ロビン先生と出会いイベントへ向けてやり取りをした一つ一つ、
毎週土曜日に会っていたヒップホップメンバーの皆さんとのやり取り、
子供たち一人一人の笑顔、そしてイベント当日に向けて実行委員の
皆さんと一から作り上げていった日々、この数か月生活の基盤になって
いたといっても過言ではない日々の事が、思い出され、そして何とも
言えない達成感、充実感と共にまた明日へと進んでいこうと前を向いて
歩いていっているという気持ちです。
イベント後に 起きた我が家の嬉しいニュースを少しここにシェアさせて
ください。イベント当日我が家の次男JACKの晴れ舞台を、学校の担任の
先生とエイドの方が家族そろって観に来てくださいました。とても感動
してくださった先生は私に、この衣装と曲のCDを学校に持ってきてと話し、
次の日に言われた通り息子に持たせました。
そして、学校のAuditriumへ、2ndグレードの全生徒と校長先生やセラピ
ストなど総勢約100名程を呼び、舞台の上でライトアップもして、JACK
をイベントの時のように躍らせたのでした。
JACKは人前で踊るのは好きなのでもちろんノリノリで会場も大盛り上がり、
生徒皆で”Go Jackie ! Go Jackie !”と拍手も鳴りやまなかったそうです。
JACKはダウン症で左耳も聞こえませんが、現在2ndグレードのレギュラーの
クラスにエイドさんと生徒達の力を借りながら在籍しています。生徒の皆
には足を引っ張る事ばかりですが、JACKの得意とし大好きなダンスを学校
の皆にも観てもらい本人もきっと自信がついたのではないかと思います。
親として、学校の先生方子供たちがJACKを大歓迎してくれているような
とても温かく嬉しい気持ちになりました。
このようなイベントに我が子供達と参加する事が出来たこと、そして関わって
くださったすべての方々に感謝申し上げます。
そしてまたいつか、このような子供を舞台で輝かせる事の出来る機会がありまし
たら、今回参加できなかった 子供も多くのミラクルキッズ達を世に出したいです!
*–*–*–*–*–*
今回のイベントは大成功でしたね。数ヶ月前にはイベントに参加するなど
想像もしてませんでしたが、親子ともどもとても良い思いでになりました。
息子にはかなりの刺激で、次の日も興奮状態でした。キャッツは5分しか
見れなかったのでDVDを楽しみにしています。
ヒップホップに誘われて行ってみたものの息子は手も動かさず音楽にも
興味を示さず、2回目で、「やっぱりダンスは無理だけど龍がみんなに
会いたいので応援する側でもいいかな?」と言ったところ野口さんと馬上さん
が熱心に、『龍君にも何かできることがあるはず、まだあきらめないで。』
と言ってくれ思いなおしまし た。その後、またしてもやはり無理と思った頃、
小さなはるかちゃんを連れて川名さんが見学に来ました。あの小さい子が
頑張るなら龍にも頑張ってもらおうと、最後までやり通す決心をしました。
先生のロビンは車椅子の二人が全体に調和するようなステキな演出をして
くれました。ロビンの子供たち一人ひとりに気を配るやさしさが、子供たち
にも広がり、いつの間にか親も子も仲間としていい雰囲気になってきました。
龍がダンスらしいダンスができなくても、仲間といることをとても喜んだ
ことだけでも貴重な経験だったと思います。
今でもビューティフルピープルのメロディーが時々わたしの頭の中で回って
います。
『あきらめないで!』と私を勇気づけてくれた野口 さんと馬上さん、そして
根気強く指導してくれたロビンに心から感謝しています。
川名さん、松田さん、南さん、大田さん、龍を応援してくれてありがとう。
ジェイクはみんなのお兄さんみたいにやさしかったです。
見に来てくれた友人たちは、「すごく良かった!」「楽しかったから全然
長く感じなかった。」と喜んでくれました。役員の皆様、大変なお仕事を
本当にありがとうございました。
また、ボランティアの方々の作ってくださったカレーおいしかったです。
貴重なお時間をイベントのために捧げてくださってありがとうございました。
章子ポルティーヨ
*–*–*–*–*–*
うちは12月から遅れての参加でしたが、皆さん快く迎え入れてくださり、
と っても嬉しかったです。我が家の息子は毎度毎度練習のたびに泣き通し
でしたが、メンバーのみんなが代わる代わる声を掛けてくれ、涙をぬぐっ
てくれ、鼻水を拭いてくれ、なんとか本番を迎えることができました。
しかも、泣かずに!!
日を追うごとにメンバーたちが打ち解けてゆくのがわかり、その子その子
の性格がよく見えて、面倒見が良い子、場を和ませてくれる子、責任感が
強い子と、子どもたちはみんな一人ひとり個性的で、毎回会うのが楽しみ
でした。
私たち家族は昨年5月にイリノイからカリフォルニアへ引越ししてきましたが、
イリノイでは日本人の障がいを持つ子どもたちの親の会というものが無く、
母国語で障害に関連したサポートや情報を得ることがとても難 しい環境でした。
こちらに来てからJSPACCに入れていただき、小部会や月例会などで沢山の親御
さんたちに出会い、日本語で子どもの障害について話ができる 夢のような
環境に感謝しています。そして、今回はこのような20周年記念という一大
イベントに参加させていただくことができとても良い記念になりました。
本当にありがとうございました。
川名まさみ
*–*–*–*–*–*
ミラクルキャッツリーダー 池内和世
Miraclecats2014の池内です。今回のキャッツも純代先生、しのぶ先生、
黒猫さん達、ステージハンドの皆さんのおかげで素晴らしい舞台になりました。
もちろんJSPACCの子供達、シブリング達は追加レッスンが増え時間が
延長になりずいぶん辛か ったと思うのですが、練習に励みやり遂げました。
初めて参加する子供達、久しぶりに参加する者、いつものメンバー、
そして親たちもどんどん打ち解けて「仲間」になっていく様子を
頼もしく思い、舞台の成功を確信させました。
特にこの度はシブリング達が自分たちで居残りをして練習し、自分達から
純代先生に追加レッスンのお願いをするほどでした。
今回のキャッツがこのメンバーで最後の参加になると言う思いが
あり、自分たちの集大成と言う気持ちがあったのかもしれません。
思えば最初のキャッツは少人数で衣装も自分の持っている茶色い服
という感じだったのですが、衣装やメイク大道具が本格的になり、
どんどん進化していきました。メンバーも 色々変わったのですが、
Miraclecatsはまさに時を越え、人を変えて進化し続ける魔法の
ミュージカルなのでこれからも続けていけたらいいと思います。
色々サポートして下さった皆様に感謝いたします。
ありがとうございました。
*–*–*–*–*–*
1週間遅れですが、役員の方々、20周年記念式典大変お疲れ様でした!
ミラクルキッズフェスティバル当日は、大成功&大盛況に終わったと思います。
予てから、吉山さんからCATSのお話を伺っており、指導される純代先生の
お話も熱~く語られていたので、娘を連れてのCATSの初めてのトライアル
の日には、まだ見ぬ恋人に会うような心境で、私自身がドキドキでした。(笑)
純代先生は、力強い前向きなオーラ を持ち、太陽の様な光を放つ私の想像
していた通りの方でした。この人のそばにうちの娘を置きたい、お任せしたい、
そして母親である自分自身も周りに居たい思いました。
CATSメンバーは6人を除き全員経験者でした。
2ヶ月間週1回のはずが、ある週は4回OCに通う位、追加追加の猛練習で、
スパルタ!(笑)という声も上がる位でした。毎回の練習も延長が度重なり
ましたが、驚く事に何だかんだ言っても子供達はきちんと着いて行っていました。
純代先生と子供達の間に、信頼関係が既にできていたのでしょう。
私達初体験者に取っては、とても良い空気が出来ていて、とても有り難い
状況でした。
シブリングの若者たちは、他のメンバーのお手本になるべくして初めから
最後 まで全力投球で練習に励みました。今考えれば、初体験の子猫たちも
そのシブリングたちに触発されてあそこまで頑張れたのだと思います。
大舞台に相応しいクオリティのある演技ができたと思います。
子供の晴れ姿とよく言いますが、今までその晴れ姿を見せられるような、
初舞台なるものをさせた事が有りませんでした。
それが何かも分からなかったし、どこかでそんな事が娘にできるのか?
と思っていた所があったかも知れません。
久々に、”いい仕事をした”という爽快感を味わいました。それも、娘との
コラボで(嬉)!思えば、モンテソーリに向かう長旅の途中、娘から何度も
”NO CATS!”と言う声を聞き、先生の言う事も聞かず、本番に果たして
立てるのだろうかと、思うときもありました。家での練習は、手取り足取り
やりましたが全く効果がありませんでした。
とりあえず毎回の練習日には、Miraclecats仲間の顔を見に行こう、という
つもりで通いました。行けば、毎回皆さんが家族の様に暖かく迎えてくれ、
そして純代先生の持つ、厳しくも優しい光で照らされ、集中的な練習も
こなして来られたと思います。
毎回片道1時間半から2時間かかった運転も、今思えば辛いと思うことは
それ程ありませんでした。
水谷さんご夫妻、のぶ子先生が毎回励まして下さり、娘はシブリングの頼り
になる兄さん姉さんたち、CATS仲間に支えられました。
先輩ママさんか ら昔の大変だった頃のエピソードなどを聞きました。
過去のCATSメンバーも何度壁にぶち当たり、荒波を乗り越えてここまで来た
んだ、ということが分かりました。そして腹をくくり、皆さんの大きな懐を借りて
やらせて頂く事にしました。次第に、不安は少しづつ消えていきました。
家での練習は教えるのを止め、私が自らDVDを見ながら踊り始めました。
するとあら不思議、次からの練習からは、たどたどしいながらも、娘が皆と
一緒に踊ろうとする様になりました。純代先生もそうしている様に、親である
自分がやって見せないとダメなんだと思いました。
母親である私もCATS効果で色々な事が勉強になりました。
舞台当日は、ここには書き切れないほどの、ドラマの一つ一つが思い出され、
感動と、もうこれで終わりなんだという名残惜しさが混ざって、涙があふれて
きました。
シブリングのお兄さん、お姉さん達がスペシャルニーズを支える、微笑ましい
姿も沢山見ました。娘は、メンバーの一人一人に挨拶が出来るようになりま
した。純代先生のマジックも見ました。でも、ミラクルも、マジックも、全て日々
の努力の元に起こるのだと分かりました。障害があれば人の10倍、20倍努力
しなけばならないかもしれませんが、それがやがて実となり、花となる。誰でも
頑張れば奇跡は起こせる、気持ちは伝わるという事を、子供達に体験させる
手助けを純代先生はして下さったのではないか と思いました。
純代先生自身も、人知れず沢山勉強をし、失敗や悔しい思いも経験し、
人一倍、見えない所で努力をし続けてそれが結果となり現れたのだろうと
思いました。
皆さんが種をまき、水をあげ、純代先生の光を浴び、何年も掛けて大事に
育てたそんなMiracleCatsに今回参加させて頂きました。
MiracleCatsの先輩方(子供達、親御さん、先生方、応援して下さったの
水谷さんと奥様、関係者の方々、大きな家族が出来た様に思います。CATS
メンバーの子供達一人一人が我が子の様に思え、本当によく頑張ったと思い
ます。Miraclecatsを選んで本当に良かったです。
この喜びを皆さんとシェアしたいと思いました。
キャッツファミリーが増え、Miraclecatsが少しでも多くの方々に、 浸透していくと
いいですね。もう純代先生の練習がないと思うと寂しいですが、Miraclecatsに
終わりはない、ですよね!
進化し続けるMiraclecats, 今後も奇跡と感動を生み続けてくれることを祈って
おります。改めて、全ての関係者の方々にお礼を申し上げます。
そして、何かのご縁で今回ご一緒させて頂きました皆さんとの出会いに感謝致します!
チェリッシュ&恵ガーヴィー!
*–*–*–*–*–*
リトミック&Wheelersリーダー 野嶋祐子
20周年のイベントを終え、ほっとしたような、なんだかもう終わって
しまったかと思うと寂しいような、、
最初はリトミックの子供達は椅子に座ることから、楽器を持つこところ
から始まりました。でも最後には音楽がなると自然に身 体が動きだす子供達。
なにより当日、リトミック、wheeles全員参加できた事がとても嬉しく、
自然に聞こえてくる会場からの拍手や手拍子が未だに耳に残っています。
出演している子供達、親、そしてお客様、皆が一つになった様なそんな気が
して胸が熱くなりました。
このイベントに参加する事にあたって、うちの子に何ができるだろうか、、
そんな不安もありましたが参加して本当に良かった。そんな気持ちで一杯です。
そしてリーダーとしていたらないところもたくさんあったかと思いますが、
暖かく見守っていただき、そしてサポートしていただきました事心より
感謝申し上げます。
先生を始め皆さんと出会えた事、このご縁をこれからも大切にしたいと思います。
ありがとうございました。
*–*–*–*–*–*
この度は、JSPACC20周年記念イベントに出させて頂き、ありがとうございました。
思えば約3年前、リトミッククラスが開催されるとお話を頂き、初めての習い事に
挑戦したのが紗智子先生のクラスでした。
当時は、音に敏感でクラスに参加出来ないときも、癇癪を起こして途中で帰った
こともありましたが、紗智子先生にサポートをして頂きながら、また、同じクラスの
子供達とや保護者の方に励まして頂きながら、続けてこられました。
最後の最後までちゃんとパフォーマンスが出来るか心配でしたが、 本番では
本当に楽しんでステージに上がっている姿を見て、続けてきて良かったなと
本当に思います。
また、今回Wheelersの皆さんとご一緒できて、本当に嬉しかったです。
毎日の生活に追われ、忘れがちな気持ちを、思い出させてくれました。
そして、最後にサポートをしてくれたシブリングのお姉さん達!!!
彼女たちの力が、本当に大きく頼もしく、私にも息子達にも勇気をくれました!
本当にありがとう!
子供の成長と共に、私にも親として成長する良い機会を与えて下さった
親の会にも、感謝致します。
ありがとうございました。
阿久津 美紀
*–*–*–*–*–*
今回のイベントに参加させていただき、本当にたくさんのことを学ばせて
いただきすべてが大切な宝です。
リトミックはおととしからクラスに参加させていただいていましたが、当初
は みんなと並んで椅子に座っていることもままならず、教室から脱出を
試みたり、「stay!」「sit down!」を何十回も繰り返す日々でした。今回の
イベントのレッスンが始まってもドレミのフープの中にとどまれないし、
椅子にもずっとは座れないし、座っても何もしないし、、。
でも、先生も回りのお母さん達も自分の子供を見る気持ちで時には
アドバイスをしてくださったり、ほんの小さなことができただけでも大きな
拍手をしてくださったりという中でくじけず希望をもって続けることが
できました。
毎週毎週子供たちの頑張りを見ながら親たちもなんとかいいイベント
にしたいという気持ちが一つになり、本当に楽しく充実した数か月でした。
親は舞台にはあがらないと言われたとき、どうなることかと真剣に思い
ましたが子供たちの力をみくびっちゃいけないと心底思いま した。
もちろん先生 と、アシスタントをしてくれたシブリングのお姉ちゃん達の
力あってのことなのですが、子供たちの吸収力はこれからも見習って
いかなきゃと思えるいい機会でした。
そして、Wheelers のみなさんも普段はあまり接することがなかったのに、
この機会に出会えて本当によかったです!
イベント終わってから1週間は忙しく練習してなかったのですが、
せっかくなのでもっと極めよう!とよくばり心が出て昨日音楽かけて
みたらちゃんとできるではありませんか!!!!
忘れてないし、いえいえ、進化しているようにすら思えます。
リトミックの素晴らしさ、皆で何かを作り上げる楽しさと、達成感・連帯感、
一生忘れません。
みなさん、本当にありがとうございました。
鳥羽敦子
*–*–*–*–*–*
今回、この素晴しい仲間とともに息子(ハジメ)をステージに上げてあげる…
そんな貴重な機会に参加できたこと、本当に嬉しく思 いま す。
私達は12月にお話を吉山会長から頂き、ステージの上にあがってみませんか?
とお誘い頂きました。最初は、息子の状態からビデオ出演しか出来ないかな
って思ってたんですけど、主人も協力的に「行かせてみようか」という話に
なり、早速参加させていただく旨を吉山さんに伝えました。その後、2月から
練習に参加させていただきました。山田さんに一緒に連れていってもらい、
リトミック&Wheelersのみなさんと会うことが出来ました。
子供たちみんなの頑張っている姿を見ると、涙がでるほど可愛くて可愛くて。
みんなそれぞれ障害を持つお子さんをお持ちのお母様達も、底抜けの明るさ
を持って一緒に踊っている姿を見て、自分の息子のことで悩んでいるのも
ちっぽけに 思えるくらい自分の気持ちが楽になったのを覚えています。
最後の練習は大雨で大変でしたが、がんばって息子を連れていけたこと
良かったです。今考えると「本当にあの大雨の中でも行ってよかったな~」
って思います。
結局息子は、1度の練習に次が本番というぶっつけ本番状態だったんですけど、
さちこ先生も、皆さんも優しく歓迎して下さって、ハジメは嬉しかったと思い
ます。当日も伊東監督に声をかけていただき、みんなで一緒に出来ることに
喜びを感じることが出来たと思います。これも、私達親子を支えて下さるこの
会あってのことだと思います。ステージの上でスポットライトを浴びたハジメの
姿を見て、涙がこみあげて目には涙がいっぱいでした。
素晴しい仲間 に出会える、この手をつなぐ親の会。
障害をもつ子供を抱え気弱になっている私達を、温かく迎えて下さる。
素晴らしい会に出会えたこと、私や息子、家族の宝だと思います。
JSPACC20周年、本当におめでとうございます。
そして素晴らしいイベントに参加させてもらって良かったです。
ありがとうございました。
宮坂秀枝(Hozue Miyasaka)
☆*☆*☆*☆*☆*☆
《ボランティアさんの感想》
吉山るり子 様
この度の20周年記念イベントは、大盛況の内に無事終えることができまして
おめでとうございます。さぞかし、子供達やご家族の皆様もお疲れになったこ
とでしょう。本当にハードな毎日だったと思います。
それにしても、よくここ迄一人の脱落者もなく栄えある舞台に立つことが出来
ましたことを大変嬉しく思っております。思えば、2007年に私たち夫婦が
最初にミラクルキッズを拝見させていただいてから、2009年のミラクルキ
ャッの舞台を見たときには、正直鳥肌が立つ程感動致しました。
この子達にしか出来ない魂 の演技に、私たちのグループの人達の琴線に触れた
のか自然と今回の公演にも自発的に参加してくれました。ですから、皆さんは
このように自分が参加させていただいていることに大変感謝してボランティア
をしてくれます。そして、このようなすばらしい友達を持って実に幸せに思っ
ております。会場に来られた人たちもきっと同じ気持ちをお持ちだと思います。
親の会の皆様と関わって約7年余りになりますが、毎月のチャイルドケアーに
参加する度に、この子達の純粋な魂の輝きにいつも驚かされます。この子達は
地上へ生まれてくるときに、この親だったら大丈夫と親を選んで来ていること、
それは皆さんを見ているとよく判ります。実に優しくたくましい方ばかりです。
&a mp;a mp;a mp;a mp;a mp;nb sp;
今回の演目はどれも素晴しかったとお聞きしております。子供達がそこに居る
だけでこんなに皆が涙し、喜び、心から讃え合う感動は一体何なのでしょう?
また、シブリングの若者達のサポートが実に爽やかで聴衆の心に魅力が重なっ
のも事実だと思います。泰斗君や和君それにマリアちゃん一生忘れられない想
い出になったことでしょう。これからもしっかりと勉学に励んでください。
まだまだ書きたいことは沢山ありますが、とにかく親の会の子供達や家族の皆
さんに出会えたことを家内共々、大変よろこび感謝致しております。これから
も末永く家族の一員として共に明るく楽しみながら人生を送りたいと思います。
しばらくは放心状態が続くと思いますが、どうぞお身体を ご自愛されまして又、
いつの日かお目にかかりたいと願っております。本当にお疲れさまでした。
私たちグループの皆さんには、既に親の会の皆さんのお気持ちをお伝えしてお
ります。また、何かありましたら喜んで参加させていただきますので、いつで
でも言ってくださいとのことです。
ありがとうございます。
水谷光男&加容子
PS:プログラムも大変すばらしいもので、皆さん大変喜んでおります。
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《目次》
1.4月例会のお知らせ
2.2月例会報告
3.Buddy Program ミニチュアゴルフ報告
4.Buddy Program参加者募集のお知らせ
5.シブリング会会員募集のお知らせ
6.専門家に聞きました
7.図書部よりお知らせ
8.新入会員のご紹介
9.今後の予定
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1. ●《4月例会のお知らせ》●
(オレンジ小部会担当)
日時:2014年4月19日(土)
10:00a.m.-12:00p.m.
場所:立正佼成会(Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Los Angeles)
2707 East First Street, Los Angeles, CA 90033,U.S.A
スピーカー:Melody Goodman
Area Board 10 of the State Council on Developmental Disabilities
内容:SB468の新しい法律に関するセミナー
(英語でのセミナーですが、通訳は山田さんがして下さいます。)
詳細はJSPACC MLに出しますので、ご確認下さい。
どうぞよろしくお願いします。
オレンジ小部会 池内和世
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2. ●《2月例会報告》●
出席者:宮坂秀枝、野嶋祐子、鈴木幸江、ガーヴィー恵、ハーダー容子、
アッシュモア広美、風間一智子、吉山るり子、野口麻美、ロジャース早苗、
南千草、ウイッシングゆかり、松田真木綿、磯崎ようこ、池内和世、
尾崎よしみ、真野光、Knako Blondet、Augusto Blondet、Miho Murai
役員主催の2月の例会では、Learning Disablilityの専門家Richard Lavoieの
“How difficult can this be?”(前編70分)のビデオ上映会を行いました。
このビデオは実際に教育現場にかかわる教師達、また親達へのセミナーを
収録したもので、LDの子供達が毎日学校でどのような場面に直面して
いるか、先生たちがどのように子供達を扱っているかということを赤裸々
に感じさせて、意識改革をした話題作です。
このビデオは英語で日本語の字幕も無いため、予め下記の要約文が
メールにて配布されました。それでも、ビデオでの会話がかなり早口で
内容がどんどん進展して行く為、区切り区切りで広美さんに要点を
日本語にてかいつまんで解説して頂きました。
*** ビデオの要約 ***
* Understanding Learning Disabilities (学習障害を理解しよう)
主な流れ:社会福祉士、心理学者、親などの人々が集まり、学習障害と
いうのはどういうものかを体験する。
* Experiencing Frustration Anxiety & Tension (挫折感、不安、緊張を体験)
授業中に先生は生徒に皮肉を言うときがある。周りの生徒は皮肉を笑うが、
皮肉を言われた生徒は傷つく。皮肉を言った先生は言ったことをすぐに忘れるが、
言われた生徒は心に残ってしまう。また、不安を感じた人が真っ先にとる行動は、
不安を与えるものから目を逸らすことなので、生徒は先生を見ずに下を向いてしまう。
* Processing (処理・理解)
学習障害児は先生の言うことを理解するのに時間がかかってしまう。例えば、
先生が生徒に質問をしたとき、健常児は質問の答えを考えるが、学習障害児は
質問の意味を考えてしまうので、授業が普通の早さで進んでいたとしても、学習
障害児にとっては普通よりも早い授業だと感じてしまう。
* Risk Taking (リスクを取る)
学習障害児は不意打ちが苦手。例えば、授業中に先生が学習障害児を突然
名指しして、質問に答えなさいと聞くと、パニックに陥ってしまう。また、学習
障害児は自発的に授業に参加しない。なぜなら、学習障害児は質問に答え
たとしても褒められないことを知っているからだ。先生は生徒の答えが正解
でも褒めることはなく、不正解のときには叱る。そのことを知っているから、
学習障害児は自分から授業に参加しない。
* Visual Perception (視覚認知)
この絵はなにか答えなさいという質問に対して、学習障害児が答えることが
できなかった場合、先生は4つの異なる行動を取る。1つ目は、学習障害児
にもっと頑張って絵を見てみなさいと言う。2つ目は、答えることができれば
何かをあげると言う。例えば、答えることができれば一番に休み時間に行って
もいいと言う。3つ目は、答えることができなければ、学習障害児から何かを
取り上げようとする。例えば、休み時間に行ってはいけないと言う。4つ目は、
学習障害児は十分に頑張っていないと言う。このようなケースの場合、先生
は学習障害児が質問を答えることができないのは、モチベーションが無いから
だと考える。しかし、学習障害を乗り越えるための鍵はモチ ベーションではない。
学習障 害児にとっては、モチベーションよりも、しっかりと教えてくれる先生と
適切な指示が必要。
* Reading Comprehension (読解力)
読解力は、単語をどれだけ知っているかが左右するのではなく、その人がどれ
だけ知っているかによって変わる。例えば、単語の一つ一つを知っていたとしても、
その単語が文章になったときには、文章の意味が分からなくなるときがある。
単語が数学の問題になったときには、数学に詳しい人しか意味が分からない。
文章を理解するためには、単語を理解するだけではなく、先生の指導も重要。
* Effect of Perception on Behavior (認知が態度に与える影響力)
学習障害児は、自分自身がどんな間違いをしたかが分からないため、なぜ
先生が怒っているかが分からない。そのため、先生が学習障害児に「なぜ、
こんなことをした。」と聞いても、学習障害児にとっては何が問題なのかが
分からないため、正直に分かりませんと言う。
* Visual Motor Coordination (視覚運動機能)
学習障害児にとって、視覚はとても難しい問題。視覚に問題がある場合、
文字を見ながらその文字を書いて写すことができない。なぜなら、目と手が
同じ働きをしようとしないからだ。
* Oral Expression (口頭表現)
多くの学習障害児は、言語障害がある。人の脳には、記憶の保存と記憶の
回収の機能がある。しかし、学習障害児は脳内の情報を正しく取り出すことが
できるが、その情報を取り出した場所に戻すことができない。結果、学習障害児は
何かを思い出そうとすることに脳が働きすぎて、情報を口に出すことができず、
2つのことを1度にできない。このような問題が授業中に起きたとき、先生が
学習障害児に十分な時間を与えることで、生徒はしっかりと時間をかけて考える
ことができ、答えることができる。
* Reading and Decoding (読解と解読)
学習障害児の中には、b,d,p,qのような、同じような逆転している文字が苦手な
人がいる。学習障害児が文章を読む際、彼らは文章内にある文字の解読に
必死で、書いてある文章の内容が頭に入ってこない。また、先生が学習障害児に
「なぜ、こんな簡単な問題なのに解けない。これは簡単だぞ。」と言っても、学習
障害児にとって問題が難しいことは変わりないので、先生が問題の難易度を
言っても助けにならない。そして、先生が生徒に「なぜ分からない、なぜ分からない。」
と繰り返し質問することは、生徒を攻め立てることと同じなので、コミュニケーションを
断つことと同じ。
* Auditory and Visual Capabilities (聴覚と視覚の能力)
文章を理解する際に、視覚からだけの情報だけではなく、聴覚からの情報が
必要な人もいる。例えば、学習障害児が先生の元へ行って、この文章の意味が
分かりませんと聞きに行ったとき、先生は冷たく、「読めば分かる。」と突き放す。
しかし、学習障害児は文章の意味が本当に分からないため、同じ質問をする。
先生が「この文章は、〇〇って意味だ。」と口で伝えたときに、学習障害児は
耳からの情報が伝わり、文章を理解することができる。
* Fairness (平等)
平等という言葉は、全ての人が同じものを手に入れるという意味ではなく、
平等とは全ての人がそれぞれに必要なものを手に入れるということ。
健常児と学習障害児に必要なものは、もちろん違うので、健常児が必要な
もの、学習障害児が必要な物を手に入れることができたときに平等という言葉が
適切になる。
《参加者の感想》
LDの子たちが学校の授業がどのようにうつるかという類似体験をさせるのは、
とてもわかりやすく思わず引き込まれてしまいました。
私の息子はLDですが、彼が学校でどのように葛藤してるのか気持ちに少し
近ずけた気がしました。
LDはほかの障害と違い、見た目や行動からはまったくわからないことが多く、
ゆえに他 人から理解してもらえ ないのが一番の問題ではないかと思います
息子の例ですと、怠け者のレッテルを貼られる、人の話をきいてないと思わ
れる、集中してないと思われる、などです。
なのでこのようなワークショップが増えれば関係者だけでなく一般の人にも
理解してもらえ、そうなればLDの人たちはもっと生活しやすくなる世の中に
なるのでは、と思いました。 ”
松田真木綿
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3. ●《Buddy Program ミニチュアゴルフ報告》●
3月1日(土)Rising Stars leadership Programが主催するミニチュアゴルフに
Buddy Program が参加いたしました。
Miraclekids Festival の前日でしたが、参加者の吉山大翔君、ウイッシング
クリスティーナちゃん、磯崎レイ君、ショーン君兄弟、南いくよさんも元気に
集まり、受付ではJSPACCのシブリング会の野嶋真衣ちゃんと真野優希君が
受付にいて下さり、日本語で対応してくれ、当日の朝も大雨だったので、
ゴルフはできませんでしたが、ゲームセンターでゲームを楽しみました。
朝はコンチネンタルブレックファーストを楽しみ、参加者が揃い写真撮影をし、
子供の担当のBuddy に各自挨拶をして、親は子供の情報をBuddy へ渡し、
子供とBuddy はゲームセンターに向かうと、その間待っている親たちは、
翌日の準備をしている人、その方たちの分もとビンゴゲームを数人分
引き受けて下さる人、ゲームを楽しむ人とさまざまで、家庭用とは違う画面と
音で楽しんでいる方も多かったのかとてもにぎやかでした。
昼食はPizza とサラダをいただき、ラッフルが始まりました。
ラッフルではシブリング会尾崎宏之進君、野嶋真衣ちゃん、真野優希君たちも
司会進行を行い、一等・二等は逃しましたが、吉山さん、池内さんが当たりました。
ラッフルの途中で、Rising Stars Alumni のElika FisherさんがBuddy Program の
説明と子供たち一人ずつを紹介して下さり、子供たちはGoody Bag を頂きました。
ラッフル終了後は、参加者全員がGoody Bagを頂きました。
このミニチュアゴルフは、Rising Stars leadership Programの参加者が数か月
学んだことの集大成で、企画・進行・寄付を自分たちで集めるそうです。この
ゴルフが終わるとこのProgramは終了を迎えます。
学校では体験できないことを学んだ彼らの活躍も楽しみです。
報告:南
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<参加者からの感想>
This is our third year for Christina and I to play golf with the buddy program at
Rising Stars. Unfortunately, the weather was a little grim for golf as it was
raining and the courses were closed for playing, but this didn’t stop us from
having a great time. We arrived to Donuts and coffee to start the morning out.
Christina and her buddy played unlimited games for two hours and enjoyed
racing, shooting and assortment of other arcade games. The parents on the
other hand played bingo and won many prizes. Afterwards we enjoyed a pizza
buffet and salad and came to the highlight of the event, the raffle. Many prizes
were given out. We headed home looking forward to next year.
Joel Wissing
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4. ●《Buddy Program 参加者募集のお知らせ》●
Buddy Programとは、Rising Stars Youth Leadership
Program(日系社会における将来のリーダーの育成を目的として、
2003年度より毎年秋~春に行われている高校生研修プログラム)
を通して得たリーダーシップスキルを使ってコミュニティーに
貢献したいという願いのもと、親の会のサポートをされている
南カリフォルニア大学Barbara Wheeler準教授の提案により、
2008年1月から始まったプログラムです。
イベントではJSPACCの子供達がRising Stars Youth Leadership
ProgramのAlumniのメンバーと一緒にペアを組み、様々な活動に
取り組むというものです。Alumniは高校生以上です。このプロ
グラムの1つパンプキンカービングではBuddyと一緒に作品を作り、
クリスマスショッピングでは、モールでお買い物をしました。
親や兄弟、姉妹とは違う時間の過ごし方になり、子供さんが社会性
を学ぶいいチャンスになり、回を重ね、Buddyと会うことを楽しみ
にしてくれる子供さんも増えています。ぜひ参加ください。
このBuddy Programは事前申し込み登録が必要になります。
親御さんも必ず一緒にご参加下さい。
小学校3.4年生のお子さんから参加できます。
御質問がある方は役員または下記まで、ご連絡ください。
お申し込みは下記まで
池内和世 kazuyikeuc394you@yahoo.co.jp
南千草 yurichanminami373@yahoo.co.jp
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5.●《シブリング会会員募集のお知らせ》●
JSPACCシブリング会では、会員を大々的に募集しております。
ハンデイのある兄弟姉妹を持つシブリングたちのサポート、
親睦を目的として結成しました。
色々な活動を通して友情も芽生えています。
シブリングたちがJSPACCからの将来のライジングスターとして
健やかに活躍できるように、彼らの心身のサポートを心より願っております。
質問、参加したい方は、下記のメンバーに連絡をお願いします。
オレンジ地区: 池内和世 kazuyikeuc394you@yahoo.co.jp
サウスベイ地区: 真野光 hikarimano@yahoo.com
野嶋祐子 saepon114@gmail.com
東部北部地区: 尾崎よしみ umako@hotmail.com
吉山るり子 marie@tuba.ocn.ne.jp
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6.●《”専門家に聞きました”からのお知らせ》●
☆皆様からの質問を募集しています☆
このコーナーでは、現在下記の4名の専門家会員の先生方に
質問の回答をして頂いています。
根來秀樹(ねごろひでき)先生
奈良教育大学教育学部障害児医学分野准教授
児童精神科医
医学博士
渡部匡隆(わたなべまさたか)先生
横浜国立大学 教育人間科学部特別支援教育講座教授
有馬肇子(ありま はつこ)先生
ソーシャルワーカー、サイコセラピスト
中溝(武笠)朋子(なかみぞむかさともこ)先生
言語療法士(Speech Language Pathologist)
先生方の詳しいプロフィール、注意事項につきましては、
是非ホームページをご覧ください。
専門家の先生方へのご質問、そしてこのコーナーに関する
お問い合わせは、各地域小部会役員または磯崎までお願いいたします。
コーナー担当:磯崎葉子 kyisozaki@gmail.com
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7.●《図書部よりお知らせ》●
11月より本棚を移動しています。チャイルドケアールームを入って
左側になりました。
例会時はいつでも貸し出しをしています。
例会後、又は、例会前に気軽にお立ち寄り下さい。
尚、本の寄付も随時受け付けていますので、よろしくお願い致します。
図書のリストは以下のサイトを参照してください。
http://jspacclibrary.jigsy.com/
尚、例会DVDのリストは以下のサイトをご覧下さい。
http://jspacclibrary.jigsy.com/dvd
(報告:尾崎よしみ)
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8. ●《新入会員の方のご紹介》●
下記の方が新しく入会されました。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
村上 裕隆 (MURAKAMI HIROTAKA)さん Pasadena, CA
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9. ●《今後の予定》●
4月19日 月例会
5月10日または24日 月例会 決定後JSPACC MLでお知らせします。
6月21日 月例会
7月5日 年次総会
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編集:渡邉由美