ニュースレター
2015年10月号
「NEWS LETTER」 ■ 手をつなぐ親の会ニュースレター ■ --------------------------------------------------------- VOL.23 NO.210 OCTOBER, 2015 JSPACC C/O LTSC 231 E.3rd ST G-106. Los Angeles, CA 90013 Phone:(213)473-1602(LTSC) FAX(213)473-1601(LTSC) Web Site: http://www.jspacc.org e-mail: info@ jspacc.org --------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------- 《目次》 1.10月例会のお知らせ 2.11月例会のお知らせ 3. シブリング会主催ハロウィン親子仮装パーティーの お知らせ 4. Buddy Programパンプキンカービングのお知らせ 5. MK部によるLeisure World Seal Beachでの慰問公演のお知らせ 6. 9月例会報告 7. Buddy Program参加者募集のお知らせ 8. “専門家に聞きました”からのお知らせ 9. 図書部よりお知らせ 10.シブリング会便り 11.シブリング会会員募集のお知らせ 12. JSPACCアドバイザー吉山さんより帰国挨拶 13.新入会員の方のご紹介 14.今後の予定 ************************************************ 1.●《10月例会のお知らせ》● <北部東部小部会担当> 日時: 2015年10月24日(土)10:00am~12:00pm 場所: 立正佼成会 (Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Los Angeles) 2707 East First Street, Los Angeles, CA 90033 USA タイトル:IEPワークショップ スピーカー:山田香苗さん 10月定例会は、IEPと言えば山田さん!と誰もが答える IEPスペシャリストと言っても過言ではない北部東部会員の 山田さんと、初心者を対象にしたIEPワークショップを行います。 前半の1時間は、IDEA によって保証される基本的権利を学び、 後半の1時間は、IEPに関する個人的な質問や相談にお答え する時間とします。 IEPについて知りたい事、質問があれば、山田さんまで 事前にお知らせください。(例えば、Transition, Related Services, Full Inclusion などについて知りたいとか、 またはまだほとんどIEPについての知識がなく基本を 知りたい、など)yumekanae@msn.com(山田) またこの度は事前準備の為、参加の申し込みは 10月17日(土)に締め切りとさせて頂きます。 申し込みの際には、子供の年齢を一緒にお知らせください。 参加の申し込みは大変お手数ですが、ロジャース sanaerogers@hotmail.com と山田さん yumekanae@msn.com 両方に出して下さいますようお願いいたします。 北部東部小部会 ************************************************ 2. ●《11月例会のお知らせ》● <役員会担当> 日時: 11月21日 (土曜日) 10時~12時 場所: 立正佼成会 Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Los Angeles, 2707 East First Street, Los Angeles, CA 90033 USA 「Letter of Intentー愛する子供の為に伝えたい事」 スピーカー : Dana Young 年とは関係なく私達が亡くなった後、残された人達に出来るだけ 子供の生活のルティンや好き嫌い、続けて欲しい事などの詳細を 残しておく事で、死に伴なうショックや日常生活のGapを 出来るだけ最小にする事ができます。 スピーカーのダナさんはご自分の体験に基づき、このLetter of Intentを奨励し的確なアドバイスをしてくれます。 スピーカー: Dana Young ロサンゼルスダウン症協会会員、3人の子供の母で長女が ダウン症候群を持っている。 ************************************************ 3. ●《シブリング会主催ハロウィン親子仮装 パーティーのお知らせ》● 毎年恒例となっておりますシブリング会主催のハロウィン パーティーが、今年も10月25日(日)に立正佼成会で 開催されます。 今年も参加するお子さんからパーティー会場の壁の飾付けに 使うアート作品を募集しています。ハロウィンのテーマでしたら、 大きさや色など自由です。優れた作品には豪華商品も用意して おりますので、お子様のミラクルアーツをドンドン出展して ください。当日受付にお渡し下さい。 パーティーの開始時間は、 10月25日(日)立正佼成会 受付11:30 開会12:00 閉会2:30 皆でポトラックランチを頂きながら、コスチュームコンテストを 行う予定です。 このハロウィンパーティーはシブリング会主催で、JSPACCの会員 の皆様どなたでも参加して頂けます。受付お申し込みは、 後日MLにてご連絡差し上げますので、今から仮装の準備 宜しくお願いします! ************************************************ 4. ●《Buddy Programパンプキンカービングのお知らせ》● 毎年恒例の秋のイベントのひとつ、Buddy Programによる パンプキンカーヴィングのお知らせです。 今年は、シブリング会のハロウィンパーティの前 (午前中)に、同じ立正佼成会にて開催します。 コスチュームを着て、buddyと一緒にカーヴィングを 楽しみましょう! 日時:10月25日(日)10:00~11:30 場所:立正佼成会 2707 E. 1st Street Los Angeles, CA 90033 ※ このパンプキンカーヴィングはBuddy Programに 登録されているメンバー対象のイベントです。参加には、 事前にBuddy Programへのお申込みが必要となります。 Buddy Programでは、随時メンバーを募集しておりますので、 詳しくはニュースレターに掲載されております募集要項を ご参照ください。 ご質問は各地域部会のBuddy Program部員 (北部・東部:ロジャース・尾崎、オレンジ:池内、 サウスベイ・ウエスト:磯崎)またはBuddy Program部 リーダー(kyisozaki@gmail.com)まで。 ************************************************ 5.●《MK部によるLeisure World Seal Beachでの 慰問公演のお知らせ》● 来る11月14日(土曜日)にSeal Beachにあるリタイアメント ホーム Leisure World の日系グループの依頼を受けて 慰問公演を致します。 20周年記念式典イベントでお馴染みのRobin Olive先生 指導のHip Hop グループ "Sunshine Stars Crew" 、 井上由紀先生指導の太鼓グループ"絆太鼓、そして 歌姫 Fong光さんと、ピアノとクラリネット演奏の 磯崎RaymondとSean兄弟が出演します。 応援して下さい。 ************************************************ 6. ●《9月例会報告》● <サウスベイ・ウエスト小部会担当> 日時: 2015年9月19日(土)10:00am - 12:00pm 場所: 立正佼成会 タイトル: Special Needs Trustについて スピーカー: Ms. Jill Brousard, Attorney at Law 通訳:ブロンデット加奈子 弁護士 参加者(29名): 大森瞳、大森広輔、ワレンキクミ、堂面さつき、ハート京、 ガスコン洋子、ロジャース早苗、渡邉由美、石原英一、 ガーヴィー恵、伊藤緋夏、真野光、大北幸子、國僧さゆり、 斎藤里華、斎藤茂、池内和世、ハーダー容子、松下ゆき代、 ボエモントゆうこ、ウィッシングゆかり、阿久津美紀、 馬上真理子、尾崎よしみ、鈴木幸江、野口麻美、 アッシュモア広美、磯崎葉子、トミタ京子 (敬称略) スピーカー及び通訳の方のプロファイル Jill Brousard 弁護士 Education: California State University, Long Beach BFA 1982 Southwestern University School of Law JD 1995 Memberships/Volunteer participation: Member of the Long Beach Bar Association guardianship clinics program Member of the Probate Volunteer Panel representing elderly and disabled adults/minors subject to conservatorships Member of the Women Lawyers of Long Beach, Past member of the Los Angeles County Bar Association Trust & Estate Executive Committee. ブロンデット加奈子 弁護士 大阪府出身。カリフォルニア州立大ドミンゲスヒルズ校で Marriage, Family and Child Counselingの修士号取得。 1996~1998:ロサンゼルス郡児童福祉局(DCFS): 児童虐待・ネグレクトのソーシャルワーカー 1998~2004:サウスセントラル・ロサンゼルス・リージョナルセンター(SCLARC): 発達障害をもつ子供と成人のサービスコーディネーター 2004~2013:オレンジ郡児童福祉局(SSA/CFS): 児童虐待・ネグレクトのソーシャルワーカー ソーシャルワーカーの経験は合計17年。児童福祉法や 特殊教育法などを専門とする日本人弁護士が不足している ことから、仕事のかたわらロースクールで勉強を始め、 2012年カリフォルニア州弁護士資格取得。 2013年より弁護士活動開始。現在は大手法律事務所の コントラクトの仕事をしながらボランティアや啓蒙活動などに励む。 ボランティア活動: Long Beach Court Self-Help Center、Legal Aid Foundation of Los Angeles Japanese Hotline、Justice In Education、 オレンジ郡日系協会、Japanese American Bar Association主催 無料法律相談、IEP Meeting、学校区とのMediation、 Public Law Center (Limited Conservatorship, Guardianship Clinic)、 児童虐待のケース(児童福祉法と刑法)で親の弁護など。 スペシャル・ニーズ・トラストとは? スペシャル・ニーズ・トラストとは、障がいを持つ子供や大人が、 Medi-calやMedicaidなどの政府の支援金の支給を保持しながら、 生活水準を高めるための資金を受け取り、豊かな生活を送れる ようにするために作成するトラスト。 (通常の物では政府の支給は断たれてしまう) 個別に作成することも可能だが、遺言やリビングトラストによる 遺産相続計画の一部として作成することもできる。 *通常のトラスト⇒受益者の全員がもらえる。変更がいつでもできる。 *スペシャル・ニーズ・トラスト⇒受益者は、法律の定めた 障がい者1人に限られる。変更には裁判所の介入が必要。 法律で定められた「障がい」とは? ◎ 発達障がい(自閉症、脳性麻痺、18歳になる前に得た障がいを 持つもの) ◎ 身体、精神障害者(重症で長く続くもの。てんかん、精神分裂病など。) ◎ その他(成人した後、交通事故や戦争などで重症を負い、 障がい者になった時なども含まれる) スペシャル・ニーズ・トラストはなぜ必要なのか? 政府が支払う支援金の範囲は、最低限の食料、最低限の住居、 最低限の医療費のみに限られる。 通常の成人に対して支払われる支援金は、月$1000前後なので、 それだけでは生活をしていくのは困難である。しかし、スペシャル・ ニーズ・トラストを作ることにより、連邦政府と州のベネフィットを 保持しつつ、より良いベネフィット(特に医療関係が重要)を 得るようにすることができるようになるから。 スペシャル・ニーズ・トラスト資金の使用範囲 ◎スペシャル・ニーズ資金の運用範囲 予防的な歯科治療、必要でなくとも望ましい治療 (マッサージ、鍼灸など)や検査、政府が支給するよりも 優れた薬品の使用、障がい者仕様の車の購入や維持費など。 また、受益者の生活水準を高めるためのレクリエーション、 旅行、娯楽、PC、楽器の購入などや、Medi-calではカバー されないトレーニングプログラム、(行動療法、スピーチ セラピーなど)教育や治療に捕捉されるサービスなどに使える。 例1)ジルさんの甥が弱視のため、スペシャル・ニーズ・ トラスト資金で、文字を大きくする器具を購入した。 このように、必要不可欠ではないが、生活の質を向上させる ために使うことができる。 ◎住居に関するルール 住居そのものがスペシャル・ニーズの場合、車椅子のために 家のドアを広くする、スロープや手すりを作るのに使うなども可能。 レントしている時、政府の支給金で不足分を支払う。 (その際はスペシャル・ニーズのチェックは、子供に渡さず 家主に直接払うこと。) ◎食事に関するルール 政府の支給するものには、外食費は含まれないので、 それらをカバーすることができる。また、食事の量を増やしたり、 豪華にしたりもできる。 スペシャル・ニーズ・トラストの基本的なルール ◎子供に法律で定められた「障がい」があること。 ◎ トラスト作成時は、受益者の年齢が65歳未満の時で あること。(アメリカでは、65歳になると自動的にMedi-calや、 Medi-careなどのソーシャルセキュリティーをもらえるため) ◎ 一度作ると内容変更ができない。もし、変更が必要に なった場合は、裁判所の介入が必要。 例)交通事故で重症を負い、スペシャル・ニーズ・ トラストを作ったが、20年後、怪我が回復し就職できる ようになった。⇒状況が変化したので、裁判所に行き、 必要がなくなったと、内容に応じた変更する。 ◎ トラストそのものにTAX ID番号が与えられる。 親のソーシャルセキュリティー、子のソーシャルセキュリティー、 トラストは、納税局から見ると別の物になるので、スペシャル・ ニーズ・トラストに入っている資金は、親、子の財産として カウントされない。 ◎ 資金は、スペシャル・ニーズの子のみに使われる。 ◎ 資産家の家でもスペシャル・ニーズ・トラストは必要。 ⇒債権者はスペシャル・ニーズ・ トラストには手をつけられないので、何かがあった時に 障がい者を債権者から守るために必要。また、いらぬ兄弟間の 争いを避けることもできる。 ⇒障がい者を相続人から外し、スペシャル・ニーズ・トラストを 使わず、資金を兄弟に託すという方法には危険性を伴う。 なぜなら将来、その兄弟の状況の変化(離婚、破産、事故)などで、 裁判所から支払命令が出た場合、障がい者の資金は守られない からである。 スペシャル・ニーズ・トラストの作成方法(2種類) 1)親、祖父母、後見人(必ず裁判所で指定されていること) が作る場合。 自分達の死後、障がい者、障がい者自身の子、その他の子たちに、 資産の分配を自由に決めて作ることができる。障がい者の死後、 資金が残っていたとしても州が払っていたベネフィットの払い戻しの 義務はない。親は障がい者の死後の資金を、他の子に分配するなど 自由にできる。 2)裁判所が作る場合。 スペシャル・ニーズ・トラストを作る前に親が死んでしまった時、 親族や、兄弟達などが作る場合。 ⇒裁判所によって作らなくてはならない。 裁判所が監視をするために、菅理人が置かれる。そのために費用が かかり、その経費はスペシャル・ニーズ・トラストから引かれる。 トラスティ-を変更する際は、裁判所の認定が必要。 障がい者の死後、残金はCA州への払い戻し義務が発生する。 障害時の人生に支給された全てのMedi-cal費用の全額を 返金しなければならない可能性もある。(⇒スペシャル・ニーズ・ トラストに残った金額と、返さなければならない金額を比べて、 低い方を払う。) 親がスペシャル・ニーズ・トラストを作った方がコントロールでき、 経費もかからない。また払い戻しを避けられる。 作る際、トラストの資金は親、祖父母、後見人のお金であって、 障がい者のお金(給料など)は入れてはならない。 いつ作るのか? ⇒今お金がなくても、口座を開かなくてもたとえ$10からでも、 今すぐ使う必要でないまとまったお金があるならいつでも作れる。 また、遺言の一部としてスペシャル・ニーズ・トラストを加える こともできる。 ◎必ずスペシャル・ニーズ・ トラストに詳しい弁護士を使って作成する。⇒正確であることが 重要のため。そうでないと裁判所で何かあった時に無効に されてしまう。また間違いがあった場合、それ直すのに多額の 費用がかかるため。 ◎スペシャル・ニーズ・トラストを管理するトラスティーを作る。 ⇒自分がスペシャル・ニーズ・トラストを作った時には、 自身がトラスティーとなる。永遠には続けられないので、 自分の死後、引き継ぐ人を探しておく必要が有る。 トラスティーは決定が左右されないよう、複数でなく1人が好ましい。 また、第2、第3と引き継ぐトラスティーには、信頼ができ、 ルールに従って管理をし、子供のことをよく知っている人を選ぶ。 その際、障がい者にねだられても、ためにならないこと (ドラッグを買うお金が欲しいなど)にはNo!とはっきり 言える人が好ましい。 ファイナンシャル・プランナーの役割とは? ◎ ファイナンシャル・プランナー(以下、FP)とはトレーニングを 受けたライセンスのある、投資のプロ。投資をして資金を 増やしてくれる。(もし損害がでても、保険があるので保証される。) ◎ FPはトラスティーにはなれないが、トラスティーを監視し、 ルール通りに使われているかをチェックできる。 ◎ FPを使って投資する時は、リスクを避け、確実に増える方法を選ぶ。 スペシャル・ニーズ・トラストを作成後、何をするか? 1)トラストに資金を入れる。⇒$10からでもできる。 2)どこに開くか?⇒銀行、クレジットユニオンなど保険が あるところ。(銀行に何かあった時に保証される)自分の家から 近いところが便利である。 3)トラストの口座の資金は、将来増額はできるのか? ⇒子供のお金ではなく、自分のお金や祖父母、親族などのお金 ならば増額出来る。もし、祖父母などが障がい者にお金を残したいと 思っているのなら、直接渡すのではなく、トラストに入れて 渡すのが良い。 4)トラストの口座の移転は可能か?⇒引越しなどで、移転した時は 、自分の便利なところへ移動すことができる。 5)障がい者がトラストの口座から資金を引き出せないのはなぜか? ⇒障がい者は自分の口座は自由にできる。しかし、障がい者が トラストの資金をコントロールすることができるなら、トラストを 作る意味はない。 10.家族が米国を出国する場合 スペシャル・ニーズ・トラストを作る目的は、政府からの ベネフィットを保持しつつ、より良いベネフィットを得るための ものなので、アメリカをでても、そのベネフィトを維持したいか が鍵になる。 もし、アメリカを出るのが一時的で、その後ももらい続ける (または将来戻るその可能性がある)のなら残しておく。 また、永遠に帰国し、子供もアメリカのベネフィットを もらえなくなるのがわかっているのなら解除する。 Q:どうやって解除するのか? A:銀行からお金を引き出すだけで良い。また帰ってきた時に 続けられるよう、少しだけ残しておくことを推奨する。 出国前に銀行からお金を引き出し、チェックを作る時は、 子供や自分の名前ではなく、スペシャル・ニーズ・ トラストの名前ををつけておくこと。アメリカにいる間は、 子供の名前に書き換えない。 日本に帰る時は日本の弁護士にスペシャル・ニーズ・トラストの 相談をすること。(専門的な弁護士が見つからない場合は、 領事館が情報を持っているかもしれない。) Q:アメリカの口座からキャッシュを引き出す時、納税義務は生じるか? A:投資をして金額が増えたら、引き出す時に増えた分には税金が かかる(トラストの中から引かれる)。FPに相談し、納税する分も 考慮して引き出すようにする。 Q:生命保険をスペシャル・ニーズ・トラストとして入れる 予定の場合、保険の受取人してはならないということか? A:ただ子供の名前を入れるだけではだめ。遺産相続の書類を 作る時、同時にスペシャル・ニーズ・トラストを作り、 この子のスペシャル・ニーズ・トラストとして使うと明記すれば良い。 Q:トラスティーとFPの違いは何か? A:トラスティーは資金の使い道を決める(チエックを切るなど)、 FPは資金を増やし管理する。 Q:友人をトレーニングさせてFPにすることはできるか? A:FPはライセンスを持った投資のプロがやっている。その友人には トラスティーになってもらい、FPと一緒に働いてもらうことはできる。 Q:FPは必ず雇わなければならないのか? A:雇わなくても良い。 Q:FPや 、トラスティーは国外(日本)にいる人に頼んでも良いか? A:本来は米国外に住む人よりも、資金がある所にいる、受給する 障がい者のそばにいる人にするべき。しかし、不都合はあるが、 日本にいる親族に依頼するという、日米に住む人が、1人づつ 共同でトラスティーになることは可能。 Q:投資をせず、利子だけで運用することもできるか? A:銀行の利子だけという方法も取れるが、大体の人は早く 増やす方を利用している。 Q:投資で増えたものにはTAXがかかる? A:TAXはかかるが、経費はクレームできる。 例)医療ミスで重症を負った人が、訴訟に勝ち2ミリオンの お金を得た。それをFPが投資によって増やした。増えた資金は あるが、医療で使うので使った分を引いて相殺するため、 TAXはかからなかった。 Q:ジルさんに作っていただくと、作成費用はいくら くらいかかるか? A:ケースによって違いはあるが$2500くらい (一般的に言えば安い方)かかる。 Q:その時にはどんなものが必要か? A:はじめに家族と会い、インタビューののち指示をする。 障がい者が成人していたら、照明する書類が必要。 Q:トラスティーの第2第3候補者の事情が変わり、 引き受けられなくなった時に変更はできるか? A: 親は自分の死後、トラスティーを誰が引き継ぐのかを決める 権利がある。もしその人がダメだったら途中でも変えられる。 その時は裁判所の介入はいらない。親の死後、トラスティーを 変える時は、裁判所の介入が必要。 Q:トラストに維持費はかかるのか? A:トラスト制作後、弁護士にはいらないが、投資の方にはFPを 使うのならば、そのFPにかかる。 家族の一人がトラストを管理している場合は、費用はかからないが、 管理している人には収入が入るので、それに対してTAXはかかる。 (報告:トミタ京子) ************************************************ 7. ●《Buddy Program参加者募集のお知らせ》● Buddy Programとは、Rising Stars Youth Leadership Program (日系社会における将来のリーダーの育成を目的として 2003年度より毎年秋ー春に行われている高校生研修プログラム)を 通して得たリーダーシップスキルを使ってコミュニティーに 貢献したいという願いのもと、親の会のサポートをされている 南カリフォルニア大学Barbara Wheeler準教授の提案により、 2008年1月から始まったプログラムです。 イベントではJSPACCの子供達がRising Stars Youth Leadership ProgramのAlumniのメンバーと一緒にペアを組み、様々な活動に 取り組むというものです。Alumniは高校生以上です。 親や兄弟、姉妹とは違う時間の過ごし方になり、子供さんが社会 性を学ぶいいチャンスになり、回を重ね、Buddyと会うことを 楽しみにしてくれる子供さんも増えています。ぜひ参加ください。 このBuddy Programは事前申し込み登録が必要になります。親御 さんも必ず一緒にご参加下さい。小学校3.4年生のお子さんから 参加できます。御質問がある方は役員または下記まで、ご連絡 ください。 お申し込みは下記まで 磯崎葉子 kyisozaki@gmail.com 尾崎よしみ umako@hotmail.com ロジャース早苗 sanaerogers@hotmail.com 池内和世 kazuyikeuc394you@yahoo.co.jp ************************************************ 8.●《“専門家に聞きました”からのお知らせ》● 児童精神科医師でいらっしゃる根來秀樹先生のご厚意により、 2007年より始まりました“根來先生の相談室”に、更なる専門家 会員の先生に加わって頂き、2010年より“専門家に聞きました” というコーナーが新設されました。 このコーナーでは、現在4名の専門家会員の先生方に、質問の 回答をしていただいております。過去の質問・回答、そして注意 事項等がJSPACCのホームページにまとめられていますので、是非 ご覧ください。 全ての質問は、コーナー担当役員を通して匿名にて各専門家の 先生方に送られます。またその回答は、JSPACCのホームページ 及びニュースレターにて掲載させていただきます。 下記に先生方のプロフィールをご紹介させて頂きます。 * 根來秀樹(ねごろ ひでき)先生 奈良教育大学教育学部障害児医学分野准教授 児童精神科医 医学博士 * 渡部匡隆(わたなべ まさたか)先生 横浜国立大学 教育人間科学部 特別支援教育講座 教授 * 有馬肇子(ありま はつこ)先生 ソーシャルワーカー、サイコセラピスト * 中溝(武笠)朋子(なかみぞ むかさ ともこ)先生 言語療法士(Speech Language Pathologist) 専門家の先生方へのご質問、そしてこのコーナーに関するお問い 合わせ等、ございましたら、どうぞお知らせください。是非、 このコーナーをご活用いただければと思います。皆さんからの ご質問をお待ちしております。今後とも、どうぞよろしくお願い いたします。 コーナー担当役員:磯崎葉子 kyisozaki@gmail.com ************************************************ 9.●《図書部よりお知らせ》● 以下の本を会員の大曾根さんから寄付頂きました。 “ありがとうの花” 山元加津子 “満月をきれいと僕は言えるぞ” 宮田俊也・山本加津子 以下の本を会員の吉山さんから寄付頂きました。 “親こそ最良の医師” グレン・ドーマン “ぼくのアスペルガー症候群” ケネス・ホール “自閉症入門” バロン=コーエン ボルトン “我、自閉症に生まれて” テンプル・グランディン&マーガレット・スカ “自閉症の才能開発” テンプル・グランディン “ガイドブック アスペルガー症候群” トニー・アトウッド “ADHD 親と専門家のためのガイドブック” アリソン・マンデン&ジョン・アーセラス “バークレー先生のADHDのすべて” ラッセルAバークレー博士 “わが子よ、声を聞かせて” キャサリン・モーリス “読み書き障害の克服” BEVE HORNSBY ありがとうございます。 例会時に貸し出しをしています。 図書のリストは以下のサイトを参照してください。 http://jspacclibrary.jigsy.com/ 尚、例会DVDのリストは以下のサイトをご覧下さい。 http://jspacclibrary.jigsy.com/dvd 多くの方々の利用をお待ちしています。 (担当:尾崎よしみ) ************************************************ 10.●《シブリング会便り》● ~2015年10月号~ 10月になり、毎年恒例のシブリング会主催の ハロウィーンパーティが近づいてまいりました。 皆さん、コスチュームのアイディアはもう決まり ましたでしょうか? 今年はバディープログラムのパンプキンカービングも、 同じ日の午前中に同じ立正佼成会にて行われますので、 朝から1日中お楽しみ頂けます。 シブリング会一同、沢山の方の参加をお待ちしております! 今月は昨年度よりシブリング会に入会され、積極的に 活動して頂いている藤田さん親子にシブリング会での 感想を頂きました。 *藤田(母)* 4年前にJSPACCに入会し、初めてシブリング会主催の ハロウィーンパーティーに参加させて頂いた時、本格的な コスチュームコンテントや楽しいゲームが盛り沢山の パーティーで、親子ともども本当に楽しんだ 思い出があります。何よりもシブリング会の子達が中心に パーティーを運営していて、父兄の方達がさり気なく サポートしている姿に、とても感動しました。その時の シブリング会のお姉さんやお兄さんの大活躍を見て、 娘は「いつか私もシブリング会に入ってイベントを お手伝い出来たら良いな。」と思っていたらしく、 去年念願のシブリング会のメンバーにして頂きました。 シブリング会ではイベント運営だけでなく、同じ境遇の シブリングの子供達の親睦会を兼ねてクリスマス パーティーをしたり、アミューズメントパークに 子供達だけで遊びに行ったりもあり、娘は本当に 楽しそうに会に参加しています。 いつもはどうしても弟の面倒をみる立場の娘が、 会のお姉さんやお兄さん達に可愛がって頂き、私達、 親には見せたことが無い、楽しそうでリラックスした 表情で溶け込んでいる娘を見て、私達親も参加させて 良かったと思っています。 娘は只今8年生になります。年頃的にも色々難しい時 ですが、同世代で境遇が同じの子供達と一緒に過ごせる シブリング会は本当に貴重だと思います。お互いに説明 しなくても分かり合っている関係といいましょうか。 そこに安心感があるのかと思います。これからも親子共々、 楽しくシブリング会を参加出来たらいいなと思います。 *藤田恵麻* 私はこの一年間JSPACCのシブリング会に参加して、 色々な事に挑戦できて私にとっては、とても楽しい 一年間でした。学校では私のような障がいを持った 兄弟がいる友達は少なくて、弟の事についてはあまり 話せなく少し悩んでいました。シブリング会の皆とは 悩んでいることは全部話せるし、色んなアドバイスを くれたりして、よく喧嘩していた弟とは仲良くなり 喧嘩も少なくなりました。これはシブリング会の おかげです。何よりも会に友だちが増えてイベントで 一緒に参加出来るのが嬉しいです。 (報告:真野) ************************************************ 11.●《シブリング会会員募集のお知らせ》● JSPACCシブリング会では、会員を大々的に募集しております。 ハンデイのある兄弟姉妹を持つシブリングたちのサポート、親睦、 リーダーシップ育成を目的として結成しました。色々な活動を 通して友情も芽生えています。 シブリングたちがJSPACCからの将来のライジングスターとして 健やかに活躍できるように、彼らの心身のサポートを心より願って おります。 質問、参加されたい方は、下記のメンバーに連絡をお願いします。 オレンジ地区: ウイッシングゆかり yukariimura@yahoo.co.jp 池内和世 kazuyikeuc394you@yahoo.co.jp サウスベイ・ウエスト地区: 真野光 hikarimano@yahoo.com 北部東部地区: 尾崎よしみ umako@hotmail.com ************************************************ 12.●《JSPACCアドバイザー吉山さんより帰国挨拶》● 9月13日の送別会では、大変お世話になりました。 企画して下さった役員の皆様、参加して下さいました皆様、 皆様の温かいお心遣いに感謝の気持ちで一杯でおります。 今でも思い出すだけで胸がいっぱいになります。 心より感謝申し上げます。 磯崎さんが夜なべをして作成して下さいましたスライドショーは、 吉山家の歩いた軌跡で我が家の宝物になります。 送別会で涙のご挨拶をした大翔の姿を見て、本当に心豊かに 育ってくれたと、母の私も感慨深い涙のひと時を過ごさせて いただきました。 2歳半歳で自閉症の診断を受けた息子は5歳までは一言も話さない 暴れ者で、JSPACCの先輩方には多くの情報とサポートを いただいてきました。そして一緒に歩いてきたJSPACCの 仲間たちとの年月こそ、大翔の大切な成長の糧であったと 思っております。お友達と別れる悲しさと生まれ育った アメリカを離れる悲しさに涙した大翔は、皆様のお蔭で立派に 成長しました。暴れ者の大翔を受け入れ育んでくださった JSPACCの皆様のおかげです。月例会、役員会、チャイルドケアー、 タレントショー、Holiday Party、Buddy Programの数々 のアクティビティー、シブリング会の数々のイベント、盆踊り、 バスケットボール企画、パロママウンテンのキャンプ、 ジョシュアツリーの星浴、MK部のイベント、15周年記念ミラクル キャッツ、20周年記念ミラクルキッズ、、思い出は数知れません。 障がいを持つ子供達にとって、このようなイベントや多くの方々との 関わり、お友達との交流がどれだけ大切な事かを大翔の成長と共に 実体験してきました。これからも子供達の活躍の場を作るJSPACCで あってほしいと心より願っております。 今、JSPACC日本専門家会員の渡部教授はじめ多くの会員さんにも 貴重なアドバイスを受け、新たな日本でのスタートを切りました。 日本での大翔のお役所関係の手続きも区役所の相談員の方が迅速に 一生懸命に動いてくださって、順調に進んでおります。何事も ぎりぎりまで引き延ばすアメリカとは違うと感じました。 JSPACC日本会員の皆様、これからどうぞよろしくお願い申し上げます。 日本とアメリカとを結ぶ活動ができないか、今後の課題として 取り組んでいきたいと考えております。 JSPACCの皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 吉山るり子 ************************************************ 13.●《新入会員の方のご紹介》● ラバナ 沙織さん Huntington Beach ************************************************ 14.●《今後の予定》● 10月24日 月例会 10月25日 Buddy Programパンプキンカービングならびに シブリング会主催ハロウィーン親子 仮装パーティー 11月14日 Leisure World Seal BeachにてMK部による慰問公演 11月21日 月例会 12月6日 ホリデーパーティー ※日時、内容が変更する場合もございますので、 JSPACC ML等でご確認ください。 ************************************************ 編集 やまもとあつこ
2015-10-05 | Posted in ニュースレター |