ニュースレター

2017年3月ニュースレター JSPACC JAPAN活動報告

「NEWS LETTER」
■ 手をつなぐ親の会ニュースレター ■
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VOL.23 NO.226 MARCH, 2017
JSPACC C/O LTSC 231 E.3rd ST G-106. Los Angeles, CA 90013
Phone:(213)473-1602(LTSC) FAX(213)473-1601(LTSC)
Web Site: http://www.jspacc.org
e-mail: info@ jspacc.org
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《目次》
1.3月例会のお知らせ
2.4月例会のお知らせ
3.MiracleKids部より絆太鼓クラスのお知らせ
4.2月例会の報告
5.Buddy Programミニチュアゴルフ参加報告
6.てんかんの会第3回交流会の報告
7.CHANGES & CHOICESカンファレンスの参加報告
8.成人部の活動報告とお知らせ
9.JSPACC JAPAN活動報告
10.Buddy Program参加者募集のお知らせ
11.シブリング会便り
12.シブリング会会員募集のお知らせ
13.“専門家に聞きました”からのお知らせ
14.新会員のお知らせ
15.我が家からのニュース
16.今後の予定

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1.●《3月例会のお知らせ》●
<オレンジサンディエゴ小部会担当>

日時:3月18日(土)9時半ー11時半

場所:立正佼成会
Rissho Kosei-Kai Buddhist Center of Los Angeles
2707 East First Street Los Angeles, CA 90033

スピーカー:たんぽぽスピーチクリニック 中溝朋子先生

プロフィール:中溝朋子 Tomoko Nakamizo-Mukasa
全米言語療法士協会(ASHA)公認言語療法士。
カリフォルニア州立大学で資格取得後、オレンジカウンティの
早期療育クリニックに勤務。2004年にたんぽぽスピーチ
クリニックを設立。「ことばと共に学ぶ力を子ども達へ」
をモットーに、言語の発達に遅れのある子どもへのスピーチ
セラピーを行なっている。

3月例会は、たんぽぽスピーチクリニックの中溝朋子先生に、
「言語とは何か」、スピーチセラピーの事、家での練習方法、
そして学校でのスピーチセラピーのIEPゴール設定、
IEPに出席する時の心構え、ご家庭で心がけていただきたいこと
などをお話しして頂きます。

事前質問を受け付けていますので、どんどんお送り下さい。

ハンドアウトとお席の準備がありますので、出席される方は
JSPACC MLまたは 松下までご連絡下さい。事前質問もこのメール
アドレスで構いません。 松下 yukiyo92660@yahoo.co.jp

皆様、是非ご参加下さい。

オレンジサンディエゴ小部会一同

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2.●《4月例会おしらせ》●
<北部東部小部会担当>

会員の皆様、4月月例会は会員同士の親睦を深めるおしゃべり会に
したいと思います。

特に新しい会員の方々、経験を積んだ親御さんからアドバイスを
もらうチャンスです。ぜひ参加ください。
普段生活している中で、お子さんの事での悩みや情報を得たい事
などありませんか。

例えば、、
お子さんの学校やリージョナルセンターのサービスについて、
保険がうまくいかない時にはどうしたら良い?
夏休みに得られるサービスはある?これから夏が終わって小学校や
中学校、高校に初めて進学する際に、
どんな学校生活になるのだろう?
などなど身近な悩みをシェアして、何か解決に近づける情報を
皆さんが得られたらと思います。

日時:4月15日(土)午前9時半~11時半
場所:立正佼成会
Rissho Kosei-Kai Buddhist Center of Los Angeles
2707 East First Street Los Angeles, CA 90033

この日、リフレッシュメントをご用意します。
なかなかお話しできる機会が少ない中、皆さんふるってご参加下さい!!

詳細はJSPACC MLでお知らせいたします。

北部東部小部会一同

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3.●《MiracleKids部より絆太鼓クラスのお知らせ》●

来たる5月6日(土曜日)にあるPCDA (Professional Child Development
Associates) “Move-A-Thon” で絆太鼓が演奏参加するため3月4日より
2か月間に渡って毎週土曜日の練習が始まりました。

参加者はヤング太陽君、ウィッシング・クリスティーナさん、
ジョジョ君、ガスコン美紗子さん、鈴木みなみさん、堂面亮君、
池内直君です。指導はJSPACC北部東部会員でLA太鼓一座代表の
井上由紀先生です。

お時間のある方は当日是非応援にいらしてください。

ミラクルキッズ部:アッシュモア広美

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4.●《2月例会の報告》●
<サウスベイ・ウエスト小部会担当>

日時:2月11日(土)9時半~11時半
場所:立正佼成会
Rissho Kosei-Kai Buddhist Center of Los Angeles
2707 East First Street Los Angeles, CA 90033

スピーカー:Mr. Christofer Arroyo, State Council
on Developmental Disabilities Los Angeles

同時通訳:江森洋子

出席者: 町田美保・パランカ好実・ハーダー容子・馬上真理子・
野口麻美・アッシュモア広美・杉本美代子・西方浩一・
Fran Goldfarb・フォング晶子・ガスコン洋子・ガーヴィー恵・
ウィッシングゆかり・阿久津美紀・池内和世・ボエモントゆうこ・
ポルティヨ章子・尾崎よしみ・磯崎葉子

トピック:
リージョナルセンターや学校区に対し効果的に意見陳述をする方法について

よりよいサービスを獲得するために決定権のある人にどのように
話をすると効果的か?自分の意見をどのようにまとめたらいいか?
どのようにムーブメントを起こすべきか?
どこに助けをもとめたらいいか?等について解説していただいた。

1.各機関のミーティングはどのように機能しているのか?

公的な意見陳述は:政府機関であればboard member、アドバイザリー
コミッティであればboard of educationへとどける。これらの人たちが
決定権を持っているため、彼らにどのように影響を与えるか、
どのように決定機関を動かすかがかぎとなる。

2.知っておくべき法律:

Bagley-Keene Act
州の法律で、州機関、コミッティ、政府機関においてのミーティングの仕方を
決めている。ミーティングには誰でも出席可能で、アジェンダに載っていれば、
何でも話し合わなければならない。ミーティング以外の場でミーティング内容に
関わる事柄を話し合うことはできない。資料は公表する必要がある。
最低10日前にミーティング開催について告知する。

Brown Act
地方機関(例えば学校区など)の法律。上記と同じく、ミーティング以外の
場でミーティング内容について話し合うことはできない、資料は公表す
る必要がある。最低3日前までにミーティング開催を告知する。
必ず議事録を取る。

Lanterman Act リージョナルセンターの法律
どのようにミーティングを開催するか?誰でも出席可能で、
パブリックインプットとしてなんでも意見できる権利がある。
ミーティング開催お呼びアジェンダは7日前に告知する必要がある。
書面または録音された意見陳述は2年間保管され、必要に応じ
て公開する必要がある。

*情報公開の請求方法*

1) Public Records Act requests 州関連機関への情報開示請求

2) Freedom of Information Act requests 連邦機関への情報開示請求

3) Lanterman Act requests Regional Centerへの情報開示請求
DDS(Department of Developmental Services)

Fair hearing and WIC section4731 data(RCにアピールした時)

*意見の構築、まとめ方*

どうしたらより自分の意見を聞き入れられ行動に移してもらえるか
運動を起こしBoardに働きかけて、物事が決定される前に自分たちの
意見を聞いてもらう権利があり、そうすることができる。

1. 意見の作成の仕方

意見を言う時に一番大事なのは、ミーティングにいる人は
皆あなたと同じような人たちで(特別な人たちではない)
その人達に話しているということを意識すること。

まず意見を述べる問題が個人レベルの話ではなく、体系的な全体の
問題であることを主張。(自分だけではなく他の人達にも影響がある問題)

具体的な例を挙げる。

最後に問題解決法を提案 (例:この問題について次回のミーティングで
もっと情報を集めてください。調査をして次回のAgenda(議題)に
入れてください等)

2. 意見作成の基本

自分の関係する団体、グループに関連する意見であること(個人的な
話ではだめ。ただし、例として個人の話を出すのは○)

自分の意見が何についてなのか明確にする。

聞き手にはっきりと例を挙げながら何が問題で、どうすれば解決できるのか
簡潔に述べること。

できる限り具体例やデータなどを使用する。

*DDSのサイトにDashboardという欄があり、そこをクリックすると
いろいろなアンケートの集約結果などが見られる。

3. 行動が起こるまでの時間

実際に行動が起こるまでには時間がかかることもあるが(数ヶ月)諦めず、
そういう場合はより多くの人達に伝えて緊急性があると訴える必要がある。

時間がかかっている場合、案件が忘れられてしまうので、例えば簡潔な
問題リストを作成して再度提出するなど働きかけが必要。控えめではだめ。
伝え続けていかなくてはいけない。

4. 意見作成の際のヒント

みんなのために主張する。?全ての人に影響があることを主張。
他の人の声を集める必要有り。

問題そのものについて意見を述べる。その問題もとの責任者について
言及、攻撃するのではない。

Strategies(戦略)とTactics(戦術)の違いを理解する

―TacticsはStrategiesを達成する方法。
例:自分と同じ意見のグループのメンバーに意見をさせることは重要。
たとえ同じ意見でも「同じ意見です。」ということが重要。

個人レベルでBoardメンバーと知り合いになり話をする。

*コミュニティを構築する?*意見をどうやって聞いてもらい、ムーブメントを
生み出すか

1. 変化を現実にするためには

どこから変化は生まれるのか?→*影響を受けている人たち自身から
*。SCDDなどのAgencyからではない。ただし、SCDDはその変化、
変革を主導はできないが、皆さんの声に賛同することはできる。

変化を起こしたい、問題に関連しているグループに参加する。

そして同意見の仲間の人数を増やす。

プレッシャーを加え続ける。例:「私のAgenda(議題)が議事項目に
入っていません!」など

セルフアドボカシー/サポートグループに参加?ミーティング等で
何が起こったか話をしたり、協力することができる。

他のグループとも協力関係を作り、一緒になって働きかけをする。

一緒にミーティングに行き、問題提示をする。

*政策に関する質問をできる機関*

年々州予算が減少。これに関してはもっとアドボカシーが必要。

1.State Council on Developmental Disabilities(カリフォルニア州発達障がい協議会)

システム全体のアドボカシー

州全体の補助金(Grant)を付与

もし情報が必要なら→ www. scdd.ca.gov; 818-543-4631

2. Disability Rights California

個人的見方からのアドボカシー

Office of Client Right Advocacyもこの機関に含まれる

Disabilityrightsca.org; 800-776-5746 or 213-213-8000

3. University Centers for Excellence on Developmental Disabilities

学術的組織と関係のある機関

カリフォルニア州にはUCLA,USC, UC Davis MIND Instituteの3つがある

連邦から得られる資金は少ないためやれることには限りがあるが、
コミットメントのために補助金を得たりしながら尽力

4. CDCAN. US California Disability Community Action Network

無料で情報がE-mailにて得られる素晴らしいリソース

5.Learning Rights Law Center

低所得家庭向けにSpecial Educationに関する法律的アシスタンスを提供する
NPO法律事務所

6.National ARC’s Newsletter:

http://cqrcengage.com/thearc/app/register?0&m=10985

*リージョナルセンターごとの格差について*

リージョナルセンターは1970
年代よりサービスを提供し始めたが、サービス格差について、プレッシャーを
与えることで情報開示の義務化を実現。それによって受け取る
サービスには各リージョナルセンターごと、また人種/言語ごとに格差が
あることがわかってきた。調査を元にSCDDがグラフを作成。グラフは
平均値と各リージョナルセンターの状況が比較しやすいようLAカウンティーと
4つのそれぞれ違うRCの状況をまとめた。

日本人ファミリーの状況はどうか?→非常に人口が少ないので正確な
データを出すのは難しいが、人口に対してRCの資金支出額はほぼ公正
(不均衡な格差はない)

しかし、Utilization Rateは100%よりかなり少ない
→ すなわちUtilization Rateに不公平がみられる。
ということは、何か問題があるのではないか?

日本人ファミリーのニーズや文化的な理解が十分されていないのでは?
→RCにこれらの問題を聞いてもらう必要がある。

(報告:町田・礒崎)

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5.●《Buddy Programミニチュアゴルフ参加報告》●

2017年3月4日(土)アナハイムのCamelot Golflandにて
Rising Stars Youth Leadership Programのファンドレイズ
イベントであるミニチュアゴルフトーナメントが行われ、
JSPACCの子供達9名、大人10名で参加しました。JSPACCの
子供達はRising Starsプログラムの卒業生であるBuddyと
一緒にゴルフを楽しみ、大人たちも童心に帰ってミニチュア
ゴルフを楽しみました。ゴルフの後はピザとサラダのランチを
頂きランチの後は今回のRising Stars14の生徒達が今回の
活動について色々説明され、その中でRising Stars Alumni
の活動として、JSPACCと一緒にBuddy Programを行っていると
説明があり、JSPACCの子供たちが皆さんの前で1人づつ名前を
呼ばれ前に出てギフトを頂きました。それからラッフル抽選会、
子供達はアーケードでゲームをし、盛り沢山のイベントで
朝から充実した1日でした。
また、今回もRising Starsのご好意で子供達のプレー代を負担
して頂きました。ありがとうございました。
下に参加された一部の皆様からの感想をご紹介します。

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The thing I liked at the golf tournament was playing with
my partners.  They were so kind and patient. The golf was a
difficult, but I got better toward the end.  I also liked the
part when we played at the arcade.  It was nice to see all
the friends from rising stars and JSPACC.   I cannot wait
until next year!!!

Felix Harder

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昨日Raising Stars主催のFundraising Event ミニチュアゴルフ
で、Body Program企画として招待頂き、娘の美紗子と二人で参加
させていただきました。当日は晴天に恵まれ、娘は、Rising Stars
のBuddy達とペアリングを組み、私は保護者らの女性二人と共に
3人でコースを回りました。25年ほど前に1回経験したのみで
不慣れの私も、ゲームが単純かつ子供でも楽しめるように出来て
いて、すぐにエキスパートへと変身(笑)。私たち3人は、
Raising Starsの親、JSPACCの子供のGodmother, そして障がい者
の親の私、とそれぞれ違った立場でしたが、日本語の共通点で
またたく間にかしまし3人娘(中年女?)に化してしまい、それは
それは楽しいひと時を過ごすことが出来ました。立場は違えど、
それぞれに色々なチャレンジを受けて日々生活していること等、
青空の下で解放感を感じながらおしゃべりに花を咲かせました。
結果のスコアーは秘密です(笑)。帰りの車の中で、娘も、
とても優しいBuddy達と楽しいひと時を過ごせたこと、ぜひ
来年も参加したい等々話し合い、二人で幸せな一日となりました。
Raising StarsのBuddy Programを企画運営された皆様に
感謝いたします。

ガスコン洋子

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昨日はRising Starsのファンドレイズイベントであるミニチュア
ゴルフに家族3人で参加させていただきました。天候が心配
だったのですが、時間が経つにつれて徐々に気温も上がり
風もなく大変気持ちの良いゴルフ日和となりました。

息子のマックス、夫のジャックは同じグループでBuddy達と
5人のチームでまわり、私は別のグループでマックスがどんな
感じでやっているか何気なく観察していました。何年か前の
マックスだったら私がそばにいなかったら引っ張り込んでまで
私を隣につけるタイプだったのですが、Buddy達がしっかりと
リーダーシップをとってくださり、マックスもルールに従って
大人顔負けの力でみんなと上手に回っている姿を見ることが
できました。そしてミニチュアゴルフ→ランチの後はマックスは
アーケードのビデオゲームをBuddyのニコラスと一緒に楽しんで
いました。普段あまり顔見知りでない人と一緒に行動を共にすると
言うことが苦手なマックスがニコラスとゲームをやるとテーブル
から離れて行った姿に成長を感じることができた日でもありました。

私ごとではありますが、ミニチュアゴルフの成績の結果ビギナーズ
ラックのおかげか大人の部の2位で表彰されると言うハプニング
もありました。夫は自分のゴルフ用のパターを持参しかなり
本気でプレイしていたので、まさかの私の表彰に腰を抜かして
おりました。また近いうちに挑戦状を叩きつけられること
間違いなしです。

最後になりましたが、今回のファンドレイズのイベントで準備や
運営に関わって下さった皆様に本当に感謝いたします。
有り難うございました。

ボエモントゆうこ

(報告:池内)

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6.●《てんかんの会第3回交流会の報告》●

2月10日(金)10:00-1:00まで、立正佼成会にててんかんの会
第3回交流会を行いました。2016年5月に第2回交流会を行い、
2016年11月に第3回予定だったのですが直前にキャンセルに
なってしまったので、久しぶりの交流会となりました。直前に
都合が悪くなった方もおられ、今回の参加者は堂面さん、
ボエモントさん、池内の3人で少し寂しかったのですが、
内容は保険、薬、治療法、副作用、療育などなど、あっと
言う間の3時間でした。また、今後のてんかんの会について
も話しをしました。

次回交流会は5月12日(金)3月にピクニックもしたいと考えて
いますので、またお知らせいたします。

お子さんにてんかんがある方、てんかんに興味のある方は
是非池内までご連絡下さい。
主な活動は、てんかんの会MLでの情報交換や年2-3回の
交流会です。

ご連絡先は 池内まで。kazuyoikejspacc@gmail.com

(報告:池内)

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7.●《CHANGES & CHOICESカンファレンスの参加報告》●

去る3月2日にState Council on Developmental Disabilitiesと
Inclusion Institute Inc.主催による全日のコンフェレンス
「Changes and Choices: Leading the Charge」がロスアンゼルスダウンタウンの
California Endowmentにて開催され、JSPACCからはアッシュモアさん、池内さん、
真野さん、馬上が参加しました。

同時通訳として江森洋子さんと佐恵子ディッキンスさんがついてくださいました。
参加者は約200名。開催の数週間前からチケットが売り切れとなる期待
の大きい会議となりました。

「So Many Changes」と題するTom Pomeranze, Ed.Dによる力強い基調演説に
始まり、全日に渡って発達障がいをめぐるアメリカ、カリフォルニアにおける
今起きているいわば大地震とも言える変動、パラダイムシフトに関しての内容を
10人のスピーカーから学んで大きな刺激とインスパイアーを頂いてきました。
歴史的に見ても今は50年前のランタマン法が施行された時と同じぐらい
の大きな変革であると多くのスピーカーがメッセージを伝えていました。
非常に面白い時代に入ったと言えると思います。 親として今何が起きているのか、
何をすべきなのかを掴んでおくことは非常に重要であるというお言葉に
身が引き締まる思いがしました。

その他のスピーカーは下記の方々でした。
Home & Community Based Services (HCBS): Ari Ne’eman
Self-Advocacy in Action : Linda Butler, Esther Kelsey,
Todd Ruben and Marcia James
The Workforce Innovation and Opportunity Act: Chaz Compton, Ed.D.
Person-Centered Planning: Liz Harrel
Self-Determination: Chris Arroyo and Bruce Harrel

以上簡単ながらご報告まで
馬上真理子

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8.●《成人部の活動報告とお知らせ》●

*Work Readiness Workshop見学会*
2月16日(木)にAutism Works Nowというプロジェクトが主催する
Workplace Readiness Workshopを見学に行きました。
Web site: http://www.autismworksnow.org/classes

Workshopの日時と場所
日時: 木曜日 午後6時~7時半
場所:Center for Autism & Related Disorder (CARD)
住所:Variel Ave. #101, Woodland Hills, CA 91367

平日の夕方6時からのWorkshopと言う事で、参加者は3組7名と
少ない見学会でしたが、主催者側も6名ぐらいまでにして欲しいとの
要望がありましたので、結果的には丁度よい参加者数となりました。

Workshopでは現在8名の参加者が居るそうですが、当日の出席者は
6名で、2-3人のコーチがWorkshopの進行と補助をしていました。
見学時には、最初自己紹介、就職する時に注意すべき点などの復習などの
ウォームアップの後、各自のレザメをプロジェクターで映しながら改善点を
話し合いながら修正していました。

このプログラムは、週1回4ヶ月(月に1回フィールドトリップ)で、
費用は$125/月ですが、どこのリージョナルセンターからでもファンドが
出してもらえるそうです。現在はWoodland Hillsのみでの開催ですが、
Culver Cityでも参加希望者がそろえば開催される予定との事で、
参加ご希望の方はリージョナルセンターのコーディネーターにその旨
伝えて欲しいとの事でした。

*サンデーブランチ交流会*
3月5日(日)に成人部初の企画として、ダウンタウンのBorder Grill
レストランでサンデーブランチを楽しみながらの交流会を行いました。
前日にミニチュアゴルフのイベントがあった為か、こちらも5組6名の
少人数でのブランチ交流会となりましたが、大勢の前では聞けないような
内容の質問や話題であっと言う間に2時間が経ち、ブランチタイム
終了となってしまいました。

今後も、もっと違った場所でのブランチ交流会を企画してみたい
と思いますので、お勧めの場所がありましたら、是非、成人部まで
情報提供お願いします。

*Exceptional Children’s Foundation (ECF) の見学会のお知らせ*
来る4月24日(月)に、一昨年秋に見学会を行いました
ECFの新しい作業所の見学会を行います。

日時:4月24日 午前9時40分集合、午前10時よりツアー開始
場所: 420 E. Hyde Park Boulevard, Inglewood, CA  90302
Web site: http://www.ecf.net/adults/exceptional-works/

参加ご希望の方は4月15日までに、真野までご連絡下さい。

(報告:真野)

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9.●《JSPACC JAPAN活動報告》●

※サンクステンプ株式会社(障がい者雇用促進研究所)
よこはま夢工房見学報告書

日時:2017年2月16日木曜日10:00AM~12:00PM
場所:サンクステンプ株式会社 よこはま夢工房(クッキー工房)
https://www.thankstemp.co.j
住所:〒232-0024 横浜市南区浦舟町3-46
浦舟複合福祉施設1階
Tel: 045-261-3315
Fax: 045-264-1238
出席者:アッシュモア広美、アッシュモアエレナ、吉山るり子、
吉山マリヤ、吉山大翔
説明者(敬称略):
中村淳(代表取締役社長)
小宮山晶子(経営管理本部広報担当)
小熊氏(よこはま夢工房担当者)

2月16日京急黄金町駅でサンクステンプ社の小宮山晶子さんが
出迎えて下さりサンクステンプ株式会社よこはま夢工房へ
と向かいました。到着後、ミーティングルームにて、
中村淳代表取締役とよこはま夢工房の小熊担当者から説明を
いただきました。中村さんは1月21日に開催された野沢和弘氏
講演に日本から同行されたメンバーのおひとりです。アッシュモア
広美さんからの紹介でこの度の見学となりました。

サンクステンプ株式会社(障がい者雇用促進研究所)は、障がい者
雇用促進を目的として設立された総合人材サービス企業
「テンプホールディングス株式会社」のグループ会社、創立25年目の
特例子会社です。グループ会社は90社で日本でも最大規模の特例
子会社です。社員数200名のうち9割が障がい者手帳所持で、うち6割が
知的障がいを持った社員が活躍しています。この度訪問した
よこはま夢工房は旧横浜市立病院のビルディングを使用、11年前に
テンプスタッフが入所、2006年月によこはま夢工房を設立しました。
現在81名を雇用しており、そのうちの74名が障がい者で、またそのうちの
71名が知的障がい者だそうです。知的障がい者の程度の判定を質問しました。
療育手帳のB2保持者がほとんどですが、A2保持者が数人いるとの事です。
神奈川県の障がいの程度は重い方からA1,A2,B1,B2と判定を受けます。
ちなみに吉山家の大翔はB1の判定を受けております。
特例子会社で就職するのは、ハイファンクションの方々が多いと
聞いていた中、A2判定の方々が就職していることは福音だと思いました。
特別支援高校2年から実習を体験し入所するパターンが多いそうですが、
就労支援で移行してくる方もいるという事です。

小熊さんの案内で夢工房のクッキー製造の見学ツアーをしてきました。
異物混入を避けるため、念入りな身体チェックを施しました。体を
すっぽり包む白衣、キャップ、マスクをし、粘着テープローラーで
服についているあらゆるごみを取ります。さらにバキュームで体中の
ごみを吸い取ります。爪の間のブラッシングや消毒手洗いもします。
いよいよ、工房に入る時には、各部屋入り口に粘着テープシートが
敷かれており、その上を歩いて靴の裏のごみを取り除きます。
厳重な体制です。製造の工程は、ミキシング、成型、焼成、検品、包装、
梱包、作業服の洗濯アイロンがけと全ての作業を行います。
働いている方々の特性を生かしたところに配属されるそうですが、
検品担当はほとんどの方が自閉症の方々だと聞きなるほどと思いました。
普通の人には見えないような異物混入や細かい違いに気が付くと言われ、
それぞれの特性を生かした配属がある事は素晴らしいことだと思いました。
付加価値を求め常に新しい部門を開発しておられ、コラボレーションクッキー、
定番ギフト、イベントギフト、ハロウィンギフト、設立10周年記念
商品クッキー作成も力を入れておられました。新サービスとして希望の
イラスト画像をクッキーに印刷するカスタマイズ商品も開発されました。
新しいことへのチャレンジは、利用者の方々のモチベーションもアップするので、
お菓子コンクールなどにも応募していくとの事でした。

見学後、出来立ての美味しいクッキーをいただきながら中村さん、
小熊さん、小宮山さんと懇談会を開いていただきました。中村代表
取締役のお話は大変興味深くお時間が足りないくらいでした。中村さんは
福祉とは全くかかわりはなかったそうですが、学習障害の甥と車いすの
高齢の親戚がおられ、サンクステンプ入社時から制約のある人達のニーズに
こたえるような仕事をしたいと思っていたそうです。ハローワークも障がい者の
雇用をヘルプしていますが、担当者が少ないので情報のマッチングが
出来ていない状態だそうです。サンクステンプは、障がい者雇用を広げる。
育む。のスローガンで、1994年に特例子会社として認定され、障がい者
雇用アップのために多様な業務展開しています。事業内容として、
事務支援センター(データ入刀・集計・筆耕サービス・名刺点字名刺作成)
サプライセンター(梱包・発送業務・印刷・DM発送)オフィスサービス
センター(サンクスカフェ・リフレッシュルーム・シュレッダーサービス・
オフィス清掃)人材開発室(中新パソコンスクール・就労準備研修/講習会)
よこはま夢工房(クッキー製造)保険事業部(保険代理店業務)があります。

中村さんは第1号職場適応援助者(ジョブコーチ)の資格も持っておられます。
障がい者の就職継続の重要性、福祉サービスを受けている人たちを納税者
に変えたい、就労している方々を一般雇用にしたい、そのためのジョブコーチの
必要性、企業側への支援の必要性など中村さんのあつい思いを語っていただきました。
サンクステンプの特例子会社に働く利用者の中には10年以上働いている方々も
おられ、彼らの定年後のケアーを考える必要が出てきたこと、グループホームと
連結した将来を考える時期に来たことを話されました。親亡き後の障がい者達の
将来のケアーについても見通しておられ、雇う側も雇われる側も関係者が幸せに
なる事を訴えておられる中村さんのお話に大変感動しました。
帰りにはカスタマイズ商品JSPACCのロゴ入りのクッキー(JSPACCカラーの青と
黄色のリボンで飾られていました!)をお土産にいただき、夢工房の皆様の
温かい気持ちに包まれてとても嬉しい気持ちで帰ってきました。

報告:吉山るり子
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※世界ダウン症の日キックオフイベント
2/18(土)に、3/21世界ダウン症の日キックオフイベントが、東京の
大正大学にて開催されました。そのイベントに、アッシュモア英玲奈さんが
招かれ、スピーチ、ダンスと自作の詩を披露されました。
英玲奈さんのダンスからは、障がいの有無に関係なく、1人の人間として
自由に人生を楽しんでいる彼女の生き方が、リズムと共に華やかに伝わってきて、
会場がカリフォルニアの爽やかな空気につつまれたようでした。
参加した私の知り合いは、アメリカでは先ず1人の大人として接する、
ということが伝わり、英玲奈さんはとても大人に感じられた、とおっしゃいました。
英玲奈さんのドラマを、日本でも見ることが出来るようになる、と発表され、
会場は盛り上がりました。

報告:石村由美子
________________

※3月活動予定
ポトラック交流会
日時:3月19日(日) 13:00PM〜
場所:川崎の吉山自宅にて

※4月活動予定
日時:4月2日(日)13:00PM~
場所:中目黒の長谷川さんの自宅マンション屋上にて

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10.●《Buddy Program 参加者募集のおしらせ》●

Buddy Programとは、Rising Stars Youth Leadership Program
(日系社会における将来のリーダーの育成を目的として
2003年度より毎年秋ー春に行われている高校生研修プログラム)を
通して得たリーダーシップスキルを使ってコミュニティーに
貢献したいという願いのもと、親の会のサポートをされている
南カリフォルニア大学Barbara Wheeler準教授の提案により、
2008年1月から始まったプログラムです。

イベントではJSPACCの子供達がRising Stars Youth Leadership
ProgramのAlumniのメンバーと一緒にペアを組み、様々な活動に
取り組むというものです。Alumniは高校生以上です。

親や兄弟、姉妹とは違う時間の過ごし方になり、子供さんが
社会性を学ぶいいチャンスになり、回を重ね、Buddyと会うことを
楽しみにしてくれる子供さんも増えています。ぜひ参加ください。

このBuddy Programは事前申し込み登録が必要になります。
親御さんも必ず一緒にご参加下さい。
小学校3.4年生のお子さんから参加できます。
御質問がある方は役員または下記まで、ご連絡ください。

お申し込みは下記まで
尾崎よしみ umako@hotmail.com
池内和世 kazuyikeuc394you@yahoo.co.jp

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11.●《シブリング会便り》●

2/19にシブリングバレンタイン企画ピクニック&BBQは雨のため、
残念ながら中止とさせて頂きました。

今年たくさんのご家族から参加のご連絡を頂いておりましたが、
来年是非企画したいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します!

4/23に中高生のシブリングを対象にした、英語でのワークショップを
行います。詳細は会員MLで案内致します。

このようなシブリング会の企画は、シブリング会員以外の
シブリング達にも参加して頂けるように企画していますので、
是非、多くのシブリング達に参加して頂きたいと思います。

ウイッシングゆかり

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12.●《シブリング会会員募集のお知らせ》●

JSPACCシブリング会では、会員を大々的に募集しております。

ハンデイのある兄弟姉妹を持つシブリングたちのサポート、親睦、
リーダーシップ育成を目的として結成しました。色々な活動を
通して友情も芽生えています。

シブリングたちがJSPACCからの将来のライジングスターとして
健やかに活躍できるように、彼らの心身のサポートを心より願って
おります。

質問、参加されたい方は、下記のメンバーに連絡をお願いします。

オレンジ地区:  ウイッシングゆかり yukariimura@yahoo.co.jp
池内和世 kazuyikeuc394you@yahoo.co.jp
松下ゆき代 yukiyo92660@yahoo.co.jp
サウスベイ・ウエスト地区: 藤田まゆみ corneliusmm@hotmail.com
北部東部地区: 尾崎よしみ umako@hotmail.com

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13.●《“専門家に聞きました”からのお知らせ》●

2010年より、奈良教育大学の根來秀樹先生のご好意により
始まりました、「専門家に聞きました」コーナーですが、
この度、一旦休止させていただくこととなりました。
奈良教育大学の根来先生、スピーチセラピストの中溝先生、
ソーシャルワーカーの有馬先生、そして横浜国立大学の
渡部先生には会員からの質問にいつもご丁寧にお答え
いただき、心より感謝いたします。
皆様、今までの相談内容は会のホームページにて
ご紹介させて頂いておりますので、是非ご覧ください。
今までどうもありがとうございました。

コーナー担当:磯崎
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14.●《新会員の方のご紹介》●

平松央さん Rancho Palos Verdes

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15.●《我が家からのニュース》●

「世界ダウン症の日キックオフイベント」に参加して

去る2月18日(土曜日)東京西巣鴨にある大正大学にて
行われた日本ダウン症協会(JDS)主催の
「世界ダウン症の日・キックオフイベント」
で娘英玲奈が英語のスピーチをさせて頂きました。
通訳は元テレビ朝日リポーターの龍園愛梨さんで
Born This Wayの日本での放送にご尽力下さった方です。

500人の参加者の見守る中、はじめはアコーディオン奏者の
鵜飼友郎さん(23歳)の演奏で始まり、ご来賓の方々のご挨拶、
表彰式に続き「Born This Way」のプロモーション映像が流れました。
その暗転の中でLady GAGAの「Born This Way」の曲に乗っていつもの
ノリノリの踊りをちょっと披露して、檀上へ。総合司会のフジテレビの
笠井アナウンサーと対等に話をして(日本のTVを見ないのでどんな
有名な方を知らぬが仏)なかなか堂々とした娘の姿にホロっと
してしまいました。そしていよいよスピーチ。始めに自作の詩
「Sunflower」を本人がどうしても日本語で言いたい、といういうので
日本語で練習させていましたが、どう聞いても日本語には
聞き取れないため、龍園さんにも日本語で同時に言って頂きました。
そこから身振り手振り、アクション、感情入りのスピーチをして、
最後は「Finding my Path」という詩でしめくくりました。

その後、ついにAmeba TVというインターネットTVで
「Born This Way-Season 1」が配信されるという嬉しいNews、
続いて世界ダウン症の日の世界大会に日本代表としてUNでスピーチを
英玲奈がさせて頂く事の発表があり、本人も興奮していました。

スピーチの後には、JDSのアピール文(以下)を子供達が読み上げました。

みなさん聞いてください
私たちの話を
私たちの気持ちを
私たちはみんなと仲良くくらしたいです
私たちはみんあと一緒にくらしたいです
私たちはみんなと幸せにくらしたいです

第2部はシブリング2人によるトークセッション
そしてダウン症のお子さんを持つ3人の歌手による
歌のパーフォーマンスと子供達のダンスが披露されました。

英玲奈が生まれてから30年経った日本のダウン症を取り巻く環境は、
大きく変わってきた事を目の当たりにしてとても嬉しく、成人からの
サービス、日本の医療保険制度、障がい者福祉年金を考えると
日本は決して劣っていない、と誇らしくも思いました。
日本ダウン症協会をはじめとする様々な支援グループは一団となって
素晴らしい活動をしています。沢山の障がいを持った方達が
自分らしく社会に受け入られるように、親たちは本当に頑張っています。
日本の早期療育、学校制度、障がい者の権利、自己擁護の確率など
まだまだ改善点は多いのですが、自分らしさ、みんな違っていて良い、
という風潮が認められつつある日本に大いに期待したいと思いました。
最後になりましたが、お忙しい中応援に駆けつけてくださった
JSPACC Japanの吉山さん親子、木村さん親子、石村さん、長谷川さんに
感謝しております。ありがとうございました。

(報告:アッシュモア広美)

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16.●《今後の予定》●

3月18日(土)月例会
3月19日(日)JPSACC JAPAN 3月交流会
4月2日(日)JSPACC JAPAN 4月交流会
4月15日(土)月例会
4月24日(月)成人部主催ECF見学会
4月30日(日)NYABCバスケットポールキャンプ
5月7日(日)NYABCバスケットボールキャンプ
5月20日(土)月例会
5月6日(土)MK部太鼓パフォーマンス
6月17日(土)月例会

*日時、内容が変更する場合もございますので、
JSPACC ML等でご確認下さい。

また、イベントによっては定員に満たしている場合も
ありますので各イベントの担当者にご確認下さい。

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編集 yamamoto, atsuko

2017-03-19 | Posted in ニュースレター